まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

中播磨の旅 ~船から男鹿島を見る

2014-04-03 00:00:56 | 風景
中播磨の旅 続き。

坊勢島の奈座港から姫路行きの船に乗る。家島の網手から来た船と違って、今度は船室もある
小ぎれいな船(笑)。でもやっぱりデッキの席へ。




実は私は採石場のある男鹿(たんが)島に行きたかった。男鹿島へのアクセスは、
坊勢島と姫路港を結ぶ船の一部が途中の男鹿島に立ち寄るのだが、寄港便は1日4便しかなく、
その他は直行便である。
昨日雨が降っていなければ、昨日の夕方のうちに家島を散策し、今日は朝から坊勢島を歩き、
午後から男鹿島を巡ることもできたのだが、、、次の寄港便は2時間後。採石場で日が暮れたら
怖いしなぁ。。。仕方ない、今回は窓からの眺めでガマンするとしよう。。。


緑に覆われた他の小島と比べて男鹿島は遠くから見てもその異様さが際立っている。


黄色い岩肌がむき出しになり、スカイラインは不自然な形となっている。
生々しい削り跡、重機、土砂の山、、、船が徐々に近づくにつれ、採石場の状況がくっきりと
見えてくる。島のこちら側半分はほとんど削り取られてしまったようだ。


痛々しく見えるが、ここから切り出された石が家島諸島の経済を支えてきたのだ。
幕末頃に港湾整備のために家島諸島の石が着目され、以降各地の土木事業に大量の石材が
使われてきたという。

アイランドハウスいえしまの庭から見えた西島も、同じように採石場があるが
そちらはさらにアクセスが悪く、定期航路はないようだ。

船が男鹿島の真横を通り過ぎるとき、普通の島のように緑をまとった姿を一瞬見せた。
ところがなんと、島の裏側もまたざっくりとえぐり取られているではないか!

男鹿島はこんなにも痛々しい姿をさらしているが、それでもここには人が住み、小学校もあると
いうのだから驚く。海水浴場があり宿もあるらしく、私の知り合いは日帰りで海水浴に来て
バーベキューを楽しんだとか。
私も今度は夏に来て、海で遊んで石切場を見てから坊勢島へ渡り、乱菊すしでハモのフルコースを
食べようっと!!

赤穂、網干、相生・・・播磨灘に面した工業地帯の煙突を遠く望みながら、船は一路姫路を目指す。




姫路、飾磨港に入港。楽しい船旅もこれで終わり。
お天気がよければ船窓からの眺めは飽きることがないなぁ。


来るときは飾磨駅から歩いて、途中で時間がなくなってバタバタ駆け込んだ姫路ポートセンター。
帰りはタクシーでぴゅっと飾磨駅まで。あ~楽ち~ん。

日暮れまでまだ時間があるので、ちょっと網干へ出て建築を見よう。

続く。

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4 コメント

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Unknown (mayumama)
2014-04-06 22:07:40
島を巡る船旅、楽しそうですね!
知らない島がいっぱいで、それぞれみどころあって
おもしろそうです。
一日に2島とかはしごもできるんですね。
海の幸も豊富なのもいいなあと・・
また機会あれば行ってみたいです。
返信する
mayumamaさん、 (ぷにょ)
2014-04-09 00:43:45
瀬戸内海の島は無数にありますよね。
行けばとっても魅力的なんでしょうが、あまり知らないし
なかなか行く機会がありません。
家島諸島は大阪からも近いし行きやすい穴場だと思います。
是非行ってみてくださいね!
返信する
Unknown (yume)
2014-04-16 14:31:33
私も男鹿島が心残りです。
是非、ハモ&男鹿島 計画しましょ!!
返信する
yumeさん、 (ぷにょ)
2014-04-17 00:07:12
ハモ食べたいですね~
早めに計画しましょうね!!
返信する

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