街角の天使

この曲も好きですね～　
このアルバムの中でも　ベスト３に入るぐらい好きです

この曲は男女の掛け合いみたいな歌詞構成になっています
当初はこの「少女役」を大貫妙子さんにお願いしたかったらしいのですがそれも叶わず
結局は浜省自身で一人二役でがんばっています

この頃の浜省は若い分だけ　歌い方が荒いと言うか　余裕がないというか・・・
それは　後でアルバム「初夏の頃」の中でリメイクされたこの曲を聴くとよくわかります
リメイク版の方が　よりこの曲の歌詞の世界に近づいている歌い方というか　大人になっているというか・・・
つまり　オリジナル版は　浜省が当時の年齢からすると「背伸びしてこの世界を歌っている」感じです
また　それがかわいいのですが（笑）

またこの曲にはビーチボーイズの影響であろう思われる部分が生かされており、良質なポップチューンになっているところも好きです
ビーチボーイズ・・・　つまり　ひとつの主旋律のメロ＆歌詞の上に　もうひとつ違うメロ&歌詞を重ねてコーラスさせているパターンですね
これは「愛奴」の「初夏の頃」でもみられます

２２歳のアーティストにしてはあっぱれな技法ですな～

　　　　　誰かがいつも君のこと　話してたぜ
　　　　　悲しい街角には　悲しい目をした天使がいる

　　　　　もう一度　愛して（空に夜空遠く翼広げて飛んでおくれ）
　　　　　もう一度　愛して（空に夜空高く　鎖ほどいて飛んでおくれ）