波の中へ

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追悼:IWATA (The★STRUMMERS!) その16

2020-05-11 00:40:18 | 追悼

追悼:IWATA (TheSTRUMMERS!) その16

 

人生の空白

 

前回記事(追悼:その15)で、

夢の中で彼の吐いた台詞がどんなだったか

思い出せないと入力してから、

CD ‘RUNNING ON THE WILD SIDE’の

歌詞カードをジロジロと眺めてみた。

 

 

THE STRUMMERS! ‘RUNNING ON THE WILD SIDE’ CD

CLUB THE STAR RECORDS CSD-002

 

 

空白欄にふさわしそうな歌詞として、

‘7:LONELINESS ON MY BACK’

のパートが浮かび上がった。

 

‘今日の俺 いつもよりBAD TIME、、、’

 

‘そして今日の俺 昨日よりGOOD TIME!’

 

この場合、

ワードの前にそれぞれ

‘I have a’が省略されることになるが、

文法的にイマイチなのは置いておいても

大まかにいって、

今日の俺はいつもより調子は良くないが、

昨日よりはいい感じだぜ、

という意味になる。

なんか、無理やりこじつけている勘が

あるのは拒めばないが、

常にもがき続けていた彼の性格から考えると、

自分自身の存在を否定してもいるし

なおかつ肯定してもいるという、

そういう男が昭和の時代に産まれ落ちた

ということだけは紛れもない事実だった。

彼が主演する映画は

とうとう観ることができなかったが、

生演奏するステージだけは

何度となく観ることができた。

今でも目を閉じると、

あの時しゃべった一言二言の台詞が

CDの曲間に聞こえてきそうな感じがする。

 

‘ヘイヘイ 俺たちの歌が聞こえますか〜?’

‘ヘイヘイ そんなに静かにしてたら俺たちの演奏が終わっちゃうよ!’

 

なんか、

‘ヘイヘイ’ってよく使ってたなと思い出した。

 

夢を見た日が2月28日ということで、

日付から真っ先に思い当たったのが、

彼らが初めて自分の住む街でライブをやった日にちが

確か2月か3月か4月の末日だったことを思い出し、

そのライブハウス(B・ホール)に

当時のライブ日程を問い合わせてみた。

すると、

THE STAR CLUB ‘SOLID FIST’

TOURのスケジュールは、

1989年4月29・30日の2daysだった

との返信をもらった。

このうち30日(日)の方を

競馬で当たったおかげで

チケットを買えることができたのだった。

(たまに)JRA、、、、ナイスや! 

(今、買えないけど)

そのチケットには、

前座とか対バンとしての

THE STRUMMERS!というバンド名は

どこにも書かれておらず、

その日に何故彼らも来るということを知っていたのか、

自分でも思い出せないでいる。

その頃は、

今のようにインターネットがまだ普及していなかったので、

おそらく音楽雑誌D誌でライブ情報など読んでいたに違いない。

ライブ当日、

7”EPと12”EPの曲は聴いていたので直ぐにわかったが、

LPの曲は知らなかったので、

‘Sha-la-la’というフレーズが妙に印象に残り、

後日その曲が

‘DREAMIN’ BOY’だということを知った。

 

勇気、前進、運命、人生、真実などは、

表だけの意味では成り立たないのだ。

 

彼は言っている。

‘こんな世の中になったら みんな一体どうする

 こんな世の中になることなんて 誰も望んでないはず

 そして今は君と 小さな道を生きてる

 だから大切にしたいんだ ここに風が吹くまでは、、、’

              (‘狂った世の中’より)

 

ライブハウスで

‘一陣の風’が吹く。

これがいかに大事であったか、

また大事であるのか、

身に染みてわかってきてる輩も多いだろう。

それまで、

たとえ小さな道であっても

生きていくつもりでいる。

 

 

 


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