MAYUMI ART (ソプラノ長谷川眞弓 のブログ )

「歌うは愛する業なり」・・「歌に生き、愛に生き」・・「SWEET SONGS FOR LIFE」・・「優しい歌」

11/10、芦屋モノリスにて「ジョイントコンサート」

2006年11月11日 16時15分04秒 | 最新情報♪
師匠の、山田暢先生とラフォン先生のジョイントコンサートを、芦屋に聞きに行く。
西宮、マリアの園で、仕事が終ってから、マクドナルドに寄りサラダを食べて・・。
先生のご主人様が会場の入口に立っていらして、「こんにちは、いつもありがとうございます」と挨拶しますと、コンサートは二階です、と案内をされた。もうすっかり暗くなり、あまり知られていない会場に、やっと着いたのに、中で迷ってもいけないし、親切な事です。


会場は結婚式の披露宴をするような豪華さでした。歌曲を楽しむにはじゅうぶんなスペースと、響きでした。
近藤先生の解説はとても哲学的で、音楽と詩の絡みが作曲家と、詩人の物事の(例えば「秋」であったりしても、「失恋」であったりしても)とらえ方をよく表していて、興味深く、その融合の結果、もたらされた物の色も、形もまったく見事で、ある・・ということを、とても丁寧に優しく話されました。

私はこれまで、音楽の中の感情、感傷、色彩、におい、いろんな事を楽譜からさがして、感じて、歌いたいと・・主にそんなことが自分の勉強なのですが、詩人の哲学、作曲家の哲学、これは、人生そのもので、そんなことにまで掘り下げる事がなく、特に最近は研究不足だったと思ってしまった。

暢先生とロンさんのデュエットは、アンコールの一曲だけでした。それはそれは自由で快活で軽妙で素晴らしかった。
プログラムの、すべてに引き込まれた。暢先生の声が体の息と直結し、上下にひろい空間のある自然の声で、よかった。先生はいい声を作らない。一つ一つのフレーズ、一音をきれいに歌おうとして、耳を頼りに声を作ったりする、私のくせが、本当によくないと反省した。
サマータイムをきけて、またまた感動、また自分がダメダメになってしまった。
この日感じたもの、大事に。