弱者の兵法

今年のヨゴレ、今年の内にをモットーにしているワタクシ。
本日は朝からゴソゴソと起きだし、師走になり忙しくなる前に家屋の掃除をしようと決意。
決意まではいいのだが、外はココ最近の天気が嘘のように快晴。
気分ワクワク、気持ちフワフワ。
外に遊びに行きたくなるのを我慢し、溜まっていた洗濯物を片付けることに。
冬場は乾燥しているので乾きは良いかと思いきや実際はそうでもない。
それでも午前中から洗濯できる幸せを噛み締める。
３回転させているうちに片付けようとすると、しばらく読んでなかった漫画が出てくる。
しばし漫画に夢中になり、「イカン！掃除だっ！」と我に返りまた掃除に向き合う。

すると、またもやしばらくご無沙汰だったエロＤＶＤが出てくる。
「なるほど、こんなとこにあったのか」とパッケージを見ながらニヤつくが
すぐに「イカン！掃除だっ！」となって掃除に向き合う。
しばらくすると↑↑の野村克也氏の「弱者の兵法」が出てくる。
「そうだ…ワタクシはなんて弱者なんだ。一向に掃除が進んでないじゃないか」

周りを見渡すと、押入れの中を片付けていたので部屋中が溢れんばかりのモノで足の踏み場もない。
ワタクシ自身が弱者のせいで誘惑に負けてしまうのだ。
ノムさんの説法を読みながら、今この部屋に必要なのは収納だ。と決め付け
片付けないまま、近所の大型複合商業施設に赴く。

収納家具を見定めているとノンジ先生の奥様ことポンプロ社長と偶然出会う（社長はあだ名）
なんでも社長も軽い用事があったらしく優雅に買い物を堪能中だとのこと。
挨拶もそこそこに「ワタクシお腹が減っています」と云うと
「何でも食べたらよろしいがな」と食事をご馳走になる。
結局収納家具は買わずタダ飯を食うことに夢中になる。

その後ノンジ先生も合流し仕事のほんの少しの合間に近況を話し合い
「仕事があるから帰れ」と云われ仕方なく帰ると
部屋は見事に乱雑のままでどうしようもなく途方に暮れる。

出しっぱなしの「弱者の兵法」を読みながら弱者でも努力を怠るは勝てぬと
己の不甲斐なさにマクラを濡らす師走の夜。