サン・シェリ・ドブラックの入り口にある巡礼者を模した等身大の人形
Poupee grandeur nature de pelerin a St Chely d’Aubrac
モニュメント、標識等 (3)
第6日目ー8日目の行程 : アヴェイロン(Aveyron)県
ル・ピュイ巡礼路の旅、第6日目以降もオーブラック山地(Plateau d’Aubrac)の旅が続きます。ナスビナルから1-2時間ほど歩くとアヴェイロン(Aveyron)県になります。これまでのロゼール(Lozere)県との県境は、広大な放牧地が延々と続く山地の真只中です。
今回は、ナスビナルから、サン・シェリ・ドブラック、エスパリオンを経て、ゴリナックに至るまでの3日間の工程で見かけたモニュメント、標識をご覧いただきます。
第6日目:ナスビナル Nasbinals からサン・シェリ・ドブラック St Chely d’Aubrac へ
ナスビナルのジットを8時半に出発。中心街の傍らには、十字架の塔が建っていました。
ナスビナル中心街の十字架の塔
歩き出して30分くらいの村はずれでも、石の台座に飾った十字架を見ました。この十字架のすぐ傍には、オーブラック(Aubrac)方面への道筋を示す巡礼道GR65(ルピュイの巡礼ルート)の道標がありました。
ナスビナルを出発して2時間後、オーブラックAubracに到着しました。そこでは、“アヴェイロン県へようこそ(Bienvenu en Aveyron)”と書かれた案内板が迎えてくれました。さらに、”アヴェイロン県会は、ハイカーの安全と快適さを提供します”とも書かれていました。
オーブラックの案内板
15時頃に、サン・シェリ・ドブラックの入り口に到着。そこには、村の名前を示す標識がありました。そのちょっと先のところには、木彫りの体に黒のマントを着せた巡礼者の人形が立っていました。(記事冒頭の写真参照)その背後にある柱には、観光案内所( i )への方角を示す矢印がありました。
サン・シェリ・ドブラックの名前を記した標識
第7日目: サン・シェリ・ドブラック St Chely d’Aubrac からエスパリオン Espalion へ
この日の行程の目的地は、ロット川(Le Lot)の畔にある景勝地で、ユネスコの世界遺産にも指定されているエスパリオンです。サン・シェリ・ドブラックからは、高低差が約500mの道を延々と下って行ったところです。
この行程では、いろいろな自然の景色を眺めたり、物思いにふけったりで、標識やモニュメント類の記録が少なく、写真を撮ったのは午前中にルストラドLestrade付近で休憩を取った小屋の室内に架かっていたホタテ貝の木彫りだけでした。
ホタテ貝の木彫りを掲げた休憩所
第8日目:エスパリオン Espalion からゴリナック Golinhac へ
エスパリオンを出発して、ロット川沿いの巡礼道を歩いていると、”Automobistes Soyez Prudents”(和訳:安全運転せよ!) の標識がありました。
“運転者は巡礼者に注意”と書かれた標識
さらに先に進んで、エスパリオンの隣村、ベシュエジュール (Bessuejouls)のサン・ピエール教会(L’Eglise St. Pierre)を通りかかると、前庭に十字架に架けられたキリスト像のモニュメントが聳えていました。
十字架にかけられたキリスト像のモニュメント
昼前には、フランスで最も美しい村の一つであるエスタン(Estaing)に到着。
”フランスで最も美しい村の一つ”であることを記した標識
エスタンで昼食休憩の後、再び歩き出して約1時間、モンテギュ・オー(Montegut Haut)村付近の山道では、石造りの素朴な十字架のモニュメントがありました。
モンテギュ・オー村付近の十字架のモニュメント
17時過ぎに、ゴリナックに到着しましたが、ここではジットやオーベルジュ(宿泊施設兼レストラン)の案内がひしめく道標を見かけました。
宿泊施設の案内が並んだ標識(ゴリナックにて)
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