前項で、口呼吸の悪影響と、鼻呼吸の利点について書きましたが、この項はその続きとして、鼻呼吸にするためにどうすれば良いかを書いていきます。
おススメの方法としては、睡眠時に口テープをすることです。口にテープをして強制的に口を閉じてしまうことで、雑菌やウイルスが口内から侵入することを完全に防ぐことができます。
使用するテープは、医療用の12mmか24mmのテープで良いです。私が利用しているのは24mmのサージカルテープです。貼り方は慣れない方は縦に張るようにし、もし鼻呼吸だけでは呼吸が苦しいなら、口の両端で少し呼吸をできるようにしておきます。慣れて、鼻呼吸だけで呼吸できるようになったら、24mmテープを横向きに張り、口を完全に閉じるようにしましょう。私は24mmテープを横向きに使い、完全に口を閉じるようにしています。
よくある質問で、寝ている間にマスクをすれば良いのではないか、と聞かれることがありますが、マスクは呼吸ができるように作られているので、小さな細菌やウイルスの侵入を完全に防げるわけではないので、実は十分な効果がありません。また、当然ですが、睡眠時に口呼吸になっている習慣を鼻呼吸に直すことはできません。完全に口を閉じるために口にテープを貼ることをお勧めします。
もう一つ、よくある質問で、口にテープをして寝たら、窒息してしまうのではないか、と聞かれることがあります。確かに慣れないうちは少し苦しいかもしれないので、上記したように口の両端から呼吸できるようにしておくとよいでしょう。慣れて、鼻でスムーズに呼吸ができるようになれば、そんな心配をしなくなるほど、気持ちよく鼻で呼吸できるようになります。
私がみてきた患者さんで、睡眠時に口テープを貼るようにして改善された症状は、以下のようなものがあります。
- 風邪を引きにくくなった。
- 以前はよく咳が出ていたが、あまり出なくなった。
- 鼻炎の症状が軽くなった。
- 鼻炎とともに、前頭部の頭痛の症状があったが無くなった。
- 花粉症の症状が軽くなった。
- 扁桃炎を発症しにくくなった。
口呼吸により、口から雑菌・ウイルスが入りやすい状態だと、のどや鼻の症状だけでなく、雑菌・ウイルスによって体内が汚染され、全身の免疫力が低下することが考えられます。今思えば、私も気管支炎と肺炎を起こしたので、体内がかなり汚れていたようです。そう考えると、口呼吸を放っておけば、重い病気につながる可能性も十分考えられます。
口テープをして寝てみてはいかがでしょうか?
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