鵜方から宇治山田に移動。宇治山田駅は前から見たいと思っていた近代建築駅舎。
かなり大きく、背も高いのに驚かされる。上野駅か神戸駅か、というくらい立派!
この駅は高架駅であり3階部分がホーム、改札が2階、中央部の待合ホールは
2層分吹抜けになっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/9d/00f326a2238520cd498de6e1faaa9631.jpg)
参宮急行電鉄の終着駅として1931(昭和6)年に開業。久野節設計、国の
登録有形文化財に指定されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/31/a7e4b72c6bdf615e0179a0e41777a4dd.jpg)
クリーム色のタイルとテラコッタで覆われた砦のような駅舎は、伊勢神宮外宮の
玄関口にふさわしい堂々たる風貌だ。
赤いS字瓦が載っているのはオリジナルの姿なのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/85/05e2ad9858efda21509db1ba53a6bafa.jpg)
宇治山田から歩いて10分かからないところに伊勢市駅はある。JRと近鉄の駅が
一体化しているが、跨線橋を見てもわかる通り南側の駅舎はJRのものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/4a/a2984e86eea956923a1eab581b8fdaeb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/a4/f04c8f370c00eb6b9858ba0815415ae9.jpg)
JRはこちらが伊勢神宮外宮の最寄駅であり、JRと近鉄の間には車両基地があって
駅の規模は宇治山田よりむしろこちらの方が大きいが、駅舎は打って変わって
おとなしい佇まい。今は閉ざされた窓口は貨物扱い用だったのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c6/17bc86f763c4bed16856ca0bad5ce55f.jpg)
しかし私はこういう謙虚で質実な駅が結構好きだ。
北側にある近鉄の駅舎は、伊勢神宮とは無関係と言わんばかりの小ささ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/7c/d6e4c539c8ca79c3a3e24bda636b0736.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/da/81f273ef3677c097a7a05c2c03c24057.jpg)
さてここから20分くらいか、比較的区画の揃った住宅地を抜けるとJR参宮線の
山田上口駅がある。
伊勢市からひと駅、ここはさらにのどかささえ漂うローカル線の駅。
うわぁ、いいなぁ。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/49/61961bccda43403f3a26768375c9ed31.jpg)
ちょうど伊勢市へ戻る列車が行ったところ。高校生のカップルだけが
反対方面行きの列車を待っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/56/a9dbd072e41adc85a760196b18b8b680.jpg)
跨線橋に上って見下ろすと、この駅がそれほど小さくないことが分かる。
元は側線が広がっていたであろう大きな空地が、上りホームと駅北側の工場との
間に横たわっており、工場への引込線もあったことをうかがわせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/27/23873950dfed969f161cba663d0b9cfb.jpg)
ほどなくしてやってきた1両だけのディーゼル車がカップルを乗せて、
う~んとうなりながらホームを離れていくと、それを待っていたかのように
作業着の人が数人現れた。屋根を見上げたり図面を見たりしている。
何だろう。建て替えじゃあるまいな。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/a1/3f7ed50303ab0a1af23229de92c49045.jpg)
駅前からまっすぐ伸びるメインストリートが不思議だ。この駅舎のかわいらしい
外観に全く似つかわしくない、荘厳なクスの並木が続いているのだ。
まるでこの小さな駅舎が神のおわす神殿であり、そこへ向かう参道のようではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a2/aeb12991a82f166ec04b9e15d3bf07cf.jpg)
調べてみると、この駅の開業時の名は「筋向橋駅」といい、その名に負う筋向橋
一帯は、伊勢神宮参詣の街道が交わる交易拠点として栄えた地であったらしい。
なるほど言われてみれば駅前ストリートに面して料亭らしい建物も見える。
駅の北側の横浜ゴムの巨大な工場は今も稼働しているが、モスリン工場
などもあり、この静かな駅もかつては工場労働者や貨物などで相当
混雑したという。
駅前のクス並木は、終戦後朝鮮人が帰還記念として植樹したものだそうだ。
今では寂しいローカル駅となっている山田上口駅の歴史をもの言わず語りかけている。
かなり大きく、背も高いのに驚かされる。上野駅か神戸駅か、というくらい立派!
この駅は高架駅であり3階部分がホーム、改札が2階、中央部の待合ホールは
2層分吹抜けになっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/9d/00f326a2238520cd498de6e1faaa9631.jpg)
参宮急行電鉄の終着駅として1931(昭和6)年に開業。久野節設計、国の
登録有形文化財に指定されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/31/a7e4b72c6bdf615e0179a0e41777a4dd.jpg)
クリーム色のタイルとテラコッタで覆われた砦のような駅舎は、伊勢神宮外宮の
玄関口にふさわしい堂々たる風貌だ。
赤いS字瓦が載っているのはオリジナルの姿なのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/85/05e2ad9858efda21509db1ba53a6bafa.jpg)
宇治山田から歩いて10分かからないところに伊勢市駅はある。JRと近鉄の駅が
一体化しているが、跨線橋を見てもわかる通り南側の駅舎はJRのものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/4a/a2984e86eea956923a1eab581b8fdaeb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/a4/f04c8f370c00eb6b9858ba0815415ae9.jpg)
JRはこちらが伊勢神宮外宮の最寄駅であり、JRと近鉄の間には車両基地があって
駅の規模は宇治山田よりむしろこちらの方が大きいが、駅舎は打って変わって
おとなしい佇まい。今は閉ざされた窓口は貨物扱い用だったのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c6/17bc86f763c4bed16856ca0bad5ce55f.jpg)
しかし私はこういう謙虚で質実な駅が結構好きだ。
北側にある近鉄の駅舎は、伊勢神宮とは無関係と言わんばかりの小ささ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/7c/d6e4c539c8ca79c3a3e24bda636b0736.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/da/81f273ef3677c097a7a05c2c03c24057.jpg)
さてここから20分くらいか、比較的区画の揃った住宅地を抜けるとJR参宮線の
山田上口駅がある。
伊勢市からひと駅、ここはさらにのどかささえ漂うローカル線の駅。
うわぁ、いいなぁ。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/49/61961bccda43403f3a26768375c9ed31.jpg)
ちょうど伊勢市へ戻る列車が行ったところ。高校生のカップルだけが
反対方面行きの列車を待っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/56/a9dbd072e41adc85a760196b18b8b680.jpg)
跨線橋に上って見下ろすと、この駅がそれほど小さくないことが分かる。
元は側線が広がっていたであろう大きな空地が、上りホームと駅北側の工場との
間に横たわっており、工場への引込線もあったことをうかがわせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/27/23873950dfed969f161cba663d0b9cfb.jpg)
ほどなくしてやってきた1両だけのディーゼル車がカップルを乗せて、
う~んとうなりながらホームを離れていくと、それを待っていたかのように
作業着の人が数人現れた。屋根を見上げたり図面を見たりしている。
何だろう。建て替えじゃあるまいな。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/a1/3f7ed50303ab0a1af23229de92c49045.jpg)
駅前からまっすぐ伸びるメインストリートが不思議だ。この駅舎のかわいらしい
外観に全く似つかわしくない、荘厳なクスの並木が続いているのだ。
まるでこの小さな駅舎が神のおわす神殿であり、そこへ向かう参道のようではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a2/aeb12991a82f166ec04b9e15d3bf07cf.jpg)
調べてみると、この駅の開業時の名は「筋向橋駅」といい、その名に負う筋向橋
一帯は、伊勢神宮参詣の街道が交わる交易拠点として栄えた地であったらしい。
なるほど言われてみれば駅前ストリートに面して料亭らしい建物も見える。
駅の北側の横浜ゴムの巨大な工場は今も稼働しているが、モスリン工場
などもあり、この静かな駅もかつては工場労働者や貨物などで相当
混雑したという。
駅前のクス並木は、終戦後朝鮮人が帰還記念として植樹したものだそうだ。
今では寂しいローカル駅となっている山田上口駅の歴史をもの言わず語りかけている。
国鉄時代は、大阪・鳥羽間を急行が走っていた参宮線。名古屋・鳥羽間は近鉄との競合路線で、近鉄の独占状態が続いています。しかし、快速三重も昔は2両編成だったのが、今では4両編成になって盛り返しています。
しかし、単線・非電化は大きな壁となっています。
山田上口駅も昔は大きな駅だったんですよ~
伊勢市出身でいらっしゃいますか。
参宮線はこの日は山田上口駅しか訪れませんでしたが
他にも風情のある駅がいくつかあるようなので
次の18きっぷが始まったら行こうかと考えてます。
単線・非電化というのはローカル風情があっていいなぁと
思うのは外部の人間の勝手なんでしょうね・・・(苦笑)
山田上口駅の今の様子をみると栄えていた頃を想像するのは
難しいです。
これからもよろしくお願いします。
ありました。。(笑)
たくさん行っているとこんなものです。まだブログ記事にしているからいいもののしてなかったらわからないままです。折角のひとつひとつの訪問大切にしなくっちゃ。
ここの駅では、かなりの待ち時間があった記憶があります。食事をしようかと大通りにまで出てみましたが、それらしきはなくぼんやりと過ごしていました。駅周辺の状況も見ずに勿体ないことしました。
それより「近鉄宇治山田駅」は伊勢市駅から歩いて10分なんですか。。 それなら。。この春訪れてみよっかなぁ。
伊勢市駅もとんぼ返りだったので小さい駅に思えたのですが、こうして画像で見ると立派な駅なんですね。
つくづく観察力のなさを感じます。
近鉄から歩ける駅しか見れていません。
参宮線もまだ行っていないので今年の18きっぷで
行ってみようと思っています。
紀勢線も素朴でいい駅が多いですね。時間がかかる
所なので日帰りでは厳しいかなぁ・・・
本数が少ないところはどうしても移動の時刻が気になって
好奇心のおもむくままに動けないですよね~