The Society of Psychiatry and Neurology 精神神経学会

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成人がん患者へのインフル接種、有効性検証-重篤な副作用なし

2013-11-07 22:55:58 | がん

 免疫療法中の成人がん患者に対するインフルエンザ不活化ワクチンの有効性について、エリアキムラズ・ノア氏ら研究グループが文献調査を実施したところ、重篤な副作用が出た例はなく、ワクチン接種が推奨されるという結果が出た。この研究グループは、ワクチン接種の有無による死亡率、インフルエンザ様疾患(ILI)発症率、インフルエンザ以外の原因を含めた入院率との関連性や副作用も検証した。疾患や治療に伴う免疫抑制状態の患者に対するワクチン接種は現在、国内外で推奨されているが、どの程度有効か予後を検証した研究はこれまでなかったという。調査結果はコクランデータベースに収載されている。

ワクチン - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/ワクチン

ワクチン不活化ワクチン - 子どもと肺炎球菌.jp


注意欠陥・多動性障害と「誤診」された子ども 100万人の可能性 米研究

2013-11-07 02:26:35 | うつ病
【8月18日 AFP】米国では、幼稚園のクラスの中でも最年少でその分未発達であるがために注意欠陥・多動性障害(ADHD)と誤って診断される子どもが約100万人に上っている可能性がある。米ミシガン州立大(Michigan State University)が17日発表した。研究結果は、医学誌「Journal of Health Economics」に掲載される。

 同大(Michigan State University)のトッド・エルダー(Todd Elder)氏が、児童1万2000人あまりを調査したところ、ADHDと診断される確率は、幼稚園の同じ学年の中でも最年少のグループが最年長のグループより60%高いことが分かった。このクラスの園児が小学校5年生、同8年生に成長した時点で、最年少グループに処方されたADHDの薬の量は、最年長グループの倍以上に上っていた。

 ADHDの判定は医師が行うことになっているが、判定されたケースの多くは、クラスの最年少の園児たちの「問題行動」に関する教諭の所見が影響した可能性があるという。

「しかし、最年少グループの『問題行動』は、情緒や知性の未発達を反映したものでしかないかもしれない」と、エルダー氏は指摘する。
 
 ADHDの最も一般的な処方薬はリタリンと呼ばれる中枢神経興奮剤だが、この薬の長期的影響についてはよく分かっていない。

ADHDの安易な薬物治療に医師らが警告

2013-11-07 02:25:26 | うつ病

スペイン・バルセロナのケアセンターの廊下で遊ぶ、家計難に見舞われた家庭の子どもたち(2012年12月21日撮影、資料写真)。

【AFP=時事】子どもや若者が診断されることが多い注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断例が増えていることについて、中には必要でないにもかかわらず強力な薬を服用させられている子どもがいる可能性があると医師らが5日、警告を発した。

米政府、脳波検査用いたADHD診断を初承認

 豪ボンド大学(Bond University)の「根拠に基づく医療研究センター(Centre for Research in Evidence-Based Practice)」のレイ・トーマス(Rae Thomas)氏を筆頭研究者とする研究チームは、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)に掲載された論文の中で、いまだ原因が解明されておらず、薬に副作用が出ることもあるADHDの治療例が近年、激増していると指摘している。

 ADHDは重度の不注意、多動性、衝動性が頻繁にみられる障害だが、子どもの性格や成熟度に関する問題、あるいは子育てや家庭問題の影響までもが、ADHDという言葉によって「治療対象」にされているのではないかと一部の専門家は懸念している。

 中枢神経刺激薬リタリン(Ritalin)などADHD治療薬の処方は、英国やオランダでは2003~08年までの5年間でほぼ倍増し、また豪州では2000~11年までの11年間で72%増となっている。

 一方、米国立精神衛生研究所(US National Institute of Mental Health、NIMH)によると、米国では13~18歳のおよそ11人に1人、成人では25人に1人がADHDを患っている。

 今回の分析によれば、リタリンなどの治療薬はADHDの症状が「深刻な」場合にのみ使用されるべきで、データによると当てはまる症例は子どもの場合、約14%に過ぎないという。しかし、米国では2010年にADHDと診断された子どもの約87%が、診断後に投薬を受けていた。

 ADHDの主な治療薬には、体重の変化や肝臓障害、自殺念慮といった副作用が起きる可能性がある上、子どもが大人に成長したときに及ぶ長期的な影響は解明されていないため、論文は「不必要で、しかも危険の可能性がある薬物治療だ」と警告している。

 論文では、子どもが本当に薬物治療を必要としているかどうかを見極めるために、10週間をかけて6段階の観察を行うよう奨励している