去年伊豆半島の松崎へ行ったときのことを。(このときはまだ東京住まいだった)
一昨年行った下田も遠かったが、松崎は伊豆半島の西側の先端付近にありさらに遠い。
三島から伊豆箱根鉄道駿豆線で修善寺まで行って、バスに乗り換えて1時間半かかる。
東京発でもなかなか遠くてこれまで二の足を踏んでしまっていた。。。関西からだとなおさら遠いので
まぁ東京にいる間に思い切って行っておいてよかった。
朝イチに家を出て昼すぎに松崎に着く計画だったのに、寝坊した・・・(爆)
結局バスで松崎に着いたのは3時頃。。。宿に荷物を置いたらすぐ歩き出そう。
雨は上がったがまだすっきりしない天気で南国気分は感じられない。観光客もあまりいないな。。。
松崎は下田と同じくなまこ壁のまちなみで有名だ。そして漆喰鏝絵の名工、入江長八のふるさとでもある。
次々と現れる美しいなまこ壁の古民家やレトロな建物などに惹かれてどんどん歩いていく。
こちらの美形なまこ壁は中瀬家。公開建物なので明日見学に来よう。
向かいの元商店は小原邸(駿河屋)で、ここも妻壁一面なまこ壁。破風板までなまこになっている家が多く、
一枚目の写真のように屋根の勾配に合わせて並べたパターンと、ここのように四半貼りのパターンがある。
小原邸の裏側。
これは蔵だろうか。奥にも二階建ての建物が。すべての建物がこの幾何学模様でトータルコーディネートされていて壮観!
・・・しかしさらに美しい建物がこの先まだまだ出てくるのだ。
那賀川を渡る。海が近いので運河の雰囲気だ。
ときわ大橋を渡ったところの古民家もユニーク。妻壁にこんなアーチ窓が開けられている。
立派な門に小さな唐破風がついた玄関まわり。医者っぽい雰囲気だな。
玄関の両脇にもアーチ窓。
よく見ると唐破風の下に波濤をデザインした鏝絵があった。小さいが立派だ。
那賀川越しに中瀬家を見る。
タイルのファサードは何屋さんだったのかな。
こちらの洋館風の建物は復元っぽいな??
ここは松崎のまちの中でも有数のなまこスポット、近藤邸。
おしゃれなお店かカフェに見えるが普通の住宅らしい。
ほらほら!奥深い敷地に建てられた建物が横の路地からよく見える。
この路地は「なまこ壁通り」と呼ばれていて松崎一の「映えスポット」である。
近藤邸は、薬学の世界で最高権威と言われる近藤平三郎の生家らしい。アルカロイドの研究で功績を残し、
世界で初めて麻酔を作ったり(?)して文化勲章を受章した人。知らなかったな(汗)
洋館も併設されているが、公開はされていないようだ。
なまこ壁の民家は他にもいくつも見つかる。
こちらの美しい邸宅風の建物は、旅館、山光荘。
内部には伊豆の長八の作品がいくつもあるそうな。また、つげ義春が宿泊し、ここをモデルに漫画「長八の宿」を
描いたのだという。
当然だが宿泊者以外は立入禁止。あぁここに泊まりたかった~~!門の外から指をくわえて眺めるばかり。。。
その向かいにある伊豆文邸。こちらもまた美しい商家建築。このときは閉まっていたが、翌日見学できたので
また別記事で紹介しよう。
次から次へと出てくる素晴らしいなまこ壁の建物に感嘆、感嘆!!
ほんとに、1軒の家のトータルコーディネートどころか、まち全体がトータルコーディネートされていたのだ。
これでも減ってしまっているだろうが、元はどんなに見事な景観だっただろう。。。
続く。
一昨年行った下田も遠かったが、松崎は伊豆半島の西側の先端付近にありさらに遠い。
三島から伊豆箱根鉄道駿豆線で修善寺まで行って、バスに乗り換えて1時間半かかる。
東京発でもなかなか遠くてこれまで二の足を踏んでしまっていた。。。関西からだとなおさら遠いので
まぁ東京にいる間に思い切って行っておいてよかった。
朝イチに家を出て昼すぎに松崎に着く計画だったのに、寝坊した・・・(爆)
結局バスで松崎に着いたのは3時頃。。。宿に荷物を置いたらすぐ歩き出そう。
雨は上がったがまだすっきりしない天気で南国気分は感じられない。観光客もあまりいないな。。。
松崎は下田と同じくなまこ壁のまちなみで有名だ。そして漆喰鏝絵の名工、入江長八のふるさとでもある。
次々と現れる美しいなまこ壁の古民家やレトロな建物などに惹かれてどんどん歩いていく。
こちらの美形なまこ壁は中瀬家。公開建物なので明日見学に来よう。
向かいの元商店は小原邸(駿河屋)で、ここも妻壁一面なまこ壁。破風板までなまこになっている家が多く、
一枚目の写真のように屋根の勾配に合わせて並べたパターンと、ここのように四半貼りのパターンがある。
小原邸の裏側。
これは蔵だろうか。奥にも二階建ての建物が。すべての建物がこの幾何学模様でトータルコーディネートされていて壮観!
・・・しかしさらに美しい建物がこの先まだまだ出てくるのだ。
那賀川を渡る。海が近いので運河の雰囲気だ。
ときわ大橋を渡ったところの古民家もユニーク。妻壁にこんなアーチ窓が開けられている。
立派な門に小さな唐破風がついた玄関まわり。医者っぽい雰囲気だな。
玄関の両脇にもアーチ窓。
よく見ると唐破風の下に波濤をデザインした鏝絵があった。小さいが立派だ。
那賀川越しに中瀬家を見る。
タイルのファサードは何屋さんだったのかな。
こちらの洋館風の建物は復元っぽいな??
ここは松崎のまちの中でも有数のなまこスポット、近藤邸。
おしゃれなお店かカフェに見えるが普通の住宅らしい。
ほらほら!奥深い敷地に建てられた建物が横の路地からよく見える。
この路地は「なまこ壁通り」と呼ばれていて松崎一の「映えスポット」である。
近藤邸は、薬学の世界で最高権威と言われる近藤平三郎の生家らしい。アルカロイドの研究で功績を残し、
世界で初めて麻酔を作ったり(?)して文化勲章を受章した人。知らなかったな(汗)
洋館も併設されているが、公開はされていないようだ。
なまこ壁の民家は他にもいくつも見つかる。
こちらの美しい邸宅風の建物は、旅館、山光荘。
内部には伊豆の長八の作品がいくつもあるそうな。また、つげ義春が宿泊し、ここをモデルに漫画「長八の宿」を
描いたのだという。
当然だが宿泊者以外は立入禁止。あぁここに泊まりたかった~~!門の外から指をくわえて眺めるばかり。。。
その向かいにある伊豆文邸。こちらもまた美しい商家建築。このときは閉まっていたが、翌日見学できたので
また別記事で紹介しよう。
次から次へと出てくる素晴らしいなまこ壁の建物に感嘆、感嘆!!
ほんとに、1軒の家のトータルコーディネートどころか、まち全体がトータルコーディネートされていたのだ。
これでも減ってしまっているだろうが、元はどんなに見事な景観だっただろう。。。
続く。
サミット用にでしょうか、町のあちこちでなまこ壁を作る左官さんの姿が見られました。伊豆大島の30度のなまこ壁は、ここにはなかったですね。すべてのレベルが完璧で高かったです。
長八の宿も見学されたのですね。いいですね~~
当時は今よりもっと多くのなまこ壁が残っていたのでしょうか。