GET BACK THE DISCARDED ARROW 8(その166から)
(夜。ハジメの部屋。職場から帰宅)
Hajime「うおう、
今日もしっかりと残業をやって稼いだかよ。
(冷蔵庫を開ける)さて、バンシボでも飲むかよ!
(シュポッ、トクットクットクッ)
今夜はなんだか無性に気分がいいかよ!
酔っ払っちまう前に、
ここは唄でも歌うかよ!
‘♪ファーッキシステ、ファーッキシステ♪’
(CRUDITY ‘FUCKING SYSTEM’)
うおう、ここだけの話し、
このCRUDITYの曲は、
実はDOOMが‘HAIL TO SWEDEN’7”EPで
カバーするまで知らなかったという、
しかーし、
そういうことは誰にでもあるかよ?
うおう、とーにーかーくーよ、
名作‘STOCKHOLMS MANGEL’を
一度も聴かずして死んでいく世界中の人民よ、
なんちゅう、
お可哀そうな人生を歩んでると断言して、、、
別にそんな言い切らなくても、
人から見たらどうでもいいことこのうえないことを
声高に言わなくてもいいけどよ!」
V.A. ‘STOCKHOLMS MANGEL’ CD SWEDISH PUNK CLASSICS SPC-001
Hajime「考えてもみたまえかよ、
‘HAIL TO SWEDEN’収録のカバー曲は、
CIMEX以外、
AGONIとRÖJERSまで
全曲がこの名作に入ってるかよ。
そーこーでーだ、
トップバッターのMOB47の皆さんには、
是非‘ハードコア・ガールズ・ルール’を
歌っていただきたいところかよ!
知らなかったら、
日本を代表して、
このわたくしハジメ氏がお教えするかよ!」
「、、、ピンポ〜ン、、、」
Hajime「なんだ、
この独り言で楽しんでいる時に誰かよ?
ケンジかサトシかよ、、、
はい、誰ですかよ?」
Tadahiro「ハジメ、いる?
あ、俺」
Hajime「タダヒロかよ、
どうした、珍しいかよ」
Tadahiro「ちょうど、
そこを通りかかったもんでな」
Hajime「うおう、
まぁ、入るかよ」
Tadahiro「おお、こんな時間に悪い」
Hajime「車を運転してるってことはよ、、、
ノンアル・ビールでも飲むかよ?」
Tadahiro「ハジメの部屋にノンアルがあるとは
思いもしなかったな〜、
じゃぁ、もらうぜ」
Hajime「♪ファッーキシステ」
Tadahiro「いま部屋に流れてるDISCARDは、
何の音源だい?」
Hajime「‘マンゲル’かよ」
Tadahiro「おお、そうか。
確かハジメは、
CDとLP両方とも持ってるんだっけ?」
Hajime「うおう、
この名作を、
一度も聴かずして死んでいく
人民の人民による人民のための、、、」
Tadahiro「なんだ?
酔っ払ってんじゃねぇよ!」
Hajime「それが、
まだ少しも酔ってないかよ。
うおう、
いま突然思い出したけどよ、
ANTI-AUTHORIZEの7”EPでよ、
最初の曲‘OPENING – A PART OF THE MANKIND’はよ、
このシングルよりも、
ビデオ(VHS)‘PUNK AND DESTROY’の映像の方が
数倍かっこいいかよ!
いままで誰にも漏らしてなかったが、
酔っ払ってない勢いで
タダヒロだけに
カミングアウトするかよ!」
ANTI-AUTHORIZE ‘OUR WIND…’ 7”EP MCR COMPANY MCR-077
Tadahiro「ANTI-AUTHORIZEの曲のことで
‘カミングアウト’って、
そりゃ使い方が間違ってないか?」
Hajime「うおう、
だーかーらーよー、
かっこつけたいがために言ってみただけのことかよ!
Tadahiro「おお、そうなのか。
ライブの方がスタジオ・トラックより
インパクトが強かったなんてことは、
HCに限らずよくあることだぜ!」
Hajime「ああ〜ぐ、
お待たせしましたMOB47の皆さん、
ここにいるタダヒロと、
そろそろ例の唄を歌いましょうかよ!」
Tadahiro「なんだよ、
その例の唄って?」
Hajime「‘ハードコア・ガールズ・ルール’に
決まってるかよ!」
Tadahiro「おお、、、はいはい。
そうか、
そういう曲があったのか」
Hajime「いいかよ、
よ〜く、
耳の穴をかっぽじって聞いていてくれたまえかよ!
‘1、2、3、ゴー!’
‘♪H.C.ガールール〜 (ハイッ)
コアを好きになって〜
一緒にいつも〜
吐いたり〜
どつ〜いて〜くれたね〜♪ 」
(、、、続く、、、)
では、Cheers!