*** Plaisir de voyager ***

非日常的な旅で遭遇する色々な体験のお話です。Various enconters in unusual travels.

上海散歩 (2) Stroll in Shanghai (2)

2013-08-18 | 中国旅行
黄浦江の外灘(ワイタン)側沿岸から対岸の浦東新区を臨んだ夜景
 
Night view of Pudong district from other side of Huangpu River in Shanghai


  先週、中国に出張して上海に立ち寄った折、友人が旧フランス租界の一角にある中華レストランに招待してくれました。それは、清の時代に活躍した政治家、李鴻章ゆかりの丁香花園(Ding Xiang Hua Yuan)(ちょうこうかえん)と呼ばれる庭園の中に造られた「申粤軒」Shen Yue Xuan(しんえつけん)でした。ここで、ライトアップされた庭園を眺めながら、グルメ中華に舌鼓を打ちつつ、四方山話に花を咲かせました。


申粤軒の窓際の席(アジアグルメ図鑑(上海)より転載)

  同席者の中には、日本語が達者な中国人の女性がいました。彼女は、日本と中国を結ぶ企業協力を手がけているビジネスウーマンでした。日本に留学していた経験もあり、日本の企業文化、生活習慣、国民性などに通じている彼女は、尖閣問題で日中がギクシャクしているのを憂えていました。

  食事を終えた後、友人たちは私を上海屈指の観光スポット、外灘(ワイタン)に案内してくれました。ここは黄浦江西岸を走る中山東一路沿いの地域です。戦前は租界地区(上海租界)であり、西洋式高層建築が建ち並んでいることで知られています。

  今回私が上海を訪れたときの日中温度は40℃前後でしたが、黄浦江沿岸のプロムナードは夕涼みを楽しむ絶好の場所でした。このプロムナードから黄浦江の向こう側にある浦東新区の夜景が、記事冒頭に示した写真です。この地区は、20年前には建築物などはなどは何も無かった未開拓の地域でした。隔世の感を禁じえません。

  ところで、黄浦江の旧市街側に目を転じると、堂々たる西洋建築が立ち並ぶ美しい夜景が広がっていました。





  由緒ある庭園を眺めながら中華料理を囲んで友人と歓談し、続いて外灘の夜景を楽しんだ上海の一夜は、よき思い出となりました。  

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