岡山戦の結果を受けて、心の「タイムカプセル」、かぱー。
「アウェイの洗礼をうける」、とはよく耳にする言い回しですが、岡山で見まわれたあれは、気象レベルではなかったろうか。
昨年5月のGW。
アウェイのファジアーノ岡山戦に遠征することにしました。岡山には、以前徳島にいた選手が数名いることで、彼らが元気で頑張っているところも見たいし、車で日帰りできるスタジアムだし、ということで決行いたしました。
岡山に着いて、駐車場からスタジアムに向かうときは、ほどよく曇り空でした。
青天井の観戦にこれほど向いたお天気はないかと安堵していたところ、入場して試合開始までの間に、あっさりとピーカンに。
「あぢぢぢぢぢぢ」と、はれの国おかやまの太陽光線に炒りつけられながら、応援、観戦しつつも試合は膠着状態。頭も煮える。
終了時間も迫り、「これは0-0かなあ…」と思い出した途端に押し込まれ、矢先に試合終了の笛が。
目の前のゴールに転げこんだボール、最後まで止めに入ったが及ばなかった選手が立ち上がれない、
近くの席で見ていた男の人が、矢も楯もたまらずという風に「立てー!顔あげろー!胸はれー!」と叫ぶ、
頭からタオルをかぶって他の選手に引き立てられるようにその場を立ち去る選手、
それを見ている自分たちも涙目。
それでも、選手バスの見送りをと、気を奮い起こしてスタジアム前に移動しました。
すると、なにやら晴天にわかにかき曇り、「へ?」と思うまもなく風呂桶の底を抜いたようなにわか雨が。
傘が間に合わない、あわててカッパを着るも中がしっとり、足元じょぼじょぼ、なんじゃこりゃー?
選手バスも去り、しばらくしたら雨も何事もなかったかのようにあがりました。雉に化かされたような心持ちです。
ここまで徹底してアウェイ扱いの気候天候に翻弄されたことに、お見事としか言えず。
「試合が終わったら、近いみたいだから駅前散策にいってみる~?」と出がけには話していたのですが、
いろいろなものにコンボで襲いかかってこられた我々の気力ゲージは、目減りする一方でした。
「…帰ろっか」
悄然と南下する車は、休憩で吉備SAに停まりました。
軽食を取り一息入れるうちに、なにやら緩やかにハイになって行く我々。
敷地内にて気持ちのやりどころを模索するうち、なぜかお調子な撮影会となってしまいました。
そして、追い打ちのようにデジカメの調子も悪く、こんなものまでおさまる始末。
ずんでろれ~ん
(デジカメの回路の調子が悪いからというだけで、まったく「それ」な方向の写真群ではありません)
退治されたのは自分たちなのかちくしょー。
…という、去年のとほほな顛末を思い出してしまいましたよ。しょんぼり。
来年も、どちらでやるにせよまたGWに対戦が設えられるのであれば、今度こそは負けないー!