*** Plaisir de voyager ***

非日常的な旅で遭遇する色々な体験のお話です。Various enconters in unusual travels.

フランス南部 ボルドー (2)   Bordeaux (2) Sud de France

2014-10-28 | フランスあちこち Trip in France

“水の鏡”と呼ばれるガロンヌ川沿いのブルス広場にある水たまり!

“Le miroir d'eau” situe sur la Garonne et a la place de la Burse

 

フランス南部: (3)アキテーヌ地方(La region de Aquitene)

a. ボルドー Bordeaux(2)(ジロンド県 Dep.de Gironde)

  今回は、ボルドー滞在2日目の午後に歩いた観光名所をご紹介します。訪ねた主な地区は、ヴィクトワール広場(Place de la Victoire)、 カンコンス広場(Esplanade des Quinconces)、ブルス広場(Place de la Burse)、大鐘楼(Grosse Cloche)などの界隈です。実際に歩いたコースをマップで示すと、次の通りです。

    

 

  私のホテルのすぐ近くには、広い通りに商店が並んでいるサント・カテリーヌ通り(Rue de Ste Catherine)があります。

     サント・カトリーヌ通りのスポーツ用品店

  この通りは、ボルドーのふたつの名所、カンコンス広場とヴィクトワール広場を直線的につないでいます。先ず私は、この通りをヴィクトワール広場に向かって歩くことにしました。広場に到着すると、そこはパリの凱旋門広場とよく似た構造となっており、10本の道路がここから放射状に伸びていました。広場の中央には、アキテーヌ門(Porte d’Aquitene)がどっしりと構えていました。

   アキテーヌ門

   

  アキテーヌ門は1754年に完成したモニュメントであり、フランスの歴史的建造物に登録されています。

  この後、サント・カトリーヌ通りを引き返して、 カンコンス広場方面に向かいました。カンコンス広場に向かう途中には、コメディー広場(Place de Comedie)があり、威風堂々とした大劇場(Grand Theatre)がありました。

   大劇場

  この大劇場は、別名ボルドー国立オペラと呼ばれ、ヴェルサイユとトリノに続く世界で最も美しい劇場の一つだそうです。この大劇場は1773年から1780年に建てられたもので、ルネサンス様式を採用した優れた建築として史跡に指定されています。

  さて、カンコンス広場の入り口に辿り着くと、周囲にはカフェやヴィノテーク(ワイン販売店)などがありました。

    カンコンス広場のヴィノテーク

 

  カンコンス広場は、敷地面積が12万6000㎡に及ぶガロンヌ川(La Garronne)に面した広大な広場ですが、ヨーロッパでは最大の規模を誇る広場だそうです。

  カンコンス広場の中央には、広場の象徴となっているジロンド派記念碑(Le monument aux Girondins)が聳えています。その高さは54mに達します。この記念碑は、フランス革命の政治派閥ジロンダンの勝利を称え1894年~1902年に作られたもので、フランスの歴史的建造物(Monument historique de France)に登録されています。

 

 カンコンス広場の象徴ジロンド派記念碑

 

  広場のガロンヌ川沿いには、高さが21mに達する2本のロストラル・コラム(Les colonnes rostrales:船首で飾られた記念柱の意味らしい)と呼ばれる高い2本の柱が聳えています。それは、灯台の形をしており、ボルドーの2大産業である貿易と航海を示しているようです。

   ロストラル・コラム

 

  ガロンヌ河畔から市街地を眺めた景色は、月の港(Port de la Lune)と称され、絶景です。その中で、天を突きさすように聳えているのがサン・ミシェル聖堂(Basilique Saint-Michel)です。 

   ガロンヌ川の向こうに広がる市街地 

 

  この川の河畔を上流に向かって歩いて行くと、ブルス広場が見えて来ます。この広場には、“水の鏡”(le miroir d'eau)呼ばれる人工の大きな水たまりがあります(記事冒頭の写真参照)。この水鏡は、世界で一番大きな水鏡(3450㎡)だそうです。

 

  ブルス広場は、証券取引所広場と言う意味ですが、広場を囲むように宮殿の様な建物が建っています。

     ブルス広場に建っている宮殿の様な建物

 

  ブルス広場の次には、大鐘楼を見学に行くことにしました。

   

  大鐘楼に向かう途中に街路            大鐘楼

 

  大鐘楼は、15世紀に建造された中世を偲ばせる建造物です。この大鐘楼の前身は13世紀に建造されたサント・エロワ門でした。この建物が面している通りは、セント・ジェームズ通り(Rue de Saint-James)と呼ばれますが、セント・ジェームズは英語であり、スペイン語ではサンティアゴを意味しており、13世紀以来スペインの聖地サンティアゴ・でコンポステラを目指す巡礼者が、この門をくぐったことに由来しています。この様な歴史を有する大鐘楼は、フランスの歴史的建造物(Monument Hisrorique)に登録されています。

 

  この後、私のホテルがあるラ・ポルト・ディジョー通りに向かい、そこのイタリアン・レストランで夕食を取りました。夕食後は、すぐ近くのフェミナ(Femina)劇場で開かれたコンサートを鑑賞し、この日を締めくくりました。

   フェミナ劇場


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