一般社団法人不動産総合研究所(corporation compliance)

朝日新聞よ「福島原発事故をプロメテウスの 罠」とは、言い過ぎだろう。

“若者のフルーツ売り”、その悪質な「“嘘まみれ”」の実態を経験者が暴露“労働マルチ”だ。

2014年09月20日 | 松山・道後
“若者のフルーツ売り”とは、

最近インターネット上などで出没情報が頻出している謎のビジネスで、

いっぱいにフルーツを入れたカゴを抱えた若者(男女問わず)が

「売れ残ってしまったので1つ買ってくれませんか?」

「最近フルーツを食べていますか?」などと声をかけ、売り歩くのだ。









「すいませ~ん」「すいませ~ん」と再びフルーツ売りが寄ってきた。



「デパートであれば、4000円するマスカットですが、

今日は2000円です」とセールストークを始めたのだ。

「高いよ」と断ると、今度はみかんを取り出して、

「みかんは4個で1000円です」という。

2000円のマスカットか1000円のみかんか、

このどちらかを買ってくれないかと言う。







やりがい搾取のフルーツ売り

A子さんは、
アルバイト情報誌の「日給1万円」という広告を見て、
このフルーツ売りの会社B社(仮名)に応募したのだという。



・朝、B社に集合。全員揃うと朝礼が始まる。
・朝礼では全員で円陣を組み、笑顔でハイタッチ。
 「今日もがんばって売ろう」と大声を出す。
・業者から安く買い叩いた売れ残りのフルーツを箱から開け、
  腐ったものは捨て、売れそうなものだけカゴに入れる。
  客に売る価格は、その場で本社が決める。
・リーダーを中心にグループになって、それぞれのグループで当日、
  売りに行くエリアを決める。現地に着いたら、ひたすら売り続ける。




A子さんは、1日目はフルーツを40個売った。

すると、リーダーから「今日はがんばったね』と4000円を手渡された。

ボーナスかと思って喜んでいたが、それはその日の日当だったという。

 

つまり、「日給1万円」という広告はウソで、

完全出来高払いで、当日の売り上げ分に対して数千円が支払われるのみなのだ。






このB社、明らかに若者の労働を搾取する“労働マルチ”であり、

やりがい搾取の典型ではないか。


やりがい搾取とは、いろいろな仕掛けでやりがいを錯覚させることで

従業員を低賃金で働かせ、搾取するというものだ。

代わりがいくらでもいる若手からは、身体や精神が壊れるまで搾取する。

その舞台装置が、自己啓発的な笑顔の朝礼、

いつかは独立できるといった目標設定なのだ。





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