僕の介護記録１－２－もはやコント。－

後編。
前編読んでない人は前編からｗ
もっと長いよ～


タクシーが正門に近づいてきた。
後は運ぶだけ♪

ってことでシートをタンカ代わりに持ち上げる。


ムリムリおろしておろして。


３歳児？


正門チームはタクシーを待たせてることでどぎまぎ。
シートチームもどうしようどうしよう？

苦渋の選択。
タクシーに乗るのはむりだろう。

主役が謝りタクシーに帰ってもらう。

この主役にとって２０最初の謝りはタクシーの運転手へだった。


さてどうしようか。

おろしてると静かに震えながら眠る。
動かすとぱっと目が覚めムリムリおろしておろして。

この二つの動作だけでこの日の彼は生きていた。

途方にくれてたところに・・・
先輩が車を出してくれることに。

その先輩は自転車で椿森まで帰り
その後車でまた来てくれたのだ。


空が明るくなってきた。

先輩が来るまでの間みんな疲労の色を隠せない。

ただ一人、緑のシートと顔の青白さで素敵なグラデーションを放っていた彼だけが
地獄の閻魔様だってこんな顔しないだろうって顔で眠る。震える。

先輩が戻ってきた。
サ館の裏に車を止めてくれる。

シートとその上の震える物体を運ぶ。


何かいっても
頑張って頑張って！
男の子でしょ！
もう少しもう少し！

ムリムリおろしておろして

何とか車に。

主役が道案内で車に乗り
男は自転車で
女の子は待機って感じで
主役の家に向かって出発。


出発前
わざわざこの物体のために車を出してくれた先輩に向かって


エンジンを止めて
動かさないで
ムリムリおろしておろして


お母さん。僕の大好きな人が新たな言葉を覚えたよ。
しかもそれを大先輩に向かって。
そしてその車は今日の主役（つまり今日が彼女の誕生日）へむかって。
素敵な人でしょ。お母さん。


主役の自転車に乗って主役の家に移動。
みんなでシートを持ち家の中へ。
がしかし


ムリムリおろしておろして


結局玄関でおろす。

突然の訪問者もびっくりだよね。
玄関開けたら
ビニールシートの上で
みんなの上着とすわっちの毛布をかぶって
青白い顔で
小刻みに震えて眠る

物体。。。


まぁ一人は男がいたほうがいいだろうってことでうちが残ることに。

まずお茶等を買って
枕元へ。

その後新たな事実発覚！

彼は今日日雇いのバイトだったのだ！


そんなのほうかっとけばいいものの
彼のことを思い電話をしようということに。

しかし番号は？

彼のかばんを主役が覗く。

その時彼はタバコ吸ってることをみんなに隠してたから
それが見つかったらどうしようとひとりわさわさ。

何とか手帳を取り出し番号を探す。
書いてねえ。
携帯を拝借。

うちらが兄弟に成りすましてバイト先へ電話。


「あのですね、今日バイトをさせていただくことになってた（彼の名前）の姉ですが昨日の夜彼が体調不良で救急車で運ばれまして・・・」


うん、リアルｗ


その後主役に適当に看てるからねなぁと指示。
いや大丈夫といってたけど予定もあるだろうということで素直に眠る。
うちもうつらうつら・・・

９時ごろ。
主役は用事があるっぽかったから
動かさないとということで起こしてみる


ここはどこ？


あー主役の家だよー
誕生日だからさ、動けるならうちの家でねむろ？



ムリ。



彼は何度この言葉を言ったのだろう。


お茶！



はいっ買って来ます！


家を出てから気付く。
あいつ偉そうじゃない？？

僕は生茶（彼用）と自分用の飲み物を買って再び主役の家へ。

意気揚々とかってきたよ！！


生茶は嫌い。


はっっ？？

いや、彼は弱っている、落ち着け自分。


麦茶が飲みたい。


買って来ます！


もう一度コンビニへ。
家を出るとき


六条麦茶飲めないんだよね。
パックのやつ。
ストローもね。


。。。

速攻でコンビニへ。


無事飲みたいものを飲めたようで。
おもむろに動き出し、、、
はってトイレを目指す。

がトイレの場所がわからず
なぜか部屋を這い回っている。


トイレはこちらですよ～


主役は午前の予定をキャンセルしてくれたらしい。


結局その後またお休みになられて
２時ごろ主役の家を後にしました。


相当体調も戻ったらしく
俺元気だ～とかいいながら
僕よりも速いスピードで歩いて駅まで行きましたとさ。。。

この日僕が二度目の主役に謝りメールを送ったことはいうまでもない。



ほへぃ長かった。。。
ここで問題です。
ここの彼と主役
だれがだれだかわかるかな？？ｗｗ


そのうち第二回も書こうっと。