*** Plaisir de voyager ***

非日常的な旅で遭遇する色々な体験のお話です。Various enconters in unusual travels.

サンティアゴ巡礼・ルピュイの道(第4日目)Pelerinage sur le Chemin du Puy (4em jour)

2013-11-16 | ル・ピュイの道 Chemin du Puy en Velay
オーブラック地方の伝統的チーズ料理、アリゴ 
 
L'Aligot,plat national de l'Aubrac



ル・ピュイ巡礼路の旅

第4日目:2013年9月28日(土)
行程:ル・ソヴァージュ(Le Sauvage):標高1292m → オモン・オーブラック(Aumont-Aubrac):標高:1092m
歩行距離:28km

  この日は、ル・ソヴァジュを出発点とするGrand Trail de St. Jacques (聖ヤコブ巡礼道のトレイル・ランニング大会)が開かれることになっていました。この村からル・ピュイの方角に向けて走ります。最も長いコースは70kmです。


昨年参加したランナー (大会案内のHPより転載)

  巡礼者が歩く道をランナーたちは逆方向に走りますので、私たちの日程は1日違いで、お互いに邪魔になるのを免れ幸運でした。ジットを出発するときには、既に一部のランナーが集まっていましたが、20-30分ほど歩いた駐車場にも、参加者が集まっていました。


トレイル・ランニングの参加者たち       
 

  ここから更に山地の巡礼路を10分ほど歩くと、オート・ロワール県(Departement de Haute Loire)を抜けて、ロゼール県(Departement de Lozere)に入りました。この県の入り口には、サン・ロッシュ村(Saint Roch)と言う村があり、礼拝堂が建っていました。

  

ロゼール県の入り口を示す標識         サン・ロッシュ礼拝堂

  その後、サン・タルバン・シュル・リマニョル(St Alban sur Limagnole)に向けて、沿道の白樺(bouleau blanc)の木々を眺めながら山道をゆっくりと下って行きました。
    

巡礼道沿道の白樺林

  お昼少々前に、サン・タルバンの市街地に到着。サン・タルバン教会の前庭では、村人たちが民族衣装を身に着けてダンスを踊っていました。そのダンスを観賞しながら、近くのテラスで軽食を食べて休憩しました。

     
サン・タルバン教会               教会の前庭でダンスに興じる村人たち

  この後、モミの林、エニシダの茂み、野生の果樹、 羊の放牧地などの風景が続く道を歩くこと約4時間半、本日の目的地、オーモン・オーブラックに到着しました。

  

オモン・オーブラックに向かう途中の風景



  
オモン・オーブラックの中心街

  オモン・オーブラックのジットでは、夕食で出して頂いたアリゴ(Aligot)料理に深い感銘を覚えました。この料理は、オーブラック地方(l'Aubrac)独特の伝統的チーズ料理です。この宿の主人がこの料理を作ってくれるたのですが、食卓の前ででアリゴを伸ばして見せる演技が見事です。因みに、オーブラック地方とは,オーベルニュ地方、ミディ・ピレネー地方、ラングドック・ルーション地方にまたがる、カンタル県、アヴェリョン県、及びロゼール県包括した一帯を表す呼び名です。


アリゴを空中に取り上げる宿の主人


お皿に盛られたアリゴ


アリゴを口に運ぶ巡礼客

  そもそもアリゴは、オーブラックの修道院が巡礼にふるまった食べ物がルーツとされてるようです。ラギオール(laguiole)の塊(トム)に、ジャガイモのピュレ(puree)と牛乳、バター、ニンニクなどを加えて丁寧に練り、糸を引くような状態に仕上げた料理です。  

  





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