幻想小説周辺の 覚書

写真付きで日記や趣味を書く

大祓え 夏越の祓え 大国魂神社

2022-06-25 21:25:00 | 神仏探幽
大國魂神社の大祓えはじまりましたね
茅の輪潜りは作法が書いてありますので
きちんと回ってきましょう



あと大祓え人形奉納か人形流しができます
人形流しは百円で自分でお祓いおして
清水に流すことができます
半年間の塵芥、バグやウイルス、肩凝りメタボも
含めてまとめて水に流していただきました( ̄∇ ̄*)ゞ




ショコラ 映画レビュー

2022-06-25 21:22:00 | 映画レビュー
「ショコラ:Chocolat」監督 ラッセ・ハルストレム
タイトルイメージとポスターからは甘~くて乙女チックな恋愛コメデイのような印象を受けるかもしれませんが、この作品はカカオ86%チリペッパー入りの古代マヤの秘薬のドリンクの味がします。

厳格な教会と閉塞した地域に暮らす屈託に満ちた住人達。ある日童話のような赤いマントと占い独楽を始めとした不思議な品々と一緒に始めたチョコレート専門店を開き、村の人々が徐々にチョコレートをトリガーとして自分の生き方、本当の気持ち、やりたいことやりたくないことに目覚めてゆきます。




個性的な人物の生活造形と、印象に残る洒落の利いたエピソードの重層的な味わい・・・欧羅巴のダークな成分をしっかりと残した、でもグリム童話のように心を惹きつけられてしまうような映画です。
僕的には ひたすらカッコいいジョニーよりも007のM役のおっかなさ健在の、しかも時折見せる笑顔がチャーミングなジュデイデインチ御姉様がおススメです。




キャスト
ヴィアンヌ :ジュリエット・ビノシュ 
アヌーク :ヴィクトワール・ティヴィソル 
ルー :ジョニー・デップ 
レノ伯爵 :アルフレッド・モリーナ
アルマンド :ジュディ・デンチ(Mのヒトです) 
カロリーヌ :キャリー=アン・モス(マトリックスのお姉さん、今回はバトル無し・・・・笑) 
ジョゼフィーヌ :レナ・オリン 
セルジュ :ピーター・ストーメア 
アンリ神父 :・オコナー


グラントリノ

2022-06-25 21:15:00 | 映画レビュー
「グラン・トリノ」 
監督、主演 クリントイーストウッド



確かに名作の評価は正しい
だがしかし、この映画の、このジジイの全てまで
有り難がって涙するのは興醒めだ
あれは自らへのアイロニーでありギャグなのだ

もっと言えばあの死に様だってそうだ、
そんな大袈裟に有り難がるのはやめてくれ、
ってウオルトは言うはずだ
肺癌でボロボロの躰は自分が一番よく知ってる
だったらイキがれて奢脱に死に場所を見つけて丁度イイ
くらいのノリなのじゃないかな?

マイベストでも 勲章モノでも
或いは人類愛のためでも正義のためでもない 
ましてやアメリカのためでもモン族のためでも全く無い
単なる朝鮮戦争生き残りの自分の人生のケジメ、
ずるずるとジリ貧の闘病生活のはずの幕切れが
ちょっとだけ人サマの役に立つやり方に変えられたってこと
だからこのラストシーンでボロボロといい男が泣くな
そう言ってるはずだ




グラントリノを寅さんの渥美清に置き換えて見るといい
実にぴったりとハマるはずだ

夢の覚書 

2022-06-24 21:33:31 | 
夢の覚書 


自分は結婚式の父親なのだが 
なぜか風呂場で歴代のファイト一発を見ている
ラストの最新のファイト一発は男女かと思ってた二人が
実は女も男でペニスがついていることが分かり 
なるほどLGBT時代だと感心する 

そして新郎新婦へ花束を渡す装置メカが そのグロテスクな
ペニスクリーチャーであり こんなんでいいのか? と疑問に
思いながらあとについて乾杯の場にゆきビールを飲むオレ 


宴は進み 自分側に列席している子どもたちの世話にゆく 
相手側にも子どもたちが15人ぐらい来ているので 
こちらの子どもたちを半分ぐらい選抜して 向こうの子どもと
入れ代わりにして仲良しにさせようとする 
選び終えて連れてゆくと 向こうからも同じくらいの数の
子どもたちが連れられてきた マッチング完成である


海獣の子供 漫画原作版

2022-06-24 17:24:00 | 書評 読書忘備録
#海獣の子供 1巻 、2巻
#五十嵐大介 小学館 IKKICOMIC




ここ何年も僕の携帯のモーニングコールはこの映画の米津玄師の「海の幽霊」なのだが・・・朝の気怠い彼我の分かれ目がぼんやりまだしている時にこの歌が流れるのが妙にしっくりして気にいっている
たぶん これからも使い続けるだろう・・・

さて斯様にお気に入りの本作にもかかわらず 古書業界ではまだまだ品薄でいい値段がするため なかなか原作が読めずにいた 
巻数も五十嵐大介にしては長編の全五巻である しかもみっしりと詰まった5冊であり その画の密度もファンにはご存じの細字ボールペンによる偏執的なまでの描きこみの5冊だ。
いったい彼はどんだけの熱情とリビドーをこの作品に注いだのだろうと思うと気が遠くなりさえする。






この度、最近登録して通いだした隣の武蔵野市の図書館で結構なマンガのライブラリーがあることを発見して、その中に海獣の子供も入っていた。
パソコンで予約もできるため、これから楽しむことができそうだ。

原作マンガだと映画アニメで感じていたこの作品のダークでシビアな自然とか海とか生命についてのベース固有振動音が、さらに強く顕在的に響いているように感じている。

ふわふわと、きれいでかわいいだけの海の世界、ストーリーとはかなり違う、
頁を繰っていると突然、人や、海獣が死んだり喰われたり、或いは消滅したりしまう。
だが、ホラーのように怖いか、というとこれも違う、シビアなのだけれど これが当たり前で、当然のこと、自然のことなのだ。という感情が読者に生まれている。

読んでいる時は、なぜか、地上の空気の中ではなく、自分の周りに海の水が満ちているか、水蒸気のようにまとわりついていて、しかもそれが静止しているのではなくて常に潮目のように流れていて、その中で自分も揺蕩いながらこの世界に参加しているような不思議な気分になるのだ。






この第二巻のラストでは衝撃的でトラウマチックな引きで終る、
早く次巻に行きたいような、怖くてためらわれるような、なんとも複雑な気持ちでありました。