お誕生日

今日は誕生日。
と言っても、私のではなく上の甥っ子の。
３歳になる。

つい２日前は下の甥っ子の誕生日だった。
こちらは１歳。
この日は家に遊びに来てくれた。

小さい甥っ子は立てるようになり
よちよち歩く。
それを見てかわいい…！と吸い寄せられるように後をつける私。
彼は時々振り返ってにっこり笑う。
まるで「うふふ、つかまえてごらんなさい」とでも言うように。
それを見てドキッとする私。
またそれが見たくて後をつけていってしまう。

まるで若い女に翻弄される中年オヤジのようだ。


お兄ちゃん甥っ子はたくさんしゃべる。
そして、前に遊んだことを覚えている。
私の部屋が好きで、よく訪れる。
このゴチャゴチャした部屋は、彼にとってはおもちゃ箱のように見えるのか。
前読んであげた「バーバパパのクリスマス」がえらい気に入ったようで
「また読んで」と言われた。
最近は知的好奇心がわくのか、姉も本をよく読んであげるそう。
やっぱ３歳になると違うなあ。

彼は私のオーディオのスイッチを押そうとして
私が「だめ！」と言うと
また押そうとして寸前で止めた。
「押さないのかな？」と思ってみていると
彼は「『だめ！』って言って。」と言った。

えええ～？何これ？
いつの間にそんな技を覚えたの？

彼の希望通り、私が「だめ！」と言うと
彼は「えへへへ～」と、すごい嬉しそう。
そしてそれを「まったく」と言いながら
「かわいいなあ」と思う私。
何回か、このやり取りは続いた…

中年オヤジがかわいい子に翻弄されるの図その２。


無条件でかわいい子には何でもしてあげたくなるよね！
そんな男性の気持ちがわかったようなそんな気がした一日。