◇ 本格化する決算発表に最大の関心 = ダウ平均は先週672ドルの値上がり。ことしになってからの2週間で、1150ドルを超える上昇となった。終り値は3万4300ドルに戻している。消費者物価の上昇率が鈍化したことを好感。雇用統計で時給の増加率が縮小したことも好感。ISMの景況感指数が低下しても、FRBの引き締めテンポ緩和につながるとプラス材料に捉えている。市場では「はしゃぎ過ぎ」の声も少なくない。
日経平均は先週146円の値上がり。終り値は2万6000円台を維持した。ニューヨークの活況に支えられたが、こちらは長期国債の利回り上昇が気がかり。13日には日銀が上限としている0.5%を超え、一時は0.545%にまで上昇した。日銀が再び変動幅を拡大するとみた海外勢が空売り攻勢に出ているためである。この影響で円の対ドル相場が急上昇したことも、輸出関連株の売りにつながった。
ウオール街では、企業の10-12月期決算発表が本格的に始まった。調査会社ファクトセットの推計によると、主要500社の純利益は4%の減益になるという。市場はこれまで景気の下降を示唆する経済指標が発表されても、引き締めテンポの緩和につながると、むしろ好感してきた。しかし企業業績の悪化については、そうも言っていられない。SPグローバル社が機関投資家を対象にしたアンケート調査では、株式などリスク投資には「後ろ向き」の回答が「前向き」を上回った。
今週は16日に、12月の企業物価。17日に、11月の第3次産業活動指数。18日に、11月の機械受注、12月の訪日外国人客数。19日に、12月の貿易統計。20日に、12月の消費者物価。アメリカでは18日に、12月の生産者物価、小売り売上高、工業生産。19日に、12月の住宅着工戸数。20日に、12月の中古住宅販売。また中国が17日に、10-12月期のGDP速報、12月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお18日には、黒田日銀総裁が会見。
≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週146円の値上がり。終り値は2万6000円台を維持した。ニューヨークの活況に支えられたが、こちらは長期国債の利回り上昇が気がかり。13日には日銀が上限としている0.5%を超え、一時は0.545%にまで上昇した。日銀が再び変動幅を拡大するとみた海外勢が空売り攻勢に出ているためである。この影響で円の対ドル相場が急上昇したことも、輸出関連株の売りにつながった。
ウオール街では、企業の10-12月期決算発表が本格的に始まった。調査会社ファクトセットの推計によると、主要500社の純利益は4%の減益になるという。市場はこれまで景気の下降を示唆する経済指標が発表されても、引き締めテンポの緩和につながると、むしろ好感してきた。しかし企業業績の悪化については、そうも言っていられない。SPグローバル社が機関投資家を対象にしたアンケート調査では、株式などリスク投資には「後ろ向き」の回答が「前向き」を上回った。
今週は16日に、12月の企業物価。17日に、11月の第3次産業活動指数。18日に、11月の機械受注、12月の訪日外国人客数。19日に、12月の貿易統計。20日に、12月の消費者物価。アメリカでは18日に、12月の生産者物価、小売り売上高、工業生産。19日に、12月の住宅着工戸数。20日に、12月の中古住宅販売。また中国が17日に、10-12月期のGDP速報、12月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお18日には、黒田日銀総裁が会見。
≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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