F log
雨の寒い日曜日。
F 嫁を仕事に送り出した後、総武線に揺られて四ツ谷へ。
以下、塗装サンプル以外は GX100
ここのところ暖かかった関東地方。平年並みとはいえこの日寒さは堪える。
四ツ谷口を出て外堀通りを渡ってしばらく歩くと、目的の 四谷仙波堂 さんがある。
以前から HP はよく拝見してたが、実際にお店を訪れるのは初めて。
狭い階段を 3 階まで昇ると・・・
ここがお店の入り口だ!!
凝縮されまくった店内。ショルダーバッグなど提げてこなくて良かった~
先客がおひとり、御主人と非常に濃いお話をされている。
それを BGM にぐるりと店内を回ってフィギュアの棚へ。
こちらでゲットしたのは アルパイン・ミニチュアズ の 1/35 フィギュア 4 体。
実質前 log でも書いた新作、アルデンヌの森のヨッヘン・パイパーと下士官。
HP に御主人が書かれていた、サンプルを塗るモデラーによってフィギュアの売り上げがまったく違う・・・というのは興味深い。
このサンプルを塗ったのは、Calvin Tan 氏
もちろん氏は “ 売れる ” モデラーである(笑)
こちらはパイパー。あいかわらず深い彫り。
襟部分の立体的な造形がたまらない。マップケースを抱えた左手も素晴らしい。
こちらは隣に従う下士官。
ひじを曲げた右腕のシワがものすごい。手袋のねじ込まれる袖口も同様。
W-SS ついでに以前から欲しかった黒服の粋な兄さんもふたりゲット。こちらのサンプルも Tan 氏の塗り。
右足に掛けた重心が絶妙。双眼鏡の紐を塗るのは悪夢だ(笑)
略帽の方、頭に巻いた包帯に血を滲ませたいところだ。それにしてもベルト付近のシワは本当にすごいな~
これだけ凹凸があると、シャドー、ハイライトも映えよう。出来ないけど
そして HOZAN の電子基板用ピンセットもゲット。
御主人は質問にも非常に丁寧に答えてくれてありがたかった。
歩くスペースは狭いものの、とても居心地のよいお店であった。
再び総武線に乗り秋葉原へ。昼過ぎには雨も上がった。
古いエレベータで雑居ビル 7 階へ。
そこにあるのは イエローサブマリン秋葉原スケールショップ である。
目的は前 log でも書いた ファレホ の塗料。
縁あって何度かお会いさせていただいたプロモデラー 篠原 比佐人さん にもアドバイスを頂戴して。
とはいえ膨大な数がある中どれを選んだらよいのやら途方に暮れていたら、メーカーがセレクトしたセット物があるという。
写真上段 8 本はセットナンバー 6 のドイツ兵&迷彩(国防軍)。左から 4 本で上手く顔が塗れるだろうか。
下段 8 本はセットナンバー 5 そのものズバリ、ドイツ戦車兵。 DAK までセットになっている。336、340 あたりがそうだ。
アルパインの素晴らしい造形、Calvin Tan 氏の超絶塗りを見て、塗料も仕入れたらそれだけで出来た気になりかけている自分が怖い
前回マックス・ヴュンシェの基本塗装をしたのだが、それを見ていただいた篠原さんから早速アドバイスが。
「 黒のブーツをいきなり黒で塗ったらシャドーが描けまへんがな!! 」
実際はもっと上品かつ優しいメールであったが、ごもっともな話。
黒にグレーを混ぜたものを基本色として、他に黒の比率を徐々に上げていったものを 2 色作る。
そして最暗部(シャドー)に黒そのものを使う。明部にはまったく逆の作業をする。
なるほど、なるほど・・・・って身長 5cm の人間が履いてるブーツの話でっせ!!
篠原さんも 「 とても時間がかかります 」 と仰っている。それはそうだろうなぁ。
単純に黒いブーツというのにも少なくとも色が 6 色以上使われているんだもの。
そして究極の一言は、
「 全てのシワを殆ど覚えるぐらいの回数をいじります 」
ひぇ~!!! やはりプロは違う。作業を始めたらすぐに完成に持っていきたがる初心者とは特に
結局、最終的なアドバイスは四谷仙波堂の御主人と同じ。「 とにかく数を塗れ!! 」
やはりこれに尽きるようだ。
ハイライト前にタイムアップとなった途中の写真。ちゃんとパーティングライン消そうな・・・自分
フィギュアの塗りはまだまだ続きます。たぶん・・・
おお~PAISUKEさんもよく行かれるのですね。
確かにあの陳列は悪魔的魅力に溢れていますね。
ドン・キの圧縮陳列など目ではありません(笑)
私も仕事のついでに寄れる環境だったら、まったく同様と思われます
名前はよく聞くその書店も近くなんですね。嗚呼ヤバァイ、ヤヴァイ
おそらくセットが無かったら購入しなかったでしょうね
こうして限定されるとその気になるのは日本人ならではでしょうか・・
とりあえずボトルは使いやすそうです。
口がチューブ状になってますから、パレットに乗せるのに道具が要りません。
臭いもいまのところ全く問題ありません。
また随時お知らせしますね。
仙波堂さんはヤバいです(笑) 宝の山です
四谷の仙波堂(字あっているかしら)はヤヴァイです。というのも、取引先が近くにありまして、うまく纏まり早く帰る時は必ず寄り、揉めた時も腹いせに必ず寄りますねー。で、手ぶらで帰るほどの自制心がアタシは何がしかを買って帰りますねー。(何も買わずに帰り辛いではなく、欲しいモノばかりであります。念為)その取引先に行くのが年に数回なので良いのですが、これが毎週になったら・・・ううむ。
あと、余計なコトを。この店から市ヶ谷方向にちょっと行ったところにイカロス書店の店があります。ここもヤヴァイですよ。
私もミニチュアパークさんでセットがあるのを知ってどうしようか迷っていました。
使い心地等教えてくださいね。
アルパインも相変わらずすごいこと・・・欲しいな(ボソッ)
仙波堂さんは堪りませんね・・・病みつきになりそうなお店かも