エドモンド・ハミルトン著 「フェッセンデンの宇宙」 河出文庫
少なからず、ショックを受けている。
これが本当のエドモンド・ハミルトンだったのか?! 自分はこれまで何を読んでいたのだろうか。
中学生時代、「スター・ウルフ」3部作に心酔した。文庫本がぼろぼろになるまで繰り返し読んだ。
しかし当時話題になっていた(NHKでアニメ化されていた)キャプテン・フューチャーのシリーズものは、幼稚な印象が拭えず、数冊で放り出した。
ハミルトンはスペースオペラの大家、しかしB級、というイメージのまま、スター・ウルフを超えるものを見い出せず、自分のSF時代は途切れていた。
つい先頃、新聞の書評欄で本書の紹介を読み、懐かしさのあまり即座に購入。そして衝撃を受ける。
これほどに素晴らしいSFの短編が書ける人だったと、知らなかった自分が恥ずかしい。
表題作の「フェッセンデンの宇宙」はもちろんのこと、他の作品もひとつひとつが衝撃的だ。
「追放者」の落ちなど、「うわっっっ!」と思わず声を挙げてしまった。
この歳にして、また素晴らしい本に出会えること、これほど幸せなことはない。
少なからず、ショックを受けている。
これが本当のエドモンド・ハミルトンだったのか?! 自分はこれまで何を読んでいたのだろうか。
中学生時代、「スター・ウルフ」3部作に心酔した。文庫本がぼろぼろになるまで繰り返し読んだ。
しかし当時話題になっていた(NHKでアニメ化されていた)キャプテン・フューチャーのシリーズものは、幼稚な印象が拭えず、数冊で放り出した。
ハミルトンはスペースオペラの大家、しかしB級、というイメージのまま、スター・ウルフを超えるものを見い出せず、自分のSF時代は途切れていた。
つい先頃、新聞の書評欄で本書の紹介を読み、懐かしさのあまり即座に購入。そして衝撃を受ける。
これほどに素晴らしいSFの短編が書ける人だったと、知らなかった自分が恥ずかしい。
表題作の「フェッセンデンの宇宙」はもちろんのこと、他の作品もひとつひとつが衝撃的だ。
「追放者」の落ちなど、「うわっっっ!」と思わず声を挙げてしまった。
この歳にして、また素晴らしい本に出会えること、これほど幸せなことはない。