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MAYUMI ART (ソプラノ長谷川眞弓 のブログ )

「歌うは愛する業なり」・・「歌に生き、愛に生き」・・「SWEET SONGS FOR LIFE」・・「優しい歌」

感受性・おもいやり

2007年07月05日 00時30分44秒 | 音楽教室
幼稚園で音楽教室

まだ怖いもの、汚れたもの、怪しいもの、争いごと
そういうことに慣れていない、純粋培養状態のお子さん達のなかでも
特に「こわがり」で、ちょっとした刺激に、まったく耐えられない
お子さんが、いました。

紙芝居は、順調な楽しいお話しの中、なにか事件が起こることになっているので
そんな時、お話しにピアノで音楽をつけている私は、
減3和音、半音階、低音を使ったりしてドキドキさせてあげるんですが、
そこからもうびくびくして、トイレにいくーと言ったりするんです、
語りの先生がこわーく話すとすぐ泣き出しちゃって、
「もう、だめ!」と叫ぶんです。
私がまず、ひざに乗せて落ち着かせ、
一緒にきいたり、特別に、気をつけていました。


そのお子さんが怖がらないよう、なるべく明るいおどかしのない紙芝居を選ぶのですが・・・
あるとき、
紙芝居が始まると、
先生のお話しの一つ一つにいちいち他の子供たちが大げさに笑うんです。
「そんな笑うとこと、ちゃうでーー」と思いながらにこにこお話を進めていると、
また、次のページにめくったとたん、大笑いするんです。
「え?あの絵がおもしろいんかな?」とおもってると、
やっぱり最後まで、なんでもかんでも大笑いするんです。
2人の子がソレをするとまわりもつられて笑うんで、
泣き虫の子も、つられて一緒ににこにこしているんです。

怖がりの友達が泣かないように、
笑って盛り上げてくれてたんだね、

とあとで気付いて、えらいもんやねえ、子供ながらにと。
あんな優しい子に育ててるママさん
すばらしい。

そういう素晴らしい子供たちと
毎週、わいわいやってます。

今週は七夕のお話しと音楽。飾りも作ります。
CDはピーターと狼、・・・また泣いちゃうかな?