F log
懸案のPDA(Personal Digital Assistant)問題に一応の決着。
この前の日曜、アキバのMobilePLAZA 秋葉原で、palmの Z22を購入しました。
ほんとうはTreo650/700が
欲しかったのですが、スマートフォン(日本では通話不可)とはいえ6桁円は・・・
まあどうせ英語キーボードは使えないけど。
大SONYがpalmOSを使用した情報端末Clieから撤退を表明した現在、公式に日本語で運用できる
palmデバイスは無くなってしまいました。
palm社も日本での拠点はありませんし、日本のpalmユーザーはClieを騙し騙し使い続けるか、
英語版のpalmを選択するしかありません。
箱、説明書、付属品もすべて英語
ところがpalm日本語版が発売される以前から、英語版を輸入してソフトウエア的に日本語化し
使用していた先達がいらっしゃいます。
山田達司(たつし)さんのJ-OSをはじめとする英語版palmを日本語化するソフトウエアです。
私が購入したのはZ22の英語版・・というか英語版しかないのですが・・に、ショップでJ-OSを
インストールしてあるモデルです。
日本語変換ソフトとして増井俊之さんのPOBoxもインストールし、本体は準備オーケー。
POBox for Palm 「購入」のkounまで入力すると候補が。
受けるPC側のpalm DeskTopも当然英語ですが、これまた偉大な先輩方のご尽力により、
日本語化するパッチが開発されています。これもありがたく導入。
ただバージョン違いでZ22付属のものにはパッチがあたらず、ひとつ前のVersion4.1.4にあてて
無事日本語化。
メニューの一部などは英語のままですが、Clie時代のものを見ているので内容はわかります。
USBでPCと接続し無事にHotSyncも成功。過去何年分かのPIMデータがZ22に流れ込みました。
初代を除いて左から、二代目、三代目、現用。どんどん小型化しているのがおもしろい。
1999年に購入したIBMのWorkPadから始まったpalm歴。
モノクロClie→ハイレゾカラーClieと使い、こんどのZ22で4代目となりました。
SONYのpalmデバイスは良くも悪くもSONYでした。どんどんマルチメディア化して重厚長大に
なってしまいました。(しかしTH-55で一応は原点回帰)
Z22を手にとって感じたのはまさに「シンプル・パーム」
小さいSJ30より更に小さい。
瞬時に起動しボタンを押した瞬間に切り替わるレスポンスの良さ。
パッと取り出してササッと使い、またパッとしまえる。まさに紙の手帳感覚です。
必要にして十分。
二つに減ったボタンには予定表とメモ帳を割り振りました。その使用が9割ですから。
出先でメモしたものを職場のPCでシンク。自宅に帰って自分のPCにもシンク。
本体も含めて3箇所に同じデータが存在する事になり安心です。
純正でない日本語入力の不自由。ローレゾSTNによる画面の粗さ、フォントの見難さ。
外部メモリーもなし。いくつもの欠点はあれど、原点に戻ったかのようなシンプルなpalm。
いろんな方々に感謝しながら、気楽に使わせていただこう。
いつぞやはアキバを連れまわしてしまい申し訳ありませんでした。
やっぱWinモバイルはもっさりしてます、palmに比べると。
webも見れんでよし、音楽も聴けんでよし、ゲームもやらんとなれば、テキスト入力・保存に特化したシンプルなPDAでよい事になります。
正直な話、液晶が良ければモノクロでいいくらいです。
(バッテリめちゃ持ちますし)
英語版は偉大な諸先輩方のおかげで、思ったより快適に使えています。
メニューなどは英語のままですけど、ずっとpalmユーザーでしたのでまったく不自由ありません。PC自作の黎明期はもっともっと大変だったでしょうね~
携帯でも4GBのHDDを搭載している時代に、ユーザー使用メモリ20MBという割りきりが。フリーのパームウエアなどで残りをどう使おうか思案するのも楽しいです。
初期のザウルスは日本語認識があまりにもなため使用しませんでした。
HPのJornadaを使っていた頃は、シグマリオンがライバルでしたねぇ。
結局片手である程度操作したいので、palmになりましたが、Macユーザーなら間違いなくNewtonにいっていたでしょうね。開発中止は残念でした。
今のAppieなら間違いなく良いものができると思うんですが。
そういえばZ22はipodに似てますね~
最近の携帯はPCとシンクロできるものも増えてきましたが、アラームが5分前固定などスケジューラーとしては今ひとつです。それと携帯はメモ的な入力がどうしてももどかしいですね。
理想はTreo650/700のようなスマートフォンですが、日本で根づくでしょうか
。
以前アキバへご一緒させていただいた時にもPDA選びで苦労されてましたね。
上位機種はめちゃ高くて下位機種はパンチ不足ってな塩梅で。
知らないうちにSONYも撤退しててPDAユーザーは辛いですなぁ~。
パッチ当てて日本語化したり、取説が英語だったり運用も大変でしょうが頑張ってくださいね。
自分が自作始めたころはマザーの取説が全部英語で、頭を抱えながら作業した遠い日を思わずおもひだしました。
日本語云々、で思い出したのはNewtonですかね。Appleユーザーなので 5、6年前はMac関連雑誌でけっこう取り上げられてましたけど、やっぱりそれほどほしいとは思いませんでした。
今は携帯がなんでもやってくれそうなので、そっちの進化に期待ですかね。