MAYUMI ART (ソプラノ長谷川眞弓 のブログ )

「歌うは愛する業なり」・・「歌に生き、愛に生き」・・「SWEET SONGS FOR LIFE」・・「優しい歌」

蓮の花 薔薇よ薔薇よ 私の薔薇

2021年06月28日 11時17分00秒 | 最新情報♪


6/26土曜日、フェニーチェ堺の大スタジオで、日本ドイツリート協会のコンサートに出演しました。
宝塚からの私と京都御所(近くにお住まい)からのピアノの岩城かおりさん、
ちゃんと行けるかなーー(笑)と直前合わせで、遠いよねーと話してました。
うちからは、JRに乗れば大阪、新今宮、堺東と、混み合う梅田も難波も通らず、ささっとスムーズで電車も座れたし、迷わず行けました!
急にリハーサル1番になったので、誰もいない楽屋で声出ししようと、1時間前入り。
気持ちはゆっくり出来ました。



広くてピカピカ!





かおりさんは迷ったらしくリハ寸前に登場。
ピアノの位置を音出ししたりして調べて、決めてもらって始まった〜
1番目だからテスト的な意味もあり、それでピアノの位置も決めるので、自分の声は響く感覚がなくピアノばかり聞こえるけど、いつも通りのボリュームで押さないで歌った。スマホには録音で、声がめっちゃ届いている!これでいいんだわ。


Die Lotosblume 😌 蓮の花は暑い太陽の光にうなだれて夜を待つ  恋人、それは月。
彼は光で彼女を目覚めさせ、彼女は親しげに花の面を見せる。
彼女は美しく咲いて、輝いて、黙って空を見つめ、芳しくも、泣いて身を震わす。
恋と、恋の痛みゆえに。

薔薇よ薔薇よ🌹  薔薇よ、薔薇よ、その棘は本当に必要なのかしら?
私は小川のほとりでうとうと・・眩しい太陽の光の中で棘のない薔薇を見た・・私は薔薇を摘んでキスをした・・
目覚めて辺りを見てもそのバラはない、そして棘のある薔薇が咲いているだけ。
小川は笑って言ったの、それは夢の中の話よ、よくお聞き、よーくお聞き、薔薇の棘は必要なんだよ。

凄く伸び伸びと調子の良いピアノが魅力。それに乗って途切れ途切れにお話しするような歌で、棘がなければ摘んでいかれてしまうという、昔から薔薇のお話にありがちな教訓を、小川のおばさんが釘を刺す、的な可愛い歌です。
初めにやや、悲劇的なメロディで重大事件みたいに始まるので笑える。だから、この始まり4小節のメロディは「ねぇ、どうなのよ?」のお芝居で、あどけない表情を残すことが大切かな?


私の薔薇🌹  
薔薇は私の終わりかけた大切な恋、そのもの。この恋を失いたくない・・この心の泉から湧き上がる冷たい水を静かに注いでやりたい。
holden Lenzgeschmeide・・私の優しい春の宝石
der Rose meiner Freude
ばらよ、私の喜び。

 
学生の時、シューマンをいくつか勉強した中にあって、ひときわ先生は想いを込めて教えてくださったなーと思い出しました。
恋を失いかけた女(男)の感傷的で、愛おしくて、熱情も感じる名曲ですね。
フィッシャーディースカウのYouTubeは、かなりドラマティック。そう、歌曲はドラマ一本入ってますから!

こうして、ロマン派の名曲を歌う、貴重なコンサートとなり、感謝いたします。

かおりさんはまだ彼女が独身の時、ウィーンの講習会で一緒だった仲間です。
今は上のお子さんは小学校へ上がって、二児のママ。そんな仲間たちとは、たまに集まってランチしたりしてます。
コンサートもしない?
と2人で言いだし、楽しくなりそう・・😊🎵✨



岡原先生、リハ聞いてくれなかった!と2人で詰め寄り、(苦笑)笑顔の撮影。


お忙しい中、奈良から加藤さん義理堅く駆けつけてくださり、感謝申し上げます。ありがとう😊コロナで久しぶりの生演奏だったそうです。


お友達のお友達が来てくださいました。お花まで。感謝です。
お会いできればまた、ぜひいらしてくださいね。




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