The Society of Psychiatry and Neurology 精神神経学会

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血液がん悪化の遺伝子を特定=2疾患で共通―名大、京大など

2013-07-09 00:13:32 | がん
時事通信 7月8日(月)2時5分配信
 数万人の患者がいると推定される血液がん「骨髄異形成症候群」と、子どもにまれにみられる白血病「若年性骨髄単球性白血病」の悪化に関わる共通の遺伝子を発見したと、東京大、名古屋大、京都大のグループが発表した。7日付の米科学誌ネイチャージェネティクスに論文が掲載された。
 問題の遺伝子に変異が起きたと分かった段階で骨髄移植に踏み切るなど、治療方針の決定に役立つ可能性があるという。
 研究チームは両疾患の患者の遺伝子を解析。既に分かっている特定の原因遺伝子がそれぞれ変異して症状が表れた後、さらにSETBP1という遺伝子に変異が生じることで悪化に至るとみられることを突き止めた。
 研究チームによると、骨髄異形成症候群では正常な血液細胞がつくられず感染症にかかりやすいなどの症状が、SETBP1の変異が起きると急性白血病に移行。若年性骨髄単球性白血病の患者に変異が起きると、生存率が低下するとみられる。SETBP1は血液をつくる造血幹細胞の増殖に関わっている可能性が考えられるという。


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