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映画徒然節…ネタばれ失礼

恋に落ちたシェイクスピア

2008年05月26日 | か行
出演:グヴィネス・パルトロウ ジョセフ・ファインズ ベン・アフレック コリン・ファース ジュディ・デンチ他

1998年の、アカデミー賞他色々な賞を総なめにした作品。
いやはや、どんなにすごいのかと期待して見てたのですが…。
いや、多分良い映画なのでしょう。ただ、主役の二人がグヴィネス・パルトロウとジョセフ・ファインズというのが、もうすでにコメディ化してる気がしてどうも薄っぺらい感じがしました。グヴィネス・パルトロウの演技力やらジョセフ・ファインズの容姿的なものが、どうもって気がするんですけど、アカデミー賞なんですよねぇ…。

女性がまだ舞台に上がることを許されていなかった、16世紀のお話。かのシェイクスピアと舞台好きの令嬢ヴァイオラが、一つの舞台を通して恋に落ちていきます。
舞台の衣装や町並み、映画自体の雰囲気はとても素敵で、なかなか楽しめます。
そして、誰よりも「ジュディ・デンチ」。彼女がいなかったら、この作品は、とんでもない方向に行ってた気がする。たった7分ちょっとの出演なのに、アカデミー助演女優賞を取っちゃいました。それくらい、存在感・演技力、申し分ありませんでした。「ショコラ」の時にも書きましたが、この人が出てるだけで安心できる。やっぱりすごいわぁ。
 
この映画、結構ハードなラブシーンがあるんですけど、その中でジョセフ・ファインズが言った台詞。「君のたわわな胸!!」。え、これってグヴィネス・パルトロウの胸のことかい??言っちゃ悪いけど、ハリウッドスターの中じゃ…ですよ??顔のことも褒め称えるけど、「え~!!」って感じですわよ。
劇中劇で、グヴィネス・パルトロウが男装してて、それはとても良かったと思います。中性的でナイーブな男役は、なかなか殿方には難しいですもんね。女役をするはずだった子が、本番当日に声変わりをしたりして、所々くすりと笑わせるのも、なかなかgoodでした。そのお陰で、グヴィネス・パルトロウが、花嫁衣裳で舞台に出られたんですもの。
 
最後の最後、二人が結ばれないのも、仕方が無いかな…あっさりし過ぎてる気はしますけど。
ま、私の中では「中の上」ランクの映画でした。



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