周期性四肢運動障害とむずむず脚の話

睡眠障害の一つ、周期性四肢運動障害とむずむず脚症候群患者の体験談を中心に、、、

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2020-07-12 23:37:47 | このサイトについて
頻繁に更新は出来ないかもしれないが、着実にやっていこうと思います。
 本当は、ブログ形式よりも普通のHPの方が、ページ構成が行いやすいのだと思いますが、記事はある程度ジャンル分けして、カテゴリー別にします。左下にある[CATEGORY]から入っていただくと、その分野の記事がまとまっています。

 コメント等、歓迎します。

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 このページは、睡眠障害として治療が必要な疾患として専門家により分類されたもののうち、周期性四肢運動障害とレストレスレッグ症候群について、患者として実際に経験したことを中心に情報を提供する。 なお、書いている人間は、患者としてはベテランであるが医学者ではないため、専門的に見れば誤りのある記述も含まれるはずである。その旨を含みおき、記載された情報の活用は読者の自己責任で行っていただければと思う。
 睡眠障害の国際分類は、こちらからダウンロード可能(日本語)である。

 睡眠障害で何よりも苦しいのは、寝つきが悪い・頻繁に目覚めるといったこともさることながら、日中のだるさ、眠さから来る「生活の質の低下」だと断言する。時にはバツの悪い失態を演じ、また自らだけでなく、周囲を巻き込んだ生命の危機をも招き、最悪には(事故などにより)死に至ることもある。気がつかずに放置することで、人生が変わってしまう。
 時には抑うつ的思考など精神的健康をも阻害する。うつ病などの症状として、よく不眠が挙げられるが、睡眠が日中の活動で莫大なエネルギーを代謝し、ストレスに晒され疲れた脳を休息させ、精神活動の物理化学的現象として捉えられる各種の神経伝達物質の代謝・生成に必要な時間であるとすれば、何らかの理由により正常な睡眠が得られなくなった場合に、単に、ごく普通に言う寝不足での不調という域を超えた精神的活動の不調を引き起こすことは十分考えられるのではないだろうか。
 数十年前には、居眠りばかりしているダメな奴・怠け者としか見られなかったかもしれない。
 幸いなことに、今は治療の対象とすべき病気であるとされ、まともな日常生活を取り戻すことができる治療を受けることができる。このような病気に気づかず、日中の生活の質の低下に悩み、不眠に彷徨う潜在患者が快適な日常生活を取り戻すことに、少しでも役立てることができればと思う。

下の項目のうち当てはまるものが幾つかあれば、一度専門医の扉を叩いてみたほうが良いかもしれない。
冴えた頭脳、充実した活動的な生活が取り戻せるきっかけとなるかもしれない。

1.自覚的症状
・日中、時と場所、状況を選ばず強烈な眠気に襲われる。
・自分で知らないうちに、一瞬眠ってしまうことがある。
・自宅での夕食後、ソファなどに横にならずにいられないほどの眠気に毎日のように襲われる。
・寝つきは良いが、頻繁に目が覚める。
・朝起きて立ち上がると、脹脛(ふくらはぎ)に疲労感がある。
・脹脛(ふくらはぎ)や太ももの筋肉の深い部分(内側)に引きつったような感触や痛みがあることがある。
・安静時や寝ようとしたときに、足(特にふくらはぎ)に、むずむず感や虫がはいずるような妙な感覚があることがある。
・いつも頭がが冴えない。頭重感や鉢巻きを巻いているような痺れ感がある。

2.他覚的症状
・寝ているときに手足が大きく動くことが、しばしばある。
・寝ているときに足が蹴りだすような動きをすることがある。時には掛け布団が大きく動くぐらい足が動く。
・寝ているときに、足の指が5本バラバラに動いている。起きていて本人の意思で動かそうとしても絶対にできないような奇妙な動きをしている。
・寝つきはよさそうで、気がつくと良く眠っている(ように見える)。


 似たような症状がある、自分もそうではないか?そうではないが別の睡眠障害ではないか?
そう思う方は、最寄りの日本睡眠学会認定医など睡眠障害の専門家を尋ねて相談されるのが一番だと思う。

キーワード
睡眠障害
周期性四肢運動障害:別名 睡眠時ミオクローヌス症候群、睡眠時周期性四肢運動障害
     英語略称 PLMD: Periodic Limb Movement Disorder
PLMS: Periodic Limb Movements in Sleep
レストレスレッグ症候群:別名 むずむず足症候群
     英語略称 RLS: Restless Legs Syndrome
終夜睡眠ポリグラフ検査

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (元気が一番)
2007-03-18 02:00:17
ここの、記事をはじめて読ませていただきました。
私も、ミオクローヌスで、悩んでる一人です。
そのせいで、またもや、退職に追い込まれました。
どんな状態かは、よくご存知だと思いますので、書きません。
今月末で退職しますが、次の仕事はどうなることやら。。。。。
今度は、体にやさしい仕事を見つけて、のんびり生きていければ良いと思っています。
まだ50前なのですが、疲れました。
これからも、時々読ませていただきますね。
でわ。
今シーズンは、雪が少ないと喜んでいましたが、ここに来てなんでしょう、この天気(怒)。
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25年前から… (ちこちこ)
2008-02-14 15:42:05
はじめまして。
私は、結婚してすぐ、夫の睡眠異常に気が付きました。
当時は、神経内科の先生にはナルコレプシーと診断されました。
時代とともに、診断方法が進み、周期性四肢運動障害と診断されました。
ひょんなことから、このブログを拝見し、私たちの15年近かった「悲惨な時代」を思い出し、号泣してしまいました。
苦しんでいる夫に言えない、妻の苦しみがあったこと。仕事でスポイルされ、苦しんでいた夫のこと。
幸い、職を失うことはなかったが、当時は自殺する人も多く、離婚率が大変に高かったと聞いてます。
なぜ、大事なとこで寝てしまうのか、さっぱりわからない。訴えれば、不定愁訴のように思われ、強い安定剤や抗うつ剤を、山のように処方され、服用すれば、ますます、寝む気との戦いが激しさを増すばかり。
助けようがなく、辛かったです!
診断や、治療方法が進み、憑き物が落ちたような気持ちです。
このブログは、大変わかり易く、良くまとめられていて、有難く思いました。
同病に苦しんだ夫を持つ妻として、これからの人のために、わかりやすい記録を残してくださいましたこと、敬意を表します。
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5ヶ月前から (どさんこ)
2009-03-02 22:40:19
五ヶ月ほど前から、頻繁に睡眠中に足がもぞもぞして深く眠れない症状で休職しています。
症状としては足のもぞもぞ、寝ている最中に足を大きく動かさずにいられない不快感、足を大きく動かす、頻繁に目が覚める、昼間の眠気等です。
もともとてんかんなのでそのせいではないかと思っていました。てんかんの薬はずっと飲んでおり、おかげで大発作は8年ほどありません。
ただ、「足がもぞもぞする不快感」は以前から時々あり、むずむず足症候群ではないかと主治医に言ったところ、リボトリールを処方されました。
しかしまったく改善されません。
今は睡眠薬を飲んでなんとか夜の睡眠時間を確保していますが、それでも一晩に2.3回は不快感で起きてしまいます。
主治医は、仕事のストレス等ではないかとおっしゃっていますが、根本的な治療ではないので、病気と闘う為にもはっきりとした病名を知りたいと思っています。
このブログを拝見し、もしかして自分は周期性四肢運動障害ではないかと思いました。
第一選択薬はリボトリールなのでしょうか。主治医は、「むずむす゛~だとしたら、リボトリールが効かないのは絶対おかしい」というのですが、どうなのでしょう。
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