F log
Standards,Vol.4
(おひとりですがJAZZ好きで、読んでくれそうな方がいるのを知って嬉しいF)
第4回目は第3回からの夢つながりで「Something I Dreamed Last Night」です。
どんどん題が長くなりますな。邦題は「昨夜見し夢」です。まんまです。
“貴方が私のそばにもういないなんて、きっと昨夜見た夢なんだわ・・・”
ってな内容の現実を認めたくない悲しい歌です。
これはアップテンポではなく、やはりバラッドで聴きたい曲ですね~。
同時に男声の歌唱も考えられない、いや考えたくないですね・・。
さて今回は歌姫、ジュリー・ロンドンです。
アルバム「London By Night」からの一曲です。おお、セクシ~!!
ええ、カーメン・マクレエの名唱があるのはわかっています。せつないヴァースから歌う
カーメンはたしかにすばらしいです。
ただ私にとっては、テンポが少しだけ速いのです。この曲はスローであって欲しいのです。
ジュリー・ロンドンはジャケットを見ればわかるように夜のムードたっぷり、しっとりと歌います。
そうそう、そう歌って欲しいのよ
演奏はトランペットのみならず、ジャズ界の帝王マイルス・デイビスです。
1956年、マイルスのいわゆるマラソン・セッション4枚ではこのアルバム「Steamin'」が
いちばん好きですね。
サックスという楽器はあまり好きではありません。音がボワンとゆるく聞こえるのです。
とくにこの曲や「When I Fall In Love」といった、卵の殻の上を歩くようなと評されるバラッドでは
コルトレーンは外されてます。マイルスの慧眼といえるでしょう。プレイヤーの皆さまごめんなさい。
前回のケニー・ドーハム(tp) でも書きましたが、ピアノトリオ+トランペットという大好きな
構成になりました。ガーランド(p)の伴奏もすばらしい。
アメリカ中部ご在住のmikaさんのblogにも書かせていただきましたが、お酒を覚えたての頃、
バーボンなぞちびちび飲りながら、こういったマイルスのバラッドを聴いて、ひとりハードボイルドを
気どってましたよ。今考えると爆笑もんです。
なんたってぼろアパートの生活感あふれる部屋でのことでしたから。
ターキーは高かったですね。ふだんジムビーム。少しリッチだとメーカーズマークでした。
とにかくミュートを使って歌うマイルスは、最高の芸術ですね。もちろんゴリゴリのスイングも
魅力的ではありますが。
皆通るべき道を歩んできたのでしょうか?
私もバカ女の田舎ねーちゃん丸出しで(今でも変わんないけど…)カウンターでウィスキーのロックをあおりながら、やってましたが、
きっと後ろの席では指さされて笑われてたんだろうな… 嗚呼、はずかちぃ!
今じゃ梅酒ロックもいいとこですわ~。
マイルス、私も一枚だけ持ってます。
題名…なんだっけな。
今はまだ音楽もない生活で寂しいもんです。
サックスお嫌いなんですねぇ。
確かに、分からなくもないです。
でも、ジャズなんかはそういうのに良さが滲み出て
いるような気がいたします。
あたしが好きなパキート(アルトサックス)は、全然ぽわんと緩い音ではなく
パキパキの演奏です。
あ、ラテンですいません。
しかも、これにはラム酒がピッタリかも(笑)。
いや笑った、だってつい先日焼鳥屋で梅酒のロックをすすっていたので
まじめな話、やはりJAZZにお酒と煙草はつきもので、あこがれる年代があるのでしょうな。私は煙草は嗜みませんでもっぱらお酒でしたが、味よりも形から入る年頃でしたね
いまは梅酒でも焼酎でも紹興酒でもなんでもOKです。
でも機会があったら醸造所は尋ねてみたいと思っているんですよ。
じつはパキート・デ・リべラ2枚ほど持ってたりして。
いまカミロの伴奏でBGMにしていますよ。
いやー久々に聴きましたがカッコいいですなー。
確かにパキパキだ。固まり感があって好き
すぐに前言撤回しちゃうところが情けないですが、この人のクラリネットもいいですね。
まぁマイルスのセッションでコルトレーンのテナーが不要というのは暴言かもしれませんが、少なくともバラッドでいらないと思ったのは事実。
サックスで好きな順位は、
ソプラノ>アルト>>>テナー>バリトン
ですかね。見事に音域の順だ・・・
ラテンも好きなんだな良く考えると。
音楽の志向に節操がないことに呆れますね。
あとラム酒はひっくり返って意識不明になったことあり・・・危険!!