読書報告・その31：1Q84

文庫化するまで待とうと思っていたところ、職場の先輩が貸してくれたので
ちょっとずつ読み進めていた村上春樹の1Q84、
ようやくBOOK 3まで読み終わりました

一言で言うと、このお話は予想に反して

壮大なラブファンタジー

になっててビックリしました

月が2つ浮かんだ世界だの、リトルピープルだの、
空気さなぎだの、ファンタジー要素盛りだくさんですが、
描写がとてもリアル且つ詳細で、
よくあるファンタジーっぽくもなく、かなり独特な世界観が広がってました。

登場人物も、その人物像がありありと浮かんでくるような描写で、
身体的特徴も細かく書かれているので、
主人公の青豆が職場の某女性弁護士にそっくりで、
彼女の顔を思い浮かべながら読んでいたら、
この本を貸してくれた先輩も同じことを思って読んでいたとか
こんなにイメージを掻き立てられる人物描写はなかなか読んだことがありませんでした。
（因みに私は今回初めて村上春樹作品を読みました）

描写は詳細ですが、イマイチ腑に落ちない点などあって、
読み終わってもちょっと？？？な感じが否めませんでしたが。。。
映画化をもくろんでいるとしたら、R指定間違いなしの作品ですね
でも本を読むよりストーリーはわかりやすくなっていそうなので、
もし映画化したら見てみたいと思います。