2009年の初夏、新潟県の浅草岳に登りに行った帰り道で出会った田んぼです。
前回はいつ頃田んぼシリーズを書いたっけと振り返ったら、2006年9月以来でした。
あれから幾度となくいろんな山に行って、その度に美しい田んぼに出会って、
たくさん写真を撮って来ました。
登山口は大抵山奥にありますから、田んぼのある人里辺りまで車で降りてくる頃には既に陽が傾いていて
せっかくの田園風景も日陰になってしまってあまりきれいに写せないことがほとんど。
日照の条件がよくても、背景が針葉樹の植林になっていたり、電線がやたらといっぱい入ってしまったり
あくまで登山帰りの道の途中で寄り道してのことなので、たいした写真はありません。
写真の数は少ないけれど、記憶の中にはいくつもの美しい田園風景が残っています。
田んぼ、大好き。 眺めていると癒される。
越後三山と田んぼ
越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山がよく見える場所。国道の途中にあるコンビニの駐車場です。
八海山
越後駒ヶ岳/中ノ岳
なんて贅沢な眺めなのかしら…
田んぼがあって、山があって。
あそこに見えている住宅のどこかに住みたい。
夏の夕暮れには蛙の鳴き声が響き渡ってうるさいくらいなんだろうな
きっと夜には 山の方から虫の声も聴こえてくるんだ
家の明かり、星空、山の影、空気のにおい。みんなの歌声。
わたしが今いる場所から見えるのは空を隠す高層マンション、冷たいアスファルト。
蛙の生きる場所はなく 虫が鳴くのは、家の庭。 山も森も田んぼもないところ。
夜空を駆ける飛行機のエンジン音。 今夜も遠くで車の走る音が聞こえる。
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