わたしの出かける気配を感じると、
ちゃおは 何気ない感じでそばにやってきます。
「これは、お散歩か? それとも留守番か?」
* どきどき *
「ちゃお、おでかけしてくるからね。
おりこうさんで、お留守番しててね。」
「・・・・・。」
『お留守番』の言葉をきくと、
立っていた耳がうしろにたれて、
しっぽも下がり、
とことこ と・・。
こんなふうにでーんとなったり、
はたまた こんな目。
こんなふうに 固まったり。
ねえねえ、もうちょっと別の格好になってくれると
わたし、楽なんだけどなあ・・・。