流ブログ

その記録

睡蓮

2005-09-03 | 独り言
 先日風俗雑誌を読みふけり、「名画座」というデリヘルを発見。
そこに「スイレンちゃん」なる嬢を見つける。
あのモネの名画を源氏名にするとは好感がもてる。

スイレンちゃん22歳。
出身は福島。性感帯は内緒。
メッセージは私と濃密な時間を過ごしましょ。

なるほど。ボカシ越しの彼女の顔を凝視。
何となく朝河蘭似に思えてくる。スラッガーの血が騒ぐ。
すぐさまTEL。「30分でお伺い致します」
そんなに早いのか。慌てて部屋を片付ける。
ネクストバッターズサークルにおける打者のように、
ピッチャーの配球を読むが如く、イメージを膨らませる。
野球も風俗も心理戦が大事なのだ。

呼び鈴が鳴り、いざ、スイレンちゃんとご対面。
乱一世のような顔立ちをしている。
なるほど。初球から厳しい内角攻めだ。
簡単にワンストライクをとられる。

大丈夫。自信をもってスイレンちゃんに微笑んでみる。
しかし微笑み返したスイレンちゃんの前歯が2本無いではないか。
ツーストライク。内角の高め。思わずのけぞってしまう。

大丈夫。何のためのイメトレなのか。
ワタクシは打てる。己に言い聞かせながら、シャワーを浴びる。

気分を落ち着かせたワタクシは、気になったことを聞いてみる。
「スイレンと言うと、君はモネに啓蒙しているのかね?」
「モネって何?お客さん超ウケるんだけど」

ストライク。バッターアウト!
外角のボール球を見事に振らされた。
ゲームセット。天を見上げるとまばゆいばかりの星の数。

ふと見ると飼い猫のゲルニカがスイレンちゃんを威嚇している。
そうか。やはりお前はピカソの名画から名前を頂戴しただけあって、
モネは嫌いなのだな。
次はゴッホの「ひまわり」ちゃんにしてみよう。

遠くでコオロギが泣いている。

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