中学以来、日本史の勉強は全くしてないので、ざっと理解しておくために読んだ本。
天皇の称号・「日本」の国号が使われ始めた時代、武士が興ったきっかけ、鎌倉幕府誕生は1192年ではなかった、
など知らなかったことだらけで面白く一気に読めた。
新撰組の池田屋事件、戊辰戦争~西南戦争の流れは特に興味をそそられたので、また別の本を読んでみたい。
ダイビングの本かと思ったら、半分くらい環境問題の話だった。
ニューヨーク郊外のCape May、メキシコのCuatro Cienegas、行ってみたい。
受験生時代の世界史のーとを引っ張り出して、ローマ世界のページを開いてみた。
今回読んだ3巻の部分は、ノートではここらへん↓
この2,3行の所が、本では250ページに渡って書かれている。
受験生時代には知り得なかったが、実はここはローマが地中海世界全域の覇権を確たるものとしたかなり重要な時代。
西はスペイン、北アフリカから東はマケドニア、小アジア、シリアまで手中に収め、最後には地中海全域の海賊を討伐。
この辺りのダイナミズムも凄いけど、歴史って登場人物の素顔、キャラクターがわかると一層面白くなるね。
中学生のときだったか、「深夜特急」を夢中で読んだ時期があった。
思えば、あの頃から旅へ出たくてうずうずする病にかかったのかもしれない。
先日ふと本屋をぶらぶらしてたら、この本を見つけ、懐かしくなり即買いしてしまった。
深夜特急が出版されてからもう20年以上?経ったのだが、この本はつい最近出たようだ。
このカバーのデザイン、本当にいいよね~。
この本は、「深夜特急」の成り立ちの経緯を綴った本。 というか著者の半生記のような感じ。
著者の沢木氏は、本当に人生そのものが旅のようだ。 こういう生き方って、カッコイイ。
ところで、「深夜特急」をまだ読んでない人は、読むのは別にオススメしない^^;
Amazonのコメントにもたくさんあったが、どうやら本当に「何もかも投げ捨てて旅に出たくなる」中毒になってしまう人が多いから・・・
というわけで、春にはまた東南アジアへ一人旅しに行ってきます^^
『ローマ人の物語II』は第一次ポエニ戦役からマケドニア滅亡、そしてカルタゴ滅亡までの内容。
スペインから兵士と象の大軍を引き連れてアルプス山脈を越え、イタリア半島に15年間居座りローマを危機に陥れた化け物、ハンニバルと、
そのハンニバルに打ち勝ち、マケドニア王国のフィリップス五世、シリア王国のアンティオコス王を破りローマに地中海の覇権をもたらした戦術の天才、スキピオ・アフリカヌス。
著者に言わせれば、この二人はどちらも歴史上5本の指に入るほどの名武将で、この二人が直接対決するザマの戦いは圧巻。
また、5万の兵のハンニバル軍がどのように9万のローマ軍を壊滅させたかを書いた、カンネの会戦のパートも面白い。
あけおめんこ。 今年は去年よりもアグレッシブな年にしたいですな。
本年一冊目は『ローマ人の物語I』。 ローマの歴史を描いた大作。
国の成り立ち、政治の成り立ち、法律の成り立ち、インフラの成り立ち、・・・
などなど、様々な国の根幹に関わる成り立ちとその経緯を知ることができる。
また、種々の民族の性格を描いているのも面白い。
知力の秀でるギリシア人、体力の秀でるガリア人・ゲルマン人、技術力のエトルリア人、経済力のカルタゴ人、・・・
そして、ローマ人がこれらの民族をまとめられた理由は、その「開放性」にあるのではないか、という著者の主張。
以下引用↓ 今年中に全15巻、読み終えたい。
都市建設に表れた考え方の違いが三民族の運命を左右したと考えられないこともない。
防禦には万全でも、発展は阻害されやすい丘の上を好んだエトルリア人。
防禦が不充分な土地に街を建てたおかげで、結果としては外に向かって発展することになるローマ人。
通商には便利でも、ともすれば敵を忘れさせる海ぞいの土地に街を築いた南伊のギリシア人。
工学部の都市工学科に学ぶ人ならば、何よりもまず先に哲学や歴史などの人間学を学んでほしいものである。