リトープスという植物をご存知でしょうか?
リトープスは「ハマミズナ科」に属する多肉植物で、
自生地の多くは砂利の多い砂漠や岩場ということもあり、
周辺の石に似た色合いや模様で「擬態」する植物としても
知られています。
最初に店頭で見たときは、なんて不思議な植物が
あるんだという驚きでいっぱいでした。
またリトープスは「脱皮」する植物でもあります。
年に一回外側にある古い葉がしおれ始めると中に
新しい葉が形成され、しおれた古い葉を脱ぐように
新しい葉が出てきます。
写真のリトープスは購入時に札落ちで名前が
分からないのですが、紫福来か紫李夫人あたりでは
ないかと目星をつけています。
今まさに脱皮中です。
この脱皮の最中に大雨などが降ると蒸れて腐って
しまうこともあり、管理の難しい植物でもあります。
秋には菊のような美しい花を咲かせるので、今年の夏を
乗り切れるのを祈るばかりです。
(4月29日 Sora記)