園児の列に車、女児2人死亡・2人重体…埼玉・川口
25日午前9時55分ごろ、埼玉県川口市戸塚東の市道で、白のワゴン車
が近くの「川口小鳩(こばと)保育園」(関定夫園長)の園児の列に突っ込
んだ。
武南署と川口市消防本部によると、4歳と3歳の女児2人が死亡し、ほかの
園児2人が重体、11人が重軽傷を負い、女性保育士(23)もけがをした。
運転していたのは、同県栗橋町南栗橋3、運送業手伝い井沢英行容疑者(3
7)で、同署は業務上過失傷害の現行犯で逮捕した。車は、園児らの後ろから
来て左にそれ、列の中央あたりに突っ込んだといい、井沢容疑者は「わき見運
転していた」と供述している。都内から帰宅途中で、飲酒はないという。
同署や園などによると、園児は0~5歳の33人で午前9時半すぎに園を出
て保育士5人が引率、近くの公園へ散歩中だった。住宅街の幅6メートルの片
側1車線の直線道路でガードレールや縁石はなく、園児らは左側を2列になっ
て歩いていた。園児らは川口市立医療センター、東川口病院、独協医大越谷病
院に運ばれた。
ヤフーニュース
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この保育園の園児たちは、近くの公園に移動中にこの事故にあった模様です。
一番の原因は事故車両の運転者の男性の「わき見運転」です。これは間違い
ありません。
しかし、今回の事故で被害者側の対応で事故を未然に防ぐ事は出来なか
ったでしょうか?本日はこのような事を考えてみたいと思います。
まず、この園児たちが通行していた道路が本当に安全な道路であったかどうかと
いう事です。公園へは多少遠回りであっても安全な道路を使用する方が良いと
思われます。この場合の安全な道路とは車の通行量の少ない、縁石とガードレー
ルで車道と歩道が明確に区分された道路のことです。しかし、実際問題、保育園
と公園の間にこのような安全な道路がない場合もあるでしょうが、出来るだけ
教師が事前に園児の移動ルートを徒歩で安全確認をし、その中から一番安全な経
路を決定するべきです。
また園児たちが道路の右側を歩くのか、左側を歩くのかという事も重要です。
どのような道路状況でも該当する訳ではありませんが、基本的には車両の進行方
向と逆側を向いて歩く方が歩行者は車両と対面する形になりますから、その動き
をより確認しやすいという利点があります。
他の方法としては、園児たちの誘導方法に関してです。
全体の人数に応じて、1列や2列などの縦隊で移動します。当然、同行する教師は
先頭、中間、後尾などに分かれて園児たちの動きを見守ります。
この時に効果的に警笛(ホイッスル)を使用する事も重要です。実はこの警笛は、
園児達のグループ全体に車両接近などの注意を喚起するだけではなく、接近車両の
ドライバーへの注意喚起でもあります。「ここに子ども達がいますよ」という合図
になる訳です。このような場合の警笛は、長音よりも短音で大きく2回ほど吹く方
(ピッピッ)が適しているかもしれません。
↓やーらしか子供たちの安全・安心のために・・ワンクリックしてくれんね?↓
子ども達は犯罪被害に遭う確率よりも
交通事故の被害に遭う確率の方が高い
ですものね~。
「子ども達の外出時の危険をすべて防ぎ
なさい」とは、先生方には言えませんが、
危険度をコントロールすることは可能です
。そうすれば事故に遭う確率を低くできま
す。
しかし、一番悪いのはこのドライバーです。
このあたりは犯罪被害者と加害者の関係にも
通じますね?・・・
辛いです。苦しいですね。
私は、園児を園外へ連れ出すのは嫌だな~って、思っているんです。
「外に出なければ事故に遭わない!だから外に出るな!」ではなくて、先生方の安全に対しての「変な自信」と「勘違いの引率方法」や、「危機意識の薄さ」がそう思わさせるのです。
出来る限りを尽くした公園への散歩だったのでしょうか?いっぱい子供が死なないと、あらゆる分野の安全について考えてくれる大人は少ないし、悔しいです。