毎日弊社にはPS3が送られてきますが、昨年に比べて旧型モデルでも後期型の割合が増えています。
構造やスペックから考えても、後期型(CECHH/L)はまだまだ使えるんですが、さすがに経年劣化にはかなわないようです。
前期型(CECHA/B)だけではなく、後期方も既にまともに使える物は非常に少なく、マニア向けのモデルになりつつあります。
最近の依頼品は、フルオプションかデータ転送目的の基板のみメニューのどちらかが主流。
信頼のおける037モジュール(2型電源)も劣化の進行が進んでいるようで、修理ご依頼の全ての電源を時間をかけてチェックと測定を行わなければ出荷出来ない状態になっています。
既に夏シーズンに入っていますので、夏を想定しての動作検証を行っていますが、旧型は修復しても構造的な問題で通常利用出来ません。
ちなみに上記写真は電源の一部を測定したもの。
基板とのマッチングの取れている電源なので、低い温度で動作する良い電源です。
左の数値から「平均内部温度」「高温部」「CPU側の排気」温度の数値。
一般的に劣化している2型電源は高い負荷時に、一番温度が上昇する部分がオーバーヒートぎりぎりの70℃まで上昇する物が多く、弊社の処置プラス、電源用ヒートシンクを搭載して60℃台に抑えるとしても、室内の温度と湿度には左右されます。
外部ファン等も効果が無い訳ではないのですが、基本的に冷却は直接に部品自体を冷却するか、大気温度を下げるしか冷却方法がありません。
つまり大気温度が高い状態でファン等を利用して風を送っても、効果が無い、又は一時的な効果でしかなく、基板には同じように負荷がかかっている状態のままなのです。
弊社で検証した結果、旧型で本体に負荷の少ない環境は以下の状態。
●室内温度25℃以下
●湿度50%以下
つまり、エアコンで管理された室内でしか使えないという事になります。
室温が25℃以下の場合、湿度は上限で70%でギリギリだと思われます。
この数値以上になると過敏に反応を起こしますので注意が必要になります。
「プレイステーション3」と名前は同じでも、新しいものはスペックも良いですし、劣化していない事を考えれば古い物は同じように使えないという事が理解できるでしょう。
初期型は貴重なモデルになりましたので、大事に扱いましょうね!