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かものはし通信

他是不有吾

新年度

2010-04-01 06:10:07 | 戯言
新年度開始だ。

以前の職業では、この年度替わりで何もかもまた一から再スタート、という重要な節目であった。
今の職業では、年度替わりでも日常業務にほとんど変化がなく、漫然と時が流れていくようで、こういう時にふと以前の職業を懐かしく感じる。

だが、今年度は意識的に、今日をひとつの節目としよう。
自分自身がここで変わらなければ、自分を取り巻く環境は何一つ変わらない。
高い目標を持ち、それに向かって努力し続けよう。たとえ40代後半からでも、大きく躍進することは可能だと信じ続けよう。

日本IBMの連結納税

2010-03-18 05:50:03 | 戯言
今朝の朝日新聞トップ記事に注目。IBMグループの法人税に関する記事だ。
国税局は、4000億円超の赤字計上を認めず、追徴課税額は3百数十億円となりそうだとのこと。

この記事、昨夜のセミナーの内容に面白いくらいにヒットした。
まずは連結決算のこと。親会社と子会社は全ての決算項目を合算するが、親子間取引は相殺する。IBMが追求されたのは、その連結決算で、連結納税制度を用いて支払った法人税が不当だということらしい。新聞にはIBMグループ内での自社株取引が図式化されていたが、なるほど、こんなうまいことができるのかとちょっと感心した。
次には日本IBMが子会社であり、親会社はIBMエイピーホールディングだったということ。
昨夜のセミナーでは、JALの破綻前の経営状態について、テレビで著名な経済学者が「単独決算なら黒字だから法的整理は不要」と言った、これのどこがおかしいかが説明された。
「単独決算で黒字」だったのは、親会社のホールディング(恐らくただの持ち株会社)であり、JALの企業活動は実質的には全て、多数の子会社が行っていて、こちらが多額の赤字を出している。こういう企業グループは、親の単独決算だけ見ては意味がない。連結決算で見て初めて経営状態が分かる。
こういう話だった。
親会社がただの持ち株会社なんて企業形態があるのかと意外に感じたが、何のことはない、日本IBMも同様だったということだ。

それにしても、昨夜のセミナーで得たものは多かった。
セミナーを受講しただけで終わらせず、これをどう次のステップに繋げていくか、戦略的に考えたい。

マーケティングの心理学

2010-03-03 22:59:23 | 戯言
本日の講義では、お客様にいかにして選んでいただくかを学んだ。

なるほど、と納得させられたのは、選んでいただくには理由付けが必要だということ。
ものを買うときも、ただ「欲しい」だけでは購買行為に繋がらない。それを買うことの理由付け、即ちイソップの「きつねと葡萄」のような合理化があってこそ、初めて「欲しい」が「買う」に繋がるということだ。
我々の仕事でも、お客様が他社でなくうちを選んでくださる理由を、お客様に持っていただかなければならない。
その理由は、うちの強みの追求、他社との差別化、お客様優先主義の徹底などで実現する。

うちの強みは何だろう?
自分がリーダーとして納めたシステムに限って言えば、納期厳守と品質の高さ(バグの少なさ)だと思っているのだが、同部署の別チームは、昨年品質の低さでお客様に多大な迷惑をかけた。以前のように胸を張って「うちは品質が命です。」と言えなくなってしまった。
結局、お客様を大切にするという気持ちが欠如しているのだろう。
まずは部署を引き締め直さなければ、お客様に選んでいただける会社にはなりはすまい。

マーケティングについて

2010-02-24 22:55:08 | 戯言
本日のセミナーの題目は「マーケティングの基礎理論」だ。

少し前までは、マーケティングといったってうちの会社は小売業ではないから、どう考えたらよいか皆目検討もつかない、といった具合であった。
最近になってようやく、物を売るのではなくて付加価値を売るのであり、うちみたいな会社であってもお客様へ提供する付加価値で勝負できるのだと気づいた。

そこで本日の収穫、即ち反省点だが、これまでひとつひとつのプロジェクトは全力を尽くしてきたけれど、それが完結した後までお客様との関係を維持しようとしていなかったことである。次のプロジェクトで頭がいっぱい。既に終えたプロジェクトやそのお客様のことを考えるのは、ちょっとめんどくさい。それが本音であった。
しかし、お客様と継続した関係が作れなければ、お客様がほかのお客様を連れてきてくれるような、リレーション・マーケティングが実現できないのだという。

よし。ちょうど仕事が手薄になっている時期でもある。過去のプロジェクトでお世話になったお客様へ、早速連絡をとってみよう。