まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

和田岬線沿線を歩く

2008-09-07 23:46:20 | 鉄道風景
昨日・今日とヴォーリズ建築の講演会と見学会に参加してきた。
その写真はまたゆっくり整理するとして・・・・
夕方三宮で解散後、和田岬線に乗りに行こうと思いついた。
以前にも乗ったことはあるのだが、日暮れまであと1時間半ほど、周辺を
ちょろっとうろつくのにはちょうどいい。

さて、17時15分の和田岬行きに乗ろうと兵庫駅の端っこのホームへ行ったところ、
車両の故障で25分ほど遅れるという。。。えっ!
迷わず改札へ行って外へ出してもらい、ちょっとうろつく。

兵庫駅を南へ出ると、線路沿いには運河を模したせせらぎがあり、その両側に
高層マンションがずらりと建っている。その横を西へ向かって歩いていくと、
ちょうど曲がって南下する和田岬線の線路に囲まれるように青々とした芝生の
広がる公園がある。
その一角に説明板があった。それによると、この一帯の土地は昔、国鉄兵庫貨物駅が
あった場所で、昭和59年に廃止されたという。ははぁ、なるほど。
うろついてよかった。

駅前のオブジェはすごくカッコイイ。

あっという間に終着駅。和田岬駅はやっぱり風情がある。
最終の兵庫行きが折り返し発車した。そう、今日の夕方はこの1本のみ。


商店街があったので歩いているとお風呂屋を発見!!うわ~なかなかいい感じ。


のれんをちろっとめくってみると、タイルタイル!!
ここで入ってしまおうか・・・いやしかし、歩き始めたばかりではないか。
もう打ち止め?ん~~それももったいない。日が暮れるまで歩いてから戻って
こようか。。。あぁ名残惜しいが、とにかくもう少し歩くことにしよう。


後ろ髪ひかれながら・・・・目的の一つ、和田岬線が兵庫運河を渡る橋を見に行く。
臨海部の貨物線にはよくあるように、ここも可動橋である。
四日市の末広橋は跳開橋、大阪の臨港貨物線にあった可動橋は昇開橋であったが、
これは旋回橋である。但し今は固定してあるので動かないらしい。
旋回橋は、鉄道橋ではないが天橋立にあるのを渡ったことがある。
人通りの絶えない観光地で、くるくる忙しく回る橋をそばで見ているだけで楽しいものだ。
この兵庫運河の橋も動くのを見てみたかったな。
うちの近所の安治川にも明治時代、安治川橋という旋回橋があったが、洪水の時に
材木等が引っかかって市内に危険が及んだため爆破されたという。


さて、線路を右に左に渡りながら北上。目指すは川崎重工への引き込み線の分岐部分。
もうだいぶ暗くなってきた。人通りの少ない工場地帯を歩くのはちょっと心細い。。。
あ、ここだ!


本線から分岐する部分にはロープ一本(笑)。
しかも引込線には踏み切りも何もなく、道路をそのまま横切って来る。


写真の右が和田岬方面へ行く線路である。


そして線路は川崎重工の敷地の奥まで引き込まれ、見えなくなっていた。
牽引用の機関車なのだろうか、一両だけ停まっていた。
ここで鉄道車両が製造されているのだ。


心細いことも忘れて写真をいっぱい撮っていると、もうとっぷりと日が暮れてきた(笑)。


兵庫駅までの道のりには古いフランス積みの煉瓦塀が残っていたり、貨物駅があった頃の
風景を彷彿させる。また、運河が駅のすぐそばまで入り込んで来て行き止まっている。
梅田入堀もこんな感じだったのかなぁ、などと頭の中で画像を合成したりしながら歩く。


短い時間の探索だったがなかなか楽しかった。
あ~おなかすいた!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« リスボン珈琲店 | トップ | 禁酒会館と葡萄 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
銭湯は・・・ (マユ35)
2008-09-11 20:51:39
和田岬駅横にある物件と記憶しますが・・・。以前にも書いたと思いますが、「汽車」の時は客車のデッキでぶら下がったものです。時折乗客が列車から落っこちて、駅で告知していたことがありました。
線路際の電柱に「昭和20年」と表記されているのを見て、恐らく戦災で燃えたあとに復旧されたものと推測しました。
返信する
そうです。 (ぷにょ)
2008-09-15 02:09:36
お風呂屋は駅すぐの商店街にありました。

汽車のデッキでぶらさがったり、時々落ちたり、、、、のどかな時代ですね。
「昭和20年」と書かれた柱がありましたか、気づきませんでした。
返信する

コメントを投稿

鉄道風景」カテゴリの最新記事