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F log
渋谷オーチャードホールで バレエを観た 後、Google Maps を頼りに猿楽町まで歩く。
渋谷 VIRON を振って暑い中歩いてまでやって来たのは、Les enfants gates ( レザンファン ギャテ ) というレストラン。
とあるマンション 1 階に位置するこじんまりとしたフレンチだ。
メインの通りから 1 本入って下って…とたいへんわかりづらい立地。 Map がなければ辿り着けなかったかも。
おもしろい店名は 「 わがままに育った子供たち 」 という意味だそうだ。
予約までしてこの店を訪ねたのは、以前にこちらの 看板であるテリーヌをお取り寄せ してたいへん美味しかったからだ。
フレンチの一前菜に過ぎなかったテリーヌの価値を高めたメニュー構成がレザンファン ギャテの特徴である。
その後、この 24 席の小さなレストランはミシュランガイドの☆をひとつ獲得。
現在に至るもそれを維持しているが、田舎者には敷居が高くなったように感じてしまっていた。
今回は渋谷でマチネという偶然も重なり、思い切って予約の電話を入れてみた。
予約の 18 時に店に到着。
入ると右手に 5 席ほどのバーカウンターがあり、左側まっすぐ奥に客席が伸び、並行して厨房という店内。
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こじんまりとした店ゆえ客席の間隔は狭いものの、不思議と落ち着く雰囲気である。
テーブルの上にはそれぞれ異なったガラスの置物が。
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ソムリエがやって来て食前酒の相談…というかレストランで供されるお酒は不案内なのですべて完璧にお任せ(笑
今日は暑かったですから、とハンサムな彼が勧めてくれたのは、マンゴーの果肉が入ったグラスにシャンパンを注ぐという趣。
泡と共にマンゴーがグラス内で踊る。 ひと口飲むと…冷たく爽やかな喉越し、う~む旨い!!
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シャンパンとともに軽いおつまみです、と出されたのは、ホワイトアスパラを生ハムで巻いたもの。
シャクッという歯ごたえと共にトリュフの香りが立っておいしい。
ディナーのコースは 3 つ。
プリフィックスのフルコースと看板のテリーヌを中心としたコース 2 つ。
テリーヌだけのいちばん軽いコースにするつもりだったが、メインの肉料理に大好きな子羊が選べたので気が変わり
テリーヌ 2 品とメインという真ん中のコースにすることにした。
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地鶏と豚足でアレンジしたフロマージュ・ド・テット
前菜の前菜ともいうべき小さなテリーヌ。
見た目はあっさりしてそうだが、食べてみるとコクがたっぷりで美味しい。 旨みが凝縮している感じ。
目の前の F 嫁もしきりに頷いている。
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バゲット も登場。
カトラリーと比べるとかなり小さな一握りサイズだが、こいつが熱々でこれまたうまい。
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バゲットのおいしさを増加させるのが、岩塩と粗挽き胡椒
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そして オリーブオイルとサーモンのリエット
このサーモンがバカうま。 バゲットとともになんぼでもいけます。
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3種の中からソムリエさんに選んでもらったグラスのワイン。
レザンファン ギャテのワインリストはアルファベットと数字の羅列だ。
リストの内容は好事家にはたまらないだろうが、唯一まともに読める数字を見るとややお高めかなぁ。
グラスワインの銘柄は残念ながら失念。
たまに家で飲むデイリーなワインとは比べ物にならない美味しさ。 F 嫁もうっとり。
準備万端で一皿目のテリーヌを迎える。
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最低2週間熟成させたシェフ自慢の田舎風テリーヌ 自家製ピクルスとポルト酒風味のジュレ
レザンファン ギャテの看板であるテリーヌの中で、いちばん人気のスペシャリテ。
F、F 嫁ともに一皿目のテリーヌにはこれを選択。
ギッシリ詰まった肉、肉、肉。 巻かれた網脂、ピスタチオの色合いと食感が楽しい。
つけあわせにも抜かりはなく、自家製ピクルスがどれも絶妙の酸味で美味しい。
ダークチェリーまでピクルスだったのには驚いた。
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これを喰うために来たといっても過言ではない。
やはり自宅で食べるのとはひと味もふた味も違う。
お取り寄せの商品も店で供されるものとまったく同じというが…
給仕してくれた若きギャルソン曰く 「 私はこれを食べてこの店に入職を決めました 」
さもあらん。
F にしてもテリーヌ型ごと 1 本抱いて眠りたいくらい好き、と伝える。
二皿でよかった。 一皿のみなら確実に奪い合いになっただろう。
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そしてマジックともいうべきポルト酒風味のジュレ。
旨み故か和風の出汁が入ってる?と聞かれるお客さんがいるという。
和の食材はいっさい使っておらず、フォンとポルト酒でこの旨味を出しているらしい。
これをテリーヌと一緒に食べれば美味しさが何倍にもなる。
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バゲットが無くなるとすかさず補充。
今度は別の種類のパンだった。
これも温かくておいしい~
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Web 上でも評判だったが、レザンファン ギャテのスタッフはみな対応が素晴らしい。
つかず離れず絶妙の…とはよく聞く表現だが、こういうことかと納得出来る。
初めて来店した田舎者にも居心地よく感じさせてくれる。
こんなところも総合しての☆なのだろうな。
一皿目のテリーヌが終わったところだが、長くなったので テリーヌの二皿目~メイン~テザートは後編にて
さすがアンテナの高い母上、とっくに攻略済みでしたか。
なかなかこんなお店は行く機会がないので、楽しかったです。
グラッパか‥ 食後酒までいただく余裕がありませんでしたが、
次のチャンスには聞いてみましょう。
そういえばレザンファンギャテには二年くらい前?に母と兄と行ったのですが、その時もっとも印象が残っているのは食後に出たグラッパですね。
程良い重さのコースの最後にドッシリとしたグラッパ。う~~ん思い出したら位来たくなってきますw