以前、修理見本の為に仕入れた「富士通LX50L」ですが、故障の原因を更に探りたく、主要パーツの一つ一つからチェックする事にしました。
まず最初に取り掛かったのが、故障の報告例が多い電源部。
通常のATX電源と違い、液晶用の12Vが出力されていますので、その分のコネクターが存在します。
そこで、一般に販売されているATX電源に液晶用の12Vコネクターを増設し、動作できるかを検証してみました。
結果、当然の事ではありますが動作します。しかし、よくオークションやジャンク品で売られている同機種で、今回のように電源は入るけれども、「動作しない」あるいは「画面が映らない」という症状には別の不具合が発生している可能性が有りますので、電源の交換だけでは直らない場合が有ります。
別の原因とは、ちょっとした事なので比較的、簡単に直るのですが、今回は公開しませんので、ご了承下さい。
ちなみに、一般の電源では、取り付け等のレイアウトが違いますので、そのままでは使用出来ません。
今回は、動作確認の為に行った作業ですので、実施は自己責任で御願いします。
最近は、先日の記事にも書いたように、一体型のPCの修理依頼が非常に多いのが事実。
使うと便利なのでしょうが、故障率が高いですね…
さて今回は、故障の要因になるのは何なのかを調査する為に「電源は入るけれども画面が映らない」状態の「富士通LX50L」を入手しました。
ハードディスクは付いていないものの、メモリーが搭載されているので、動作確認には問題ない構成。
早速分解してみると、意外にも綺麗な状態だったのでチェックが容易でした。
マザーボードの方には怪しい所が無かったので、一体型にはトラブルの多い「電源」を調べてみる事に…
電源をバラバラに分解し調べてみましたが、大きな問題は有りませんでした。
とりあえず、部品交換無しで修理出来そうでしたので、マザーの調整と電源の調整で無事に画像表示されました。
もっと状況の悪い見本が欲しかったのが本音ですね~!また買わなくてはなりません。
ちなみに今回購入したLX50は、自宅で使う事になりました。
まぁ個人事業者ですから、休みなんて有って無いようなものですが、年末ギリギリの28日に修理の為に1台のPCが入庫しました。
事前に症状は聞いていたのですが、今回の修理は、よくある一体型のPC。
メーカーや型式は公開しませんが、この手の機種は故障が多い事でも有名ですね。
さて今回は一体型ではよく有る「画像系」のトラブルなのですが、なにせ年末ですから部品の供給が問題。
当社でも有る程度の部品在庫は有るのですが、今回はチェックしたところ、一部に特殊な部品やコンデンサー等が使用されておりましたので、無理だとわかりつつ30日にオーダーする事に…
結局、入手困難だった電界コンデンサーが4日に届くまで、お正月休みになったのですが、もう一日早く依頼が有れば、年内に修理出来たんですけどね~
部品到着後、無事にパーツを取り付けし、先日来社にて引取りして頂きました。
今回の修理箇所は、二箇所有った為にチョット大変でした。なにせ、コンデンサーが届かないと、動作確認出来なかったので、修理している箇所が、導通のみの確認でしたので、他に故障箇所が有っても、確認出来ないからです。
これも、年末だった事が重なったので仕方ないのですが、年末にPCが無いのは困るのでは?と、思ってしまいました。