経済なんでも研究会

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コロナ‟第9波” 来襲!

2023-07-01 07:32:21 | なし
◇ 情報が遅れて不安が増大 = 感染症対策分科会の会長だった尾身茂氏が記者会見し「コロナの‟第9波”が始まっている可能性がある」と発言した。沖縄県ではこの5週間で感染者数が3倍に急増、病床使用率が6割に迫ったという報道もある。ところが厚生労働省は、何も言わない。いったい、どうなっているんだろう。とにかく最近はコロナに関する正確な情報がなく、国民の不安感だけが増大している。

経済の正常化を促進するため、政府は5月8日から「コロナをインフルエンザ並みの扱いに格下げ」した。これに伴い、コロナの感染者と死亡者の全数把握を停止。全国5000の医療機関を対象とした定点把握に切り替えた。その結果、感染者数は2週間後、死亡者数は2か月後でなければ判らなくなっている。たとえば6月12-18日の感染者数は2万7614人で、前週の1.1倍だった。だが、この数字も全数把握ではないので、実際はもっと多いと考えられる。

「‟第9波”が始まった」と」言われても、地域別の実態はどうなのか。死亡率が高くなっているのかどうかも判らない。これでは高齢者や基礎疾患のある人は、どう行動したらいいのか。あとになって「あのときはコロナが急増していた」と知らされても、アトの祭りということになりかねない。こんなことで、いいのだろうか。アメリカの場合は即日集計、フランスは1週間後に発表、韓国も2週間後には感染者数と死亡者数を公表している。

コロナはインフルエンザと同じ感染症になった。だから集計方法もインフルエンザ並みでいいと、厚労省は考えたのだろう。しかし国民の不安は、いずれ不満に発展して行く。全数把握に戻すことは、そんなに難しい作業ではない。この際は1日も早く、事態を改善すべきではないか。ぐずぐずしていると、岸田内閣の支持率はもっと下がりますよ。

        ≪30日の日経平均 = 下げ -45.10円≫

        【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】   

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