The Society of Psychiatry and Neurology 精神神経学会

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「うるさいから」子供に抗うつ剤与え続けた夫婦に司法の断罪

2013-08-02 23:29:01 | うつ病
2010.4.4 07:05 産経ニュース
 
米マサチューセッツ州で今年3月26日、オムツもとれない3人の子供たちに躁鬱(そううつ)病薬を過剰投与し続け、1人を死亡させた若い父親に殺人罪での有罪判決が下された。死亡した子供はわずか2歳から薬を飲ませられはじめ、医師も過剰投与を知りつつ薬の処方を続けていたという。“寝付きが悪い”“うるさい”などの理由で無理矢理薬を飲ませ続けた夫婦の実態が米国社会に衝撃を与えた一方、事件は子供の精神的な病をどこまで認めるかという問題にも光を当てている。(黒川信雄)
 
レベッカ・レイリーちゃん(死亡当時4歳)はその日の夜、苦しさから「ママ…。ママ…」と何度も母親を呼び続けていたという。しかし母親のキャロライン被告(35)が子供に与えたのは、「クロニジン」と呼ばれる躁鬱病薬だった。母親はそのまま眠りにつき、翌朝起きたときには、両親の寝室の外で息を引き取ったレベッカちゃんが横たわっていたという。クリスマスを目の前にした、2006年12月13日の早朝だった。レベッカちゃんだけではない。キャロライン被告と、夫のマイケル被告(37)の間には他に2人の子供がおり、それぞれが同様に躁鬱病薬を処方されていた。夫婦はその薬を「ハッピー・メディスン(幸せの薬)」と呼び、子供たちが大きな声を出したときなどに繰り返し飲ませていたという。
 
その後、警察は2人を逮捕。裁判所は今年2月に妻のキャロライン被告に第2級殺人罪、そして3月に夫のマイケル被告に第1級殺人罪で有罪判決を下した。両者とも無期懲役だが、妻が服役から15年後に保釈される可能性があるのに対し、夫は保釈の検討も行われないという。地元紙によると、有罪判決が下された瞬間、マイケル被告はほとんど表情を変えることなく、判決を聞いていたという。
 
夫婦は高校卒業後すぐに結婚。子供に対し暴力的な夫に対し、妻は夫に従順で、夫が薬を過剰投与しようと提案した際にも反対しなかったという。裁判で、夫が子供に対し卑猥な写真などを見せていたなどの証言があった際にも、妻は夫をかばうような態度をとり続けていた。夫婦は、政府から生活の保護を受けるために子供が病気だと装っていたとの疑惑をもたれている。一方で事件は、子供に対し躁鬱病薬を処方した医師や医療機関に対しても、疑問の目を向けさせた。報道によると2人に薬を処方した医師は米国の医療機関に勤務する日本人で、キャロライン被告が薬を指示より多めに投与していることを知ったにも関わらず、反対をしなかったという。医師は事件発覚後に診療現場での勤務からはずれたが、大陪審が医師の不起訴を決めたことから、現在は職場復帰しているという。しかし今回の判決後、事件を担当したティモシー・クルーズ弁護士は、医師免許を管轄するマサチューセッツ州で医師免許を管理する機関に対し、再びこの医師に対する調査を行うよう要望する方針を表明。免許の剥奪を求めていく考えを明らかにした。クルーズ氏によれば、医師はライリー家の子供のうち2人に対し、わずか1時間半程度の診察で子供を躁鬱病と診断。子供たちが通う児童施設の教員などから事情を聴取することもなかったという。事件はまた、「小さな子供に抗うつ剤を処方することが妥当なのか」という疑問を米国社会に投げかけた。若年層における躁鬱病の問題は、米国だけでなく日本でも広がっていると指摘される。
 
木藤香代子精神科医&毒親の華麗なる共演♪。

アジア初の学術論文無料閲覧サイト制作費を、クラウドファンディングで募集

2013-08-02 22:15:48 | 日記

japan.internet.com 8月2日(金)16時31分配信
アジア初の学術論文無料閲覧サイト制作費を、クラウドファンディングで募集
アジア初の学術論文無料閲覧サイト制作費を、クラウドファンディングで募集

JG マーケティングは、アジア初の学術論文無料閲覧サイト「Science Postprint」を制作するため、資金提供サポーターの募集を開始した。

このプロジェクトは、ヘルスケア関連の専門書籍の出版や販売などを行うゼネラルヘルスケアによるもの。アジアを基盤とした医療や科学技術の学術論文を全て無料で閲覧できる Science Postprint の本格始動に向けて、資金提供を募る。募集は、クラウドファンディングプラットフォーム「ShootingStar」にて行う。

ゼネラルヘルスケアは Science Postprint について、“世界の先端情報は欧米の学術論文誌に集まる”という現状を、“今後は日本発の「Science Postprint」に集まるようにしたい”と説明。学問分野をまたいだ論文を掲載し、無料公開することで、アジア圏の科学技術の発展や分野を越えたイノ ベーションを促すことを目指している。なお、公的資金による研究成果のオープンアクセス化(学術情報の無料閲覧化)は、現在世界的な流れとなっているとい う。

掲載する学術論文は2013年秋に募集を開始し、年内または2014年初頭に公開する予定。論文募集に先立ち、5月29日からは、投稿された論文の査読を行う「査読編集委員」の募集を開始しており、国内の大学に加え、海外から400人近い研究者の参加が決定している。

同プロジェクトの目標金額は100万円で、募集は8月22日15時に終了する。