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Carnet de Voyages

楽しかったのに、旅から帰ってくるとどこに行って何を見たのか忘れてしまう・・・
ということで、旅日記を書いてみましょう♪

フランス旅日記11:初ロスト・バゲッジのせいで憂鬱なパリの一日

2007-08-31 | 旅:フランス

私はしょっちゅう飛行機に乗るんですけれど、今までトラブルって一度もなかったんですよ。ところが今回、初ロスト・バゲッジを体験げっそり

南フランスからパリに帰って来た時、荷物が出てこなかったんですよー。
あのむなしさったらないですね・・・

ベルトコンベヤーみたいので次々と荷物が出てくるんですけれど、まさかないなんて思わないじゃないですか。
そうしたら最後に出口がガチャンと閉まってしまったんですよ。

冷や汗・・・?!
いや、まだでしょ。
私たちの出てきてないよ?

辺りを探して見るけれど、やっぱりない。
しかたがないのでバゲッジ・クレームへいって処理してもらう。

対応してくれた男性の話では、通常次の便に乗ってくるから、今日の夜11時くらいの届くかも知れないので、届いたら電話をするという。
その場合は翌朝の8~9時にデリバリーされるんですって。

動揺していて、スーツケースの中に何を入れていたのか思い出せないよ
とりあえず衣類は少しパリに残してきたし、でも化粧品一式がないんだなー。。。
シャンプーとかはあるとしてもドライヤーやブラシもない。
夫はいつもコンピューターを入れてるけれど、ありえない。。。
まあ、自分のじゃないからいいけどさ。
まさか現金は入れてないよね・・・
と思いきや、夫に預けてあった私の日本円を入れてあったそうなげっそり

たまたま、まとまった金額だったからもう大憤慨むかっ(怒り)
これは出発前に必要でおろしたのに、結局使わなくって銀行に預けようとしたらATMが見つからなくてしょうがなくてフランスまで持ってきてしまったもの。

チェックイン・ラゲッジに貴重品を入れる人がどこにいるのよ
いつ誰が開けて持って行ったって文句言えないんだからね!!!

またまたかなり険悪もーど

そして案の定、夜中になってもかかってこない電話。

もしかして夜の飛行機が遅れたのかも知れないしね、と無理矢理納得してその晩は寝る

翌朝、空港の窓口に電話をしてみるとずいぶん待たされた挙げ句に女性が対応してくれて、「昨日届いてるからそのうちデリバリーされるはずよ。デリバリー会社の連絡を待って」という話。

とにかくあったのならば安心だけど、デリバリー会社の連絡先は分からないと言うし、いつ届くかも分からないなんて・・・。
携帯の番号は伝えているけれど、やっぱりちょっと不安。

渡された書類には5日以内は航空会社に問い合わせをするなと書かれているけれど、私達はあと2日でパリを発つし、来なかったら本当に困るのでイギリスの本社に電話をしてみる。

ヨーロッパって本当に困るのは、私は担当じゃないから他の番号にかけろとか、平気で言ってくること。何度電話させれば気が済むんだろう。
しかも言われた番号にかけても誰も出なかったり使われていないっていうんだから!
あり得ない!!

フランスの事だから、連絡もしてこないでいきなりアパートに荷物持ってくることがあるかもしれない。
それで不在だったから持ち帰ったとか。
あー、そんなのもっと困る

そんなことが心配で、結局外にも出られず丸1日ムダ。
こんな事ってあり得ない!!

確実な情報が得られたのは夕方4時過ぎ。
ダメもとでもう一度航空会社にかけてみたら、昨日の便では届かず、その日の午後3時半の便で到着しているっていうじゃない。

慌てて空港に再度電話をすると、今事務所内に現物があるのだけど、デリバリーがいつになるのかというのはわからないってまた無責任なことを言うんだな。
また明日も一日無駄にするのはこりごりだから、仕方ないけれど空港まで直接取りに行くことにしたのよ。
でも「空港までの往復の交通費を払ってくれ」って言うと
「僕は約束出来ないから、来た時に上司と話せ」だって!

結局無事に荷物は戻ってきて、交通費は書面でクレーム出してくれという事になったけれど、本当に疲れちゃった泣き顔

まあ、ご主人様に頑張ってクレーム・レターを書いて貰いましょう。

それにしても、ロスト・バゲッジのオフィスは電話なりっぱなし、対応も横柄、荷物をなくした人が大勢、そして行方不明のバッグが山のようにあるわけ。そしてアメリカの空港なんかは「どれでも好きなの持ってけ」状態なんですって。

この話を帰国後に元航空会社勤務の知り合いに聞いた時は、今後、大切な荷物は絶対預けるものか。高いスーツケースも買うものか。何が何でも機内に持ち込んでやる!って思ったわよ・・・。

*********************

おかしな話があって、荷物がなかった1日は結局ノーメイクで髪の毛をひっつめて、しょうがないから適当な格好してたんだけど、それでベトナム料理のテイクアウトを買いに行ったらお店のおばさんがすごく横柄だったのよね。。。

このお店、去年来た時に見つけて、安くて美味しかったからまた来たいと思ってたんだけど、今回いっぱい歩いてようやく見つけてまた行ったのにずいぶん対応悪いなー、こんなだったっけ~?

ヨーロッパに1週間もいると、アジアごはんが恋しくなって、結局次の日もご主人様が「またベトナム料理もいいねえ!」なんて言うものだから、今度は食べに行ったわけ。
今回は荷物も届いたからいつも通りちゃんとして行ったわ

そうしたらさ、昨日つっけんどんだったおばさんが
「Are You Japanese? What would you like?」
なーんて英語でニコニコしちゃってるわけ目

私、昨日もアナタに会ってるんですけど?!

っていうことはなに?
昨日の私は日本人じゃなかったってことですか????


フランス旅日記10:おとぎ話のような村 Haut de Cagnes

2007-08-19 | 旅:フランス

翌日、ようやく明るい中で見るホテルはこぢんまりとしているけれどとても快適。

「朝食は?」
と聞かれたけれど、まだお腹がすいていなかったので、村を歩く事に。

ホテルの裏には Chateauが。

教会とお城が一緒になった建物のようで、中は博物館のようになっているらしいのですが、まだ開館前なので中には入れません。

でもお城の入り口の一角には、こんな絵のような住まいが。


ぐるりと回って村に一歩はいると、そこはまるでおとぎ話の世界

絵に描いたような素敵なところなんです!
もう、うきうきしてしまって、村を歩くのがとっても楽しいのです



細い道や階段が多い村で、石造りの家がぎーっしり立ち並んでいます。


角を曲がるとそこに広がる夢のような光景・・・
こんなに美しい村には出会った事がありません。

とても自然で、古い物が本当に大切に残されていて、とても美しい。
しかも観光地化されていないのです。



石造りの家の壁には、草花が咲き乱れていてとっても奇麗です。

中でも一番素敵だったのがこの一角。


このお花は自然に育っているの?

それとも誰かがこんなふうにアレンジしたのかしら?

どちらにしても、なんてステキ
うっとりしてしまいます。

今まで色々なところに旅したけれど、もしかしたらこの村こそ私がずっと追い求めていたところかも知れません。

こんなに住んでみたいと思ったところは初めてです。

ホテルに戻ったらお腹が空いたので朝食を頂く事に。

クロワッサンもとても美味しいです。

ここで働いている女性はエキゾチックだと思っていたらモーリシャス出身なんだそう。

そしてもう一人若い英語の達者な女の子エレンは、オーナーの姪っ子。
フロリダで生まれ育って、この時は夏休みを利用してここに遊びに来ていたのでした。

そう。じつはこのホテルのオーナーはアメリカ人なのでした。

そして昨日道案内をしてくれたアランは、国際弁護士として活躍していた人なんだそうです。

私達のように一度旅行でこの地を訪れ、すっかり気に入って家を購入してしまったんですって!
なんて羨ましい

このホテルLe Grimaldiは色々ネットで調べた中でも、ユーザーレビューが一番良かったのですが、1晩滞在しただけでもなんとなくその理由が分かるような気がします。

いつかまた、この村に戻ってきたい。
心からそう思います。


フランス旅日記9:村の奥に隠れたホテルLe Grimaldiへ

2007-08-18 | 旅:フランス

南フランス2日目に宿泊するのは、ニース近くのCagnes-sur-Mer(カーニュ・シュル・メール)にある(・・・と思っていた)ホテルLe Grimaldi(グリマルディ)。

アヴィニョンからは延々3時間程ドライブをして、ニースへ向かいます。
夕方出たものだから、徐々に西日がきつくなってきて、おなかも減ってきた~
3時間くらいだろうと思ってはいたものの、やっぱり長い。ようやくニースに着いたのは夜9時前。

さすがに3時間のドライブでご主人様も疲れた様子。
ニースに立ち寄って、ディナーをテイクアウト、お店の人にホテルの場所を確認します。

店員は住所を見るなりちょっと顔をしかめました。
ニースのすぐ近くかと思っていたら、ちょっとやっかいな場所のようです。
"Cagnes-sur-Mer" かと思っていたら、"Haut de Cagnes(オー・ド・カーニュ)"というちょっと上のほうなのだそうです。

「とにかく、この先のイポドローム(馬場?)を右折して、"Haut de Cagnes"という案内を辿って行って、一番上の「シャトー」を目指していけばよいから」

言われたとおり、サインを頼りに坂を上っていくと、どうやら村に入ったようです。
と、そこに”Chateau”というサインが!

きっとここだわ!

急な坂を上り始めたのですが、どう考えてもこの先はで入れそうにありません。

一度坂のふもとまで戻ると、ちょうど住人が出てきたので聞いてみます。
住所を見せて確認すると、やっぱりこの急な坂の上だというのです。
とはいえ、どうやっても車進入不可・・・・
困ったなあ・・・

しょうがないのでホテルに電話をしてみると、アランという英語の流暢な男性が変わってくれて、行き方を詳しく教えてくれました。

私が中、先ほど道を聞いたおじさんがまた現れて、このまま道をまっすぐ行っても着くよ、と教えてくれたそうです。アランの言っていたことと合っているので、再度出発!

しばらくすると、アランが言っていたとおり道が険しい上り坂に。
そして、道沿いには駐車車両がぎーっしり 

それまではどちらかというと人里離れた寂しい村だったのに、何でこんなに車が?しかもその急な坂に入った途端、スゴイ交通量!!!なんなんだここは?!

すると右手に機械式のパーキングが登場。これもアランが言っていた通り。ストリートでも良いけれど、多分パーキングに入れた方が良いよ、と言っていたっけ。ところがパーキングの手前に少し空間があって、後から来た人がささっと停めて行った。

「通りに停めて大丈夫なの?駐禁とられない?」

「問題ないよ。」

「明朝何時まで大丈夫?」

「いつだって平気さ!」

ほんとかな~?と思いつつ、まだホテルの場所もよく分からなかったしとりあえずここに停めてホテルを探そうと言うことに。

坂を登り切ると、なーるほど~。
そこにはレストランがあって、満席御礼大にぎわい。


でもホテルはどこかしら?

ちょっと見たところ、見あたらない・・・

再度ホテルに電話をしてアランに変わってもらうことに。

「あー、Josy Jo(レストランの名前)に着いたね。もっともっと上だよ。坂を登り切って、もう行けないところまで上がるんだよ。そのまま来たら僕が迎えにいくよ。今日は上下白い服を着てるから見間違えることはないよ!」

まだ上なの~?
スーツケースをガラガラ引きながらこの坂道は辛いわ~

そしてとうとう登り切った所に階段が!
そして白いシャツに白いパンツ姿の60がらみの男性が迎えに降りてきてくれました。

「とうとう着いたね!お腹は減ってないかい?ここの料理は最高だよ。ちゃんとしたディナーからサラダまでよりどりみどりさ。」

「ありがとう!本当に助かったわ。それにしても信じられない!こんな時間にこんな村の奥で、沢山の人がいるなんて!貴方はここで働いている訳じゃないの?」

「違うのさ。僕はここのオーナーの友達なんだ。アメリカと行ったり来たりしてるんだよ!本当にここは素晴らしい場所なんだ。信じないかもしれないけれど、スウェーデン人がいっぱい来てるんだよ!」

実はアランはアメリカ人だったのでした!
一緒に階段を上ると、ホテル前のテラス席は人で溢れかえっています。子供もいっぱい!

とりあえずホテルにチェックインすると、エキゾチックな女性が部屋に案内してくれて、何か飲むか?と聞いてくれました。

ワインでもお茶でも何でも良いわよ、と言うので紅茶をお願いする。
既に夜中近くて、長距離ドライブで疲れ切っていたので、とりあえず今日はお茶を飲んで寝ることに。

ホテルの部屋そのものはそんなに広くはないけれど、ケーブルTV、ブロードバンド接続など、何でも揃っているし、バスルームも新しくて清潔。

それにしてもホテル1階のレストランは12時を過ぎてもにぎわっていて、ジュークボックスが鳴りやまない。子供もいっぱいいて、本当に不思議な場所。

ちょっとうるさいけれど、今晩はもう起きていられないわ・・・

フランス旅日記8:アヴィニョン&アルル

2007-07-31 | 旅:フランス

翌朝はこんな素敵なテラスで朝食を取って、早速出発の準備。



1泊しか出来ないなんで本当に残念。
とはいえ昨日フライトの遅延でミスした2時間を取り戻すべく、朝早めに名残惜しいMas de Fauchonを後に。

まあ、1週間も居れば飽きてしまうだろうから、名残惜しいくらいがちょうどよいのかもしれないけれど・・・。

朝はひんやりしていた空気も、日が昇るにつれてぐんぐん暑くなっていく。
Aixから小一時間走るとAvignon
道も分かり易く、順調に到着しました。

Avignonの街に入ると、まず城壁にびっくりします。
そして、門をくぐって目抜き通りに入ると、その賑やかなこと!
道の左側はずっとカフェやお店が並び、通りは人であふれ返っています!
車で進むのを躊躇してしまうくらい、車道にまでせりだしてきています。
まるで歩行者天国のよう!

果たして車でどこまで進めるのやら、懸命に人をよけながら恐々進んでいくと、ますます道が狭くなっていきます。
慣れないところなので、このまま袋小路に入ってしまっては大変!とちょっと不安・・・

レストランのに聞くと、この先の法王庁のところにパーキングがあるというので、ちょっと安心して前進。

さて、確かにパーキングはあったのですが、空きが全然ないのです!!!
なんて活気に溢れた街なんでしょう。。。
少し回ってみると、何とかスポットを発見したので、無理やり停めちゃいました。

でも停めた瞬間に他の車が「出る?」と聞いてくるのですから、なかなか駐車スペース確保の難易度は高いです。

車を停めたところは、ローヌ川沿いの城壁近く。
すぐ裏手が法王庁です。
ここは14世紀、70年に亘ってバチカンの代わりにカトリックの中心地となったところ。


法王庁の向かいにも、こんな素敵な建物がありました。


それにしても相変わらず暑くて焦げそうなので、傘を日傘代わりにさして歩きました。

歩いていくと、古い町並みがなかなか素敵です。
と、狭い道を大きな車が入ってきました・・・


なにやら観光客を乗せて町を案内してくれる乗り物のようです。
楽しそう~。でも暑そう・・・

Avigonの見所は法王庁くらいなので、まずランチ。
広場からちょっと入った静かな通りにあるLa Fouchetteというしゃれたお店に入りました。テーブルクロスはブティ織りで、なかなか素敵な感じのお店です。

メニュー(アントレ、プラ、デザート)で31ユーロ。
アントレ+プラ、或いはプラ+デザートの組み合わせも可ということで、あまり量食べられない私たちはそれにしました。
出てきたお料理はいずれも洗練されていて美味しかったです。


これは私がオーダーした鴨。
付け合わせの野菜はカレー風味です。


これはご主人様のビーフシチュー。
クラシックで美味しかったです。


ご主人様は特にこのデザートに感激していました。

************************

その後法王庁を回って、少し町の様子をみて、さっさとArlesに移動です。
アルルには世界遺産が3つもあるそうです。
まず円形闘技場に行ったところ、この日は闘牛があるようで見学は出来ませんでした。


残念ですが、外をぐるっと一回り。
さすがに古くてぼろぼろの部分と、修復してまっさらな部分とのコントラストが激しいです。
こんなに古いものを現在でも利用しているというのがすごいですね。

そしてアリーナの周りにはプロヴァンス生地のおみやげ物屋さんがいっぱい出ています。
エクスはクオリティが高くて価格もそれなりに高いものが多かったけれど、ここはまずまずのクオリティでその分お得。
しかもセレクション豊富で良いかもしれません。

そして私はとうとう帽子をゲット!
パリに住む友人から「危ないから帽子買いなよ~。ソルドだし」となんどか言われていたのですが、なかなか遭遇せず、しかも帽子が似合わないのでなんとなくいいや~と思っていたのですが、あまりの暑さに降参。やっぱり帽子があるとちょっと違うかも・・・

アリーナに入れなかったからか、別の世界遺産のコンスタンタン共同浴場はその日の午後に限って入場無料でした。
こちらもかなりぼろぼろで悲惨な状態。。。でもしょうがないのよね??
沖縄の今帰仁城跡もこんな感じだったし。。。
でもちょっと悲しい。

せめて当時の様子を絵で見せたり、説明文を設置してくれたりすれば親切なのに。
こんなに何もないのに入場料取るのってどうなの?と思ってしまう。
せっかくなんだから保存をしっかりすればよいのに、野ざらしでちょっとかわいそうです。。。


フランス旅日記7:カントリースタイルの素敵なホテル Mas de Fauchon

2007-07-31 | 旅:フランス
エクサン・プロヴァンスで予約したホテルはMas de Fauchonというところ。街の観光案内所で確認したとこころ、市内からは少し離れていることが判明。

ホテルがあるのはSan Cannatという村で、Aixから車で20分くらい走ったところ。

途中からいくつもMas de Fauchonの看板が出ているので、迷わず到着しました。“Mas”とは農場とかそんな意味。きっと昔の大農園が宿泊施設になっているのでしょう。

それにしても街灯がないので、明るいうちで本当に良かったです。

到着した宿は想像以上に素敵なところ!


車で近づくと、こんな素敵な門が自動的にオープンしました!

お屋敷だわ~。

本当にウェブサイトの写真の通りに美しいところ。


こちらがレセプションとレストランがある建物です。
ここでチェックインをして・・・

こういう素敵な小道を通ってお部屋に行きます。

お部屋もこんなにラブリーです。

1泊では本当にもったいない・・・
出来ればこういうところに1週間くらい逗留したいものです・・・。

フランス旅日記6:いつ行っても素敵なエクサン・プロヴァンスとMas de Fauchon

2007-07-31 | 旅:フランス

Aix-en-Provence(エクサン・プロヴァンス)は2回目だけど、本当にこじんまりとしていてきれいな街です。

パリよりもお店がまとまっていて見やすいし、賑やかで楽しそうな感じがとても好き。

そして驚くのはこの街にパン屋さんが多いこと!
歩くとここにも、あそこにも、本当に沢山のパン屋さんがあります。
どこが美味しいんでしょうね。

空港から直行したので、Aixについたのはもう2時半過ぎ。
急がないと、レストランが閉まってしまう~

今回フランスでまだ食べていなかった「クスクス」を是非食べたいと思って、La Table Marocaineを探しました。
ここも本で紹介されていたお店で、手がかりは裁判所の裏の細い道というヒントのみ。

とはいっても裁判所の裏には細い道ばかり!
しかも迷路のように入りくんでいる・・・

途中、ショップの女性に聞いたところ、丁寧に教えてもらえたのでなんとか閉店ぎりぎりに到着しました!


これがクスクス用のスープ。



ヒヨコマメと野菜がいっぱい入っていて、スープはとても軽い味。

クスクスは今までに食べたものよりも粒が小さく、いくらでも食べてしまいます。
フランス料理に疲れたら、こういう軽いものが食べたくなります。

こちらはタジンです。
材料はクスクスのスープとほぼ同じ。
どうやって食べ分けているのか、良くわかりません。

以前私が作ったクスクスを食べていまいち気に入らなかったご主人様も見直したようで、「また作ってね」というほどでした。

日本ではなかなかクスクス屋さんが無いので、フランスに来たら是非食べたいもののひとつです。


 

AIXにはセザンヌのアトリエや生家があるのですが、こんな銅像や、道路のアスファルト上にもCのマークが。

せっかくだからアトリエに行こうと歩き出したのですが、この日の気温は37度
信号待ちの短い時間だけでも足や脳天が焦げそうで、ただでさえ暑さに弱い私はかなりへとへと

そして、途中で前に立ちはだかる坂道・・・

現地の人に聞くと「まだここから10~15分だよ」というので、汗かきのご主人様もさすがに参ってしまって、途中で断念しました

とにかく日陰のある市内中心部をメインに歩いて、夕方早めにホテルに入ることにしました。


フランス旅日記5:雨のパリを脱出、常夏の南フランスへ。

2007-07-30 | 旅:フランス

パリ~ニース間のフライトをEasyJetで予約してみました。
最近増えているヨーロッパの格安エアラインです。
パリ~ニース間往復で、一人で100ユーロくらい(往復諸経費込み)。

去年スペインでもVuelingにお世話になったのでその要領でネット予約。
あっという間に予約が出来てしまいます。

ちょうど良い時間のフライトが無かったのでオルリー空港を朝の7時10分発という驚異的な時間になってしまいました。チェックインは5時10分から6時半まで。
4時45分にタクシーを呼んだので、3時起きで荷造りです

とはいえ、前日は友人と食事をしていたので帰ったのは12時。
2時間睡眠で寝ぼけながら空港に行きました

今回利用したタクシー会社はとっても優秀!
5分前に到着して、しかも携帯に確認の電話までかけてくれたの

何年も前のクリスマスの朝、予約したはずのタクシーが一向に来なくて空港に間に合わなさそうになった経験があったので、何かあっても対処できるように早めにお願いしていたのですが、そんな心配は無用でした。

さて、搭乗時刻20分前に搭乗開始。
まずSAというクラスの人から優先搭乗です。EasyJetは座席指定が無いので、早い者勝ちなのですが、どうやらSAというのは子ども連れやハンディキャップの人らしいです。

私たちはチェックインが早かったのでAというクラスでした。
ところがSAのチケットをもぎり終えた頃から動きがストップ。

よく見てみると、誰も機内には入れてないようで、しばらくするとSAの人たちも戻ってきて、みんな外に出されてしまいました。

なんと、整備不良か何かで出発が2時間遅れるというではありませんか!!
私達の3時起きは何だったのかしら・・・

そんなこんなで9時前に搭乗開始。
今回はスムーズに離陸。よかった~。

機内はコーポレートカラーの白とオレンジでデザインされていてきれい。
フライトアテンダントもみんな気さくで、ネームプレートに国籍の国旗マークが付いているのが面白い。

格安なので、機内の飲み物やスナック類は全て有料。
朝のフライトだったので、モーニングセット(クロワッサン、ジュース、コーヒー)が4ユーロとかで販売されていました。
空港ではコーヒーだけでも2-3ユーロなのでお得です。

そんなこんなでNiceに着いたのはお昼前。
本当は朝到着して、そのまま車でAvignonまで行ってしまおうかと思ったのですが、予定変更。今日宿泊予定のAIX-EN-PROVANCEまで、その周辺を観光することにしました。

空港の外に出て、その暑さにびっくり
機内で「目的地の気温は37℃」と聞いてはいたんだけど、「27℃の聞き間違いかな?」くらいに思ってました。。。

これから3日間、南フランスで生き延びられるでしょうか。


フランス旅日記4:バトー・ムッシュとオランジュリー

2007-07-30 | 旅:フランス

パリ2日目は雨模様
でも降ったり止んだりで、前日に比べると気温もずっと低く過ごしやすい。

月曜日だから、美術館はほとんど休館なんだけど、ルーブルとオランジュリーは開いているというので早速オランジュリー(Musée de l'Orangerie)に行くことに。

10年前初めてオランジュリーを訪れたときは、壁一面に描かれたモネの睡蓮に見とれた思い出の場所。
その後、長ーい改装期間に入ってしまっていて、なかなか行けずにいたのだけど、ようやく昨年再開した。

友人がネットで時間を調べてくれたところ、9:15から15:15までという半端な開館時間。

へんなの~、と思いつつ到着するとがらーん・・・



あれ、誰もいないよ?

案内板を見ると一般公開は12:30からとなっている。
ネットの案内はなんだったんだろう・・・

こうなっては予定を変更するしかない。
とにかく、昨日乗りそびれたバトー・ムッシュ(Bateaux-Mouches) に先に乗ろう。

バトー・ムッシュはセーヌ川遊覧船。


パリの風景はとってもきれいで、川から見るのもまた楽しいから、時々乗りたくなります。
ご主人様は乗ったことがないと言うし、気候も良いので今日はチャンス。
昨日だったらきっと暑すぎて堪能できなかたでしょう・・・

パリ西側のアルマ橋を出航して、前日行ったアラブ研究所の先まで行き、折り返してエッフェル塔まで行きます。

川からみるパリの町並みは本当に美しくて、なぜ全ての建物がこんなにも調和しているのかとても不思議。


シテ島のノートルダム寺院もこんなに良く見えるし、自由の女神だって!
NYの自由の女神よりもずっとサイズは小さいんですよ~。


そしてエッフェル塔だって、こんなにきれいに見られるんです!

こんなに美しい街に住めるってなんて素敵なことだろう!
と羨ましくなります

これに比べると、東京はゴミ箱をひっくり返したように色も高さも区画もめちゃくちゃ・・・

途中、雨に降られたりしたけれど、涼しくてとても快適な船の旅でした

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船から下りるともう2時過ぎ。
オルセー美術館の横のLa Fregateというブラッセリーでランチをしました。


少し前に読んだ本の中で紹介されていたお店で、珍しくブランケット・ド・ヴォー(Blanquette de Veau) が常に食べられる、なかなか美味しい店というので、興味があったのです。もちろんこれをオーダーしました。


このお料理は仔牛ををクリームソースで煮込んだ物で、絶妙の調理加減が美味しかったです

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さて、オランジュリーにリベンジです。
素敵なテュイルリー庭園をとおって、ドキドキしながらオランジュリーの入り口へ・・・



先程とはうってかわって、長蛇の列です。
やっぱりそうよね、これが普通よね・・・

でもそんなに長時間待つことなく、入場することが出来ました。
改装後の睡蓮の間はこんなかんじです!





ずーっと見ていても飽きないんですよねえ・・・
ああ、一日中座っていたい。
もしくは、ジヴェルニーに行ってしまおうか?!
というくらい素敵なんです。
ため息が出ちゃいますね・・・。

自然光を取り入れるため、6年もかけた改装の全容はここに詳しく書かれています。

ここはモネの睡蓮の印象しかなかったのですが、実は地下に「ジャン・ヴァルテールとポール・ギヨーム・コレクション」というのがあって、数多くのルノワールをはじめとする印象派以降の作品が多く展示されているのでした!

中学校の美術の授業でふれあって以来のルノワール・ファンなので、なんだかとても幸せな気分になりました


フランス旅日記3:ヴェルサイユ宮殿

2007-07-28 | 旅:フランス

アラブ研究所の後は、ヴェルサイユ宮殿へ行くことにしました。
フランスは大好きで出来るだけ頻繁に来たい場所なのだけど、いつも友人と会ったり街を歩いているだけで楽しくて、実際観光ってほとんどしたことがなかったのです。今回は珍しく色々見歩いていて、ヴェルサイユも初めて。

ガイドブックによるとRERで20分くらいということなのでInvalidesから乗車。
往復で6ユーロくらい。

ちょうど4時過ぎの電車があったので、乗り込みました。
RERは空調がなく、蒸し風呂のよう!!!
あっつ~・・・

ところがこの電車、4時半近くなっても着かないんですよ。
もう乗って20分は軽くたっているのに・・・
ちょっと不安・・・

ガイドブックの路線図には終着駅まで載っていないので、果たして正しい路線なのかどうかも不明。
しんぱーい・・・

でもご主人様が他の乗客に確認したところ、その人もそこに行くから大丈夫だということ。

ということはガイドが適当ってこと?

結局目的地のVersaille Rive Gauche駅は終点。
先に言ってよ・・・


駅から歩くこと7~8分。
すごい建物が見えてきました。


うわー。でか!!!

とにかく暑い
そして石畳・・・歩きにくい!!!

日曜日だけど、さすがにこの時間はそんなに並ばずにチケットゲット。
夕方は割引料金で7.7ユーロです(通常10ユーロ)。

そしてチケット売り場から程離れた入り口から中に入ります。


まず礼拝堂から始まって、


王様の寝室、応接室などなど。。。


縦長のひろーいきらびやかな「鏡の間」を通って。。。


ハイライトのマリー・アントワネットの寝室。
女王の部屋は花・花・花。
あまりの人の多さに写真は撮りませんでした。

壁は色とりどりの大理石。
どこもかしこもゴテゴテ&ピカピカで眼がチカチカします

 

マリー・アントワネットの肖像画。映画で見たのと同じだわ。

そしてガラス戸の金具にはルイ・フィリップのイニシャルLPが。



えーっと、結局この宮殿を建てたのは誰だっけ?

いずれにしても国家の税金を使いまくったんだろうなーと簡単に想像できそうなところでした。映画「マリー・アントワネット」もここで撮影されたんだっけ? 

メインの建物以外にも見学できる場所があるのだけど、もう十分。
6時半の電車でパリに帰りました。

本当はこの後、アンジェリーナでご主人様の大好きなモンブランを調達して、ごはんを食べて、更にバトームッシュに乗っちゃう?という強行スケジュールが予定されていたのですが、あまりの暑さにみんなダウンしてしまい、ここで解散することにしました。

さすがに部屋に帰りついた時はふらふらで、簡単にサラダを食べたら倒れるように寝てしまいました・・・


フランス旅日記2:アラブ研究所

2007-07-26 | 旅:フランス

7月15日はご主人様の誕生日。

たってのご希望で、アラブ研究所に行きました。
なぜかガイドブックで見つけて興味を持ったようで、少し前からずっと行きたいと言っていたのです。

ここ、まず壁がすごいんです。
アラブっぽい幾何学模様風のこの壁は、一つ一つアルミ製のカメラの絞りのようになっていて、なんと閉まったり開いたりするんです!
これで採光のバランスを取っているようです。


私たちがいる間にも、突然がしゃっと動き始めて穴が閉じました

これは誰かが意図的に動かしているのか、或いは日の強さに反応して自動的に動いているのか、なぞは残りますが、なかなか素敵です。

これをデザインしたのはJean Nouvel というフランス人だそうです。面白いですねー。。。
調べてみると、電通本社ビルも彼の作品なんですね。

じつはこのアラブ研究所はセーヌ川のほとりに建てられていて、屋上が隠れた人気スポットなんだそうです。


ここから見下ろすパリの風景は最高、と良く紹介されています。
レストランもあって食事やお茶もできますが、展望だけでもOKです。
そして眺めはこんなかんじ。


美術館も色々面白いものが収めてありました。
今までイスラムの文化ってあまり知らなかったので面白いし、モザイクやタイルはとても美しいのです。

研究所の向かいにはお土産物やさんのような建物があって、その中に不思議な空間が!


どうやらカフェのような感じですが、何とも言えない雰囲気です。

とはいえ、ご主人様が興味を持っていきなりコーランを読み始めたりモスクに通い始めてしまったりしたらちょっと困りますけど・・・

この後、暑い中Invalidesまで歩いて、ヴェルサイユ宮殿に行くことに。

駅までの道沿いには大きな動植物園?のようなものがあって、楽しそう♪
子供を連れて行ったら喜びそうなところです。


フランス旅日記1:パリ初日はかーっと晴れた夏日

2007-07-26 | 旅:フランス
パリ初日はとっても暑い夏日。

先週まで本当に寒かったそうだけど、すっかりQuatorze Juilletから夏になったようです。

フランスに発つ前日、CAをやっている友人から電話があり
「急に明日からパリになったんだ!」との報告が。

パリ班を離れてもう1年半の彼女に久しぶりにパリが着いたというので本人も大喜びです。
是非パリで会いましょう、ということでお昼にサン・ジェルマンで待ち合わせをしました。

ねぼすけの私たちは珍しく朝早くから起きました。
マルシェに行こう!
ということでアパルトマンから一番近いMabillonに立つBIO(オーガニック)のマルシェに行ってみました。


野菜やチーズのほか、なんとオーガニックコットンの洋服や石鹸などまで売っています。



ところがそのお値段の高いこと!!!
びっくりしてしまいます。
ユーロが高いことも加わって、とてもお買い物ムードではなくなってしまいました。

サン・ジェルマンの向こうにほかのマルシェがあるはずだからそちらに行こうと思って歩き始めたとき、年配の女性が声をかけてくれました。

「どこに行くの?何かお力になれるかしら?」

「サン・ジェルマンに行こうと思っているんだけど、こっちでいいのかしら?」

「違うのよ、こっちなのよ。」

道路上の標識が変な方向を向いていたので、その通りに行っていたら大変でした!

そのまましばらくお話しながら歩いていると、彼女(Joy)はとても親切な人でした。
前に一度日本人の男子学生にアパートを貸したことがあり、日本人に対してとてもよいイメージがあったようです。

マルシェの話をしたら、彼女も「BIOは高すぎて絶対買わないわ」と言っていたのでちょっと安心。
しかも日曜日のマルシェは通常よりも高値なのだそうです!

Joyはそのままサン・ジェルマンのマルシェに行かず、そのあたりの素敵なお店や場所を紹介して歩いてくれました。

Rue de Furstenburgはとても素敵な一角で、短い通りだけれど、パリで一番地価が高いところなのだそうです。


そしてその一角の中にドラクロワのアトリエがあるのでした!
初めて存在を知った美術館。
今日は時間が無かったけれど、是非訪れてみたいです。

さて、その後サン・ジェルマンの賑やかな通りにあるPASTA E VINOというイタリア食材のお店に行きました。
彼女はイタリア好きで昨日までフィレンツェに行ってたそうです。
お店の人ともイタリア語で会話をしながら色々食材を購入していました。

ここはラザーニャやカネロニ、野菜やきのこのマリネなどお惣菜も売っていて、なかなかクオリティも高いのだそうです。興味はあったけれど、今日はしばらく外にいる予定なので買うのは諦めました。

そんなこんなで歩いているうちにすっかり約束の時間!マルシェで買い物なんてしてる暇は無かったけれど、この女性とのふれあいはとても楽しかったです。

さて、友人と待ち合わせて、まずランチ。今日はムール貝をたっぷり食べたいというご主人様のご希望でLeon de Bruxellesに。


このお店はチェーン店でパリに何店もあるのですが、ムール貝を鍋ごと食べられるので大満足です。


日本ではこんなムール貝食べられないでしょ・・・?
これで一人14~16ユーロです。

午後の観光日記はこちらから


フレンチ・バカンス

2007-07-26 | 旅:フランス

7月14日(Quatorze Juillet)にパリに到着しました。
この日は日本では「パリ祭」と言ってお祭りのように扱われているけれど、いわゆるフランス革命が勃発した血生臭い記念日です。

この日はシャンゼリゼでパレードをしたり、花火が上がったり、消防署でパーティーが行われたりと賑やかなのですが、夕方到着してすっかりグロッキーだった私たちは近くのスーパーでサラダと生ハムを買って慎ましやかな夕飯を取った後、ばたんきゅー

それにしても夜9時なのに昼間のような明るさです。本当に日が長いんですよ。

ざっと見ると、こんな感じで中7日間動きっぱなしでした。

7月15日(日)パリ1日目:ご主人様の誕生日
ありえないほど暑くて茹だるようなパリ
まだ涼しげな午前中にマルシェへ行って、その後ムール貝ランチアラブ研究所を見てヴェルサイユ宮殿へ!

7月16日(月)パリ2日目:私の誕生日
前日とは打って変わって1日中雨模様。肌寒い~。。。
パリジェンヌはまだ冬の装いの人も。
この日は晴れ間を縫ってバトームッシュに乗り、オランジュリー美術館へ。夜は友人がステーキハウスで誕生日を祝ってくれました♪


7月17日(火)エクサン・プロヴァンス(Aix-en-Provence)
南フランスは常夏37℃!町を歩くのがつらい・・・虫眼鏡でじりじりと焦がされている感じ。エクスでクスクスを食べてから、素敵なホテルMas de Fauchonへ

7月18日(水)アヴィニョン&アルル
この日も37℃ あつ~・・・ 
ローマ遺跡をめぐる一日
夜にニース方面に戻り、この日のホテルLe Grimaldiへ


7月19日(木)オー・ド・カーニュ&エズ
今までで一番素敵な村に出会いました
是非将来、ここに家を買って住みたい・・・
「鷲の巣村」の一つエズに行って、この日の夜の便でパリに戻ります。


7月20日(金)パリ3日目
ニースからパリの便で荷物が出てきませんでした!!!
そんなわけでこの日は1日中空港や航空会社への電話かけで、ほぼ1日をふいにしてしまいました


7月21日(土)パリ4日目(最終日)
荷物ももどってきてひと安心
最後のパリをのんびり満喫しました。

パリ初日の日記はこちらから


出発まで1ヶ月!南仏のホテル選定

2007-06-13 | 旅:フランス

7月のフランス旅行では、パリからニースに飛んで、南仏で3日ほど過ごす予定。
本当は南仏には1週間いても足りないくらいだけれど、今回は駆け足旅行になりそう。

でもって、欲張りな私たちはニースからレンタカーをしてアヴィニョンまで行こうと考え中。
プロヴァンスのこの辺はフランスになる前はギリシャ人などが住んでいて、ローマ時代の遺跡が今も残っているところ。前回南仏に行った時はここまで行けなかったので、今回は頑張ってみようと思います。

 

ニースに着くのは朝8時半。朝寝坊の私たちにとっては恐ろしく早い時間です。

予定ではニースの空港でレンタカーをして一気にAvignon(アヴィニョン)まで行ってしまう。そこでローマの遺跡を見て、Arles(アルル)やSt. Remy de Provence(サン・レミ・ドゥ・プロヴァンス)などを通過して、大好きな町Aix-en-Provence(エクサン・プロヴァンス)までドライブ。初日の夜はエクスに宿泊。


翌日はエクスからまた東にもどり、鷲の巣村Ezu(エズ)やおとぎ話のように美しい村、St. Paul de Vence(サン・ポール・ドゥ・ヴァンス)に立ち寄って、Cagnes-sur-Mer(カーニュ・シュル・メール)へ。そこで一泊。翌日はゆっくりしてやはりその辺を見て夕方パリに戻る。


そんな大雑把なプランを立てて、いざホテル探し。
パリではアパルトマンを借りるので、南仏ではちょっと感じがよくてその土地らしいところに宿泊したいと考えています。ホテルではなく、シャトーやMas(農場?)のようなところ。

 夜な夜なウェブ・サーフィングをしたsり、TripAdvisorのレビューを見たりして、良いかな、と思ったホテルに予約を入れてみました。こういうときに使う予約サイトはBooking.comVenere。ぎりぎりまでキャンセル料も発生しないし、デポジットも取られない。最高

 前回エクスではChateau de la Piolineというところに宿泊。素敵なところだったけれど、結構部屋が狭かったのと、お料理がいまいちだった記憶がある。

 

 今回はMas de Fauchonというところが気になっていたんだけれど、予約サイトでは既に満室。直接ホテルに問い合わせをしてみるも、やはり満室

 ところがレセプションの女性が、「ツーリスト・オフィスに問い合わせたら予約が取れるかも」という。

 半信半疑で、Aix-en-Provence Tourist Officeのウェブサイトでオンライン予約をすると本当にあっさり取れてしまった

うそみたいな話!!
怖いからもう一度電話して確認をしておこうっと。

 ここはレストランとしても有名みたいなので、ぜひDemi-Pension(夕食と朝食付き)にしたいと思っています。

 

さて、ニース近辺のホテルはどうしようと思っていましたが、できればNiceではなく、小さな村の感じのよいところがいいなーと思っていました。大好きなルノワールが住んでいた町、Cagnes-sur-Merにはぜひ行きたいと思っていたので、そこの宿泊施設を探すと、Trip AdvisorのNo.1はLe Grimaldi

私が求めていたお城のような雰囲気のホテルではないけれど、レビューがとっても良いので、今回はここを試してみることに。

ただひとつ問題は駐車場がないこと。
ホテルにメールで問い合わせをしてみると、なんと即日返事が返ってきました 
申し訳ないけれど、フランス人にしては超すばやい対応にびっくり!

回答内容はホテルのすぐ近くに市営のパーキングがあるので、そこを利用するか、夜間はストリートパーキングも可能と言うこと。ここは宿泊料が安かったのでパーキング20ユーロかかってもまあ良いか、という結論に。

そんなわけでお宿も決まって一安心。
後は何を見るか、ゆっくりプランを立てることにします
 


久しぶりの里帰り

2007-06-07 | 旅:フランス

高校生の時に自分はフランス人なんじゃないかとふと思ったことがある。それ以来フランスに行く時は「里帰り」。


しばらく行けなかったけれど、7月にパリに行くことになりました。
実は夏のパリに行くのは初めて?かもしれません。


いつも寒い時に行ってしまい「次こそは夏にきたいわ」と思うのだけど、なかなか夏真っ盛りに休みを取る機会がなかったの。


今回は思い切って7月中旬から行ってきます。
チケットは18万円くらいするから高いなーと思って、だめもとでAFに問い合わせたらマイレージでチケット予約ができました

ついでにエリートメンバーなので、エマージェンシーの座席も確保。

ご主人様もNWのマイレージで同じ便を予約。
ところがプラチナエリートのはずのご主人様はAF&KLMではないと言う理由で座席指定ができない。NWはトラベルコンパニオンも座席指定できるよ?!かなり不機嫌・・・

AFに電話してみてもらちがあかないので、当日早めに空港に行って様子をみるしかないですね。

ところで現地では友人のアパルトマンをお借りできる事になりました♪
そんな訳で、今からパリのマルシェで何を買ってどんなお料理をしようかと思いめぐらしています

今回はパリでゆっくりしようかとも思ったのですが、やはり南に行きたくてEasyJetでパリーニースの往復を予約しました。このエアラインは初めて使用しますが、最近ヨーロッパでは格安のエアラインが色々登場しているみたいですね。今回も片道37ユーロ、タックス込みで一人100ユーロちょっとでした。

そんなわけで今週は南仏のホテル探しで大忙しです
シャトーホテルなど素敵なお宿がいっぱいで、なかなか決められません・・・ 

このプロセスが一番楽しいです
いつか南フランスに別荘が欲しいな~。


Le Meurice

2006-03-27 | 旅:フランス

たった数時間の会議のために出張でパリに行くことに。
とんぼ返りはやだなー・・・と思っていたら、割引運賃の場合最低3泊しないといけないらしく、ではゆっくり行かせていただきます~

ということで、ご主人様もお休みを取って同行することに。

今回のパリはなかなかゴージャスだったの♪ 
パリ在住の友人が予約を取ってくれて、屈指の高級ホテル「ムーリス」にてランチを堪能致しました。

いやいや~、今回の感動はひときわでした。
二つ星シェフYannick Alleno氏の繊細なお料理は、時に驚愕さえも与えるものでした・・・(後日談:2007年彼は3ッ星に昇格しました)

前菜は好物のモリーユ(あみがさ茸)。
日本ではまず食べられないこのキノコ、私はとっても好きなんです。クリーミーなソースと合わせて・・・
きゃあ~ (≧▽≦)
なんて「もりもりモリーユ」な大盛り
とってもシアワセ~

メインはトリ肉のフォアグラ詰め。
ここにも付け合わせにモリーユが!!
面白かったのがこの料理のプレゼンテーション。
塩鮭の切り身みたいだったの。

きっとシェフは和食の要素を取り入れてるのかな、って話していました。

デザートもとっても創造的。
なんて繊細な感性なんだろう。

それにしても、ここのホールの人達、みんなとってもSympa。
中でも流暢な英語でメニューの説明をしてくれた彼(あー名前聞くの忘れたー)は笑顔も素敵で、とっても気さく。
ひとりひとりが心のこもった温かい接客をしてくれる。
一流レストランはこうじゃなくっちゃね

なんて素敵な時間・・・
と酔いしれていたその時、Yannick本人がダイニングホールに出てらっしゃいましたぁぁ。
30代後半になるとおもいますが、痩せ形でハンサムなシェフです。


お話してみると英語も操る、なんとも気さくなシェフです。
やはり何度も来日した事があるそうで、星付きシェフの例に漏れず日本好き

彼は技術をまねるのではなく、精神をまねて彼独自の料理に体現するのだと語ってくれました。
んー、お見事!

日本への出店は今のところ考えてないけれど、もし出すのだったらビストロのようなカジュアルな感じがいいな、ですって。

ぜひぜひ、お待ちしております~

残念ながらお料理の写真は友人が撮ってくれたので、想像力にお任です。

もうひとつここのホテルの特徴は、素敵な家具たち。

ルイ15世&16世スタイルの家具がホテル中に配置されており、何とも豪華絢爛

ん~、こんな家具に囲まれて姫のような生活を送りたーい

実は帰国した日の夕方ドライブしていたら、広尾にフランス家具のお店(イトー・オーバーシーズ)を発見

興味津々で入ってみたら、なんと奇遇
彼らの扱っているフランス家具は、Meuriceで使われているのと同じメーカーなんですって!!

こんな偶然ってスゴイ
きっと運命の巡り合わせね~

しかし椅子一脚が35万円。
さすがに一流ホテルにはお金かかってるのねえ・・・

ちなみに私のドリーム・ソファは100万円
せっせと貯金しなくっちゃ!