まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

遊郭跡と柳生橋駅

2010-08-08 02:53:04 | 風景
名鉄蒲郡線から戻り、豊橋駅に着いたらそのまま豊橋鉄道に乗る。二駅だけ乗って小池で下車。
駅から数分歩いたところに遊郭跡のまちがあるのだ。
そのエリアへ至る道すがら、こんなタイルが出迎えてくれた。きれいな水色!
お風呂屋さんの浴槽みたい。


もう日没間近。
このあたりのはずなのだが、、、新しい住宅が目につく。もうだいぶ建て替えが進んだのかな。。。
ある一角に、入口に破風を持つ木造二階建ての建物が集まっていた。あぁ少し残っているな。
モルタル塗りの建物もあった。このあたりが一番中心部だったのだろう。




欄間や軒下の装飾などやはり凝っている。
例に漏れず今は普通に人が住まわれているので、さらっと見るだけにしよう。
今やすっかり新しい住宅に圧され、一見場違いなその種の建築はもう数えるほどである。


さてここから歩いて戻りつつ、豊橋鉄道の柳生橋駅を見に行こう。
歩いていると、前日から関東へ出かけ今帰途についているyumeさんからメールが入った。
yumeさんの乗った東海道線の電車は事故か何かのため豊橋の数駅西側あたりで立ち往生して
いるらしく、今日中に帰れるかなぁ、と。大変だぁ。

夕闇迫るころ柳生橋駅が目の前に現れた。うわぁ。。。素敵。
入口は今は閉ざされている。附属のトイレからアーチ形の光が漏れる。


裏に回ると物置のようになっていて、道具にまぎれて「柳生橋駅」の駅名看板が・・・

ところで今回唯一失敗したことは、カメラの充電器を忘れてきたこと。
1日目の夕方にしてすでに電池の残量が1になっている。。。やばいなぁ~

ホーム側に回るともう一度感激!うぉ~~っ


なんと心にしみる駅だろう・・・まるで映画の1シーンみたいだ。。。


建物が古くて立派なだけじゃない。乗客が少ないだけじゃない。田舎なだけじゃない。
出札窓口、伝言板、鏡、ベンチ、広告、、、すべてが、時を止められたかのようだ。
それでいて、人の温かさを感じる。




こんな味のある伝言板。


日付はちゃんと合っている。毎日メンテナンスされているのだ。
伝言も6時間経ったらちゃんと消しているのだろう。


さっき豊橋から乗って通過してきたはずなのに。おそらく白昼に見たら印象がだいぶ
違っていたんだろう。このルートは正解だった。トワイライトの絶大な効果を差し引いたと
しても、ここは私のお気に入り駅ランキングのかなり上位に入ることは間違いない。


満足感で胸いっぱいのまま、北へ向かって10分ほど歩き、菊の湯へ。

携帯で探して画像は見てなかったのだが、昔ながらの店構えが目の前に現れ、よっしゃ、当たり!!
今日はついている。番台の脇が靴脱ぎになっている形式。3枚羽の天井扇、木の扉のロッカー、
丸カゴ、、、レトロな脱衣所。小さな男の子が「こんばんは」と言ってくれた。

あぁ、さっぱりした~~。今日は豊川泊。

続く

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