雪山登山者がくまの足跡を見つけました。
その先には生きることが出来なかった
痩せこけたくまさんが死んでいました。
そう
去年の夏は暑くて木の実が実のらなかった。
だから山から山里へ…
安心して暮らすことが出来ないから出稼ぎに行きました。
「人間と出会ったら怖いなぁ…」とつぶゆきながら。
人間を脅やかしてしまいました。
出稼ぎに行ったまま戻れなかった仲間
冬に彷徨い歩き
春になっても森にはもう戻れない…
森を壊したのは誰?
木を伐採し団地やゴルフ場が作られました。
エネルギー開発で地球が汚れました。
森のくまさんだけじゃない。
北極に生きるくまさんだって…
想像してごらん
今この時
北極の白くまさん
地球が暖まり氷が溶け小さくなった氷河のカケラに取り残されて
行き場を失い〝ドボン〟と海に落ちて流され死んじゃうんだって。
くまを森に返そうよ
白くまを氷の国へ戻そうよ
私たちも同じように
食べ物を求めて彷徨い歩く日が近いかもしれない
もっと地球のこと考えよう
今私たちに出来ることだって
きっとあるはず
(4月9日 kuu記)