#文人会一茶庵 新着一覧

「自娯」の心が、煎茶を絶妙にする
数年前に、文人会一茶庵の佃宗匠からいただいた「おいしいお茶 9つの秘伝(佃一輝 著書)」を読み返す機会があった。著書の冒頭トビラに下記のような言葉が書かれていた。 お茶のうまさは

洗塵橋を渡れば、別世界
文人会一茶庵では年に一度、大阪府和泉市にある久保惣(くぼそう)美術館の茶室で煎茶会を開催している。筆者も稽古の一環として煎茶会に何度か参加したことがある。...

蝉一匹から王安石の心情を読み取る 【一茶庵煎茶追想】
夏の風物詩という言葉が妥当かどうかわからないが、蝉の鳴き声で目が覚めることがよくある。うるさい、といえばそれまでであるが、短い命を精一杯表現しているかのように思える。そして

関雪記念館の煎茶会で、「ムーラン」と「呉昌碩」を語る 【一茶庵煎茶追想】
昨日、白沙村荘(はくさそんそう)橋本関雪記念美術館と文人煎茶・一茶庵共催の煎茶会が行われ...

タライに月を映し、毬と、梶の葉の裏に願い事を添えて ! 【一茶庵稽古追想】
七夕は、7月7日。ご存知のように、すべての暦(こよみ)は新暦で行われている。その昔、旧暦で...

人に見せない、見せると芸事になる。文人茶の極意かも【一茶庵稽古追想】
一茶庵には、文人が愛した煎茶を愉しむ環境が整えられている。前回は「離房法」という稽古を...

停雲思親友也。友を想う! 【一茶庵稽古追想】
コロナ禍で仲間や友人に会うこともままならない。また、好きなところに出かけるのも控えてい...

春といえば、鶯 【一茶庵稽古追想】
稽古が始まるいなや宗匠から、あのお軸に描かれている鳥は何ですか? という質問が私に投げかけられた。速攻に聞かれても、私の豆知識では答えが出てこない。確か、昨年くらいに見たお軸を

「玉露珠茶」の極上の一滴。 【一茶庵稽古追想】
昨夜の煎茶稽古は、玉露3煎と雁ヶ音3煎に加えて、初物「玉露珠茶(しゅちゃ)」なる茶葉を中...

隠逸詩人、林和靖と素心 【一茶庵稽古追想】
先日の煎茶稽古では、久しぶりに隠逸詩人 林和靖(りんなせい)こと「林逋(りんぽ)」が取り上げ...

牛と牧童ののどかな情景に杜牧の「清明」があう。【一茶庵稽古追想】
「春」を表わす季語は数えきれないほどある。花や動物など自然界のものも多い。春といえば誰...