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Carnet de Voyages

楽しかったのに、旅から帰ってくるとどこに行って何を見たのか忘れてしまう・・・
ということで、旅日記を書いてみましょう♪

プエルト・リコ 第2の都市Ponce

2007-01-30 | 旅:プエルト・リコ

今日は島の南にあるPonce(ポンセ)へ向かう
一気に南に行く場合は、途中でなくなるRoute1は通らずに高速道路52番に乗ってしまうのがベスト。
料金はかかるしあまり風景は楽しめないけれど、道に迷う心配はない
San Juanからドライブする方向によって、風景も全く違うのが面白い。


San Juanから1時間半ほどでPonceに到着。
プエルト・リコ第2の都市とはいえ、やはり町は寂れている。
センターにはちょっと有名な赤と黒の消防署跡があるくらいで、中心部でも廃墟と化している店舗が多く、全然楽しくない。


Ponceで目指すはCastillo Sereilles(カスティーリョ・セレイエス)
昔このPonce一帯にサトウキビ農場とラム酒工場を構えていたスペインの大富豪の屋敷跡だ。

Ponceの中心地から目的地に向かって、時々警官に道を聞きながら、ひたすら坂を登っていく。
途中は低所得者層と思われる住宅街が続いていて、少し不安だったけれど、頂上に近づくにつれ高級住宅が次々と現れてくる。すごーい・・・と見とれているとついに最上部へ。

するとこれまでの高級住宅に勝るお屋敷が出現!

 
Castilloとは「城」だけれど、実際はMansion(大邸宅)。
観光地化するに当たってCastilloと命名されたそうだ。

始めに10-15分ほど解説ビデオを見て、その後係員が屋敷内を案内してくれる。
17世紀に建てられたこの屋敷には、当時のフランスから家具や調度品を運んできたそうで、なにもかもが素敵~ 
中庭は吹き抜けになっていて風通しが良くなっているし、緑も多くて最高!
最後の住人は近年までここに住んでいたというのだから何とも豪勢だわ~

 
屋敷内を一通り回った後は自由に庭を歩き回れる。
ベランダからはPonceの街とカリブ海の海岸線を一望できる。
昔はここが全部サトウキビ畑だったのかと考えるとなんとも壮大。。。
ビーチ沿いにあるPonce Hilton Hotelも、このSereilles家の持ち物だそうだ。

豪華なお屋敷と調度品、衣装、庭園にうっとりしていると、既に昼時を回っている。
昨日のLos Dos Mangosに続き、地元の美味しいレストランがないかどうかここの従業員に聞いてみると、2-3軒のお勧めレストラン情報をゲット

その中でも来る途中に通り過ぎて気になっていたChef's Creation(シェフズ・クリエーション)に行ってみることに。


実際レストランに着いたのは2時前。ドアを開けようとすると、中から体格のよいおじちゃんが出てきて「もう閉店だよ」と追い返されそうになったので、必死に食いつく。

「Serreillesでここがお勧めだと聞いたの。
ここがPonceで一番だって聞いたからどうしても食べたいの。
なんとかお願い!!!」

そのおじちゃんは困った顔をして「んー。でももう全部終わっちゃったんだよ。チキンしか残ってないんだ」と言う。
「チキンで十分よ!ぜひ食べさせて!」とせがむ私たち。とってもいい人で、結局OK!


そのおじちゃんこそ、このレストランのオーナーシェフJorge Rivera (ホルヘ・リヴェラ)氏だった。
「チキンをどうする?野菜と一緒にスパイスで炒めようか?」と言ってキッチンへ入っていくと、始めにひよこ豆のスープを出してくれた。プエルト・リコで豆は良く出て来るけれど、こういうスープ仕立ては初めて。美味しい

そしてメインのチキンは、色とりどりの野菜と一緒にクミンなどのスパイスでソテーしてありとても優しい味だ。
こんなに色とりどりの野菜はなかなか欧米では珍しく、これまでの野菜不足が一気に解消出来てしまう。
 

このシェフは本当にフレンドリーで素敵な人だ。
客や従業員が皆帰ってしまってもゆっくり話し相手をしてくれた。
彼にPuerto Rico(PR)のレストラン事情を聞くと、島内には25人のセレブ・シェフがいて、うち5人程度がPR出身、あとはアメリカ人、イタリア人、ヨーロッパ系らしい。San Juanで有名な行列の出来るレストランはこれらセレブ・シェフのお店で、2人で食事をすると平気で200-300ドルするそうだ。本当にここの物価高には驚かされる。

ちなみに海が近いとはいえ、PRのでシーフードはあまり美味しくない。
ありがちだけど火を通しすぎる傾向なので、レストランでオーダーする時は注意。

島の南ではぜひカリブ海を見たかったのだけど、またもや標識がうまく読めずPonceの街中からHiltonのある海岸までたどりつけなかった。。。 

せっかくなので、帰り道に無理矢理寄った南端のビーチ。
地元の姉妹が砂で遊んでいるのがかわいくてずっと見ていたら、ちょうどきれいな夕焼け空に遭遇。



プエルト・リコ<サン・クリストバル峡谷>

2007-01-29 | 旅:プエルト・リコ

さて、AibonitoからBarranquitasへ向かう道は山の景色が美しく、ドライブしていても楽しい。そのうち周囲の高低が激しくなってきて、地図的にも「そろそろキャニオンじゃない~?」と怪しみ始めた。この調子じゃ、「ここがキャニオン!」っていう観光スポットはなさそう。しかも暑さで喉がからから。毎日水を1ℓくらい持ち歩いているけれど、夕方になると疲れて甘いものが欲しいよ~。

するとタイミングよく、カーブを曲がった瞬間にジューススタンド発見!
すかさず停まって、冷たいジュースをゲット。あー美味しい~

ついでにスタンドのおじちゃんに「キャニオンってこの辺?」と聞いてみる。人の良いおじちゃんの話によると、ちょうど通り過ぎてしまって、ちょっと戻ったところらしい。しかも「細い坂道をずーっと降りて行って、突き当たりの民家の納屋を通っていくんだ。住人に挨拶したら入れてくれるよ」という。

「もしくはキャニオン好きの人がそこ(通りの向こうを指差して)に住んでて、彼が35ドルでヘリコプターに乗せてくれるよ。」という。これは観光案内には絶対載ってなさそうなローカル情報。

ついでに疑問だったことを聞いてみた。「何でプエルト・リコの人たちはみんな新品の高級車に乗ってるの?」

おじちゃん:「政府のせいだよ。ぼろい車は車検を通さないんだ。それで最近みんな新しい車を乗るようになったんだよ」

 へ~。それにしてもお金はとこから出てくるんだろう?
「それにしてもレストランが高いよね?どうして?」

おじちゃん:「そうだよ、いいレストランはやっぱり高いよ。僕ら家族3人でこの辺の美味しい店に行くと、やっぱり300ドルは掛かるからね。」

えええー?3人で300ドル~?しかも子供はまだ小さいのに~。日本だって超高級レストラン級の金額ではないか?!しかもこのジュース・スタンドでそんなに儲かるとは思えないしなあ・・・やはりプエルト・リコはナゾだらけだ。

そんな感じで世間話をして、ようやくキャニオンに向かう。少し戻ったところに、突然細い坂道が。


「きっとこれだよ、行ってみよう」
かなり急な坂道を下り始めると、左右に民家が・・・本当にここで良かったのかしら???

夫は「絶対間違えたよ。だからやだったんだよ。こんな細い道バックも出来ないよ。」と勝手に逆ギレ。「いいから」もうちょっと行ってみようよ。他にそれらしい坂道なかったじゃない」とあくまでも追求したい私。どっちみちUターンしなくちゃいけないからというんで、そのまま直進。住民にじろじろ見られながら、坂道の行き止まりまで行ってUターンをしかけたところで一番奥の家の住人らしき女性が大きな四駆でご帰宅。やはりこんなローカルな小さな家なのに新車・・・と思いながら、夫が慌てて謝りだした。

「お宅の敷地内に入ってしまって申し訳ないけれど、キャニオンを探していて・・・云々」

「スペイン語話せる?英語だけなの?しょうがないわね、娘が案内するわ」

助手席の「娘」が降りてきて、私たちの車を誘導し始めた。おや~・・・?どうやらここに停めろということらしい。
「こっちよ」と私たちを連れて鉄格子のところへ案内してくれる。よく見ると馬やウサギがいる。これが例の「納屋」なのか?「好きなだけいていいわよ。終わったら錠だけおろしておいて。」と言って彼女は家に入ってしまった。


やっぱりここで合っていたみたい。鉄格子を越えてなぜかゴールデンリトリーバーまで収容されている動物達の檻を過ぎるとそこは渓谷。西日が眩しいが、遥か遠くにはジュース屋のおじちゃんが言っていた「滝」らしいものもかすかに見える。

ジュース屋のおじちゃんは「こんなに名もない場所の渓谷に、世界中から観光格が訪れるんだ」と言っていたけれど、みんなこんな民家を通って観光客が渓谷を見にいくのか・・・。
これもプエルト・リコらしい、というのかしら・・・

プエルト・リコ<El Yunque>

2007-01-29 | 旅:プエルト・リコ

San Cristobal峡谷を堪能して、そろそろ帰路につこうと車を発進。既に4時過ぎだったので諦めかけていた熱帯雨林保護地区El Yunque(エル・ユンケ)だけど、近くまで行ってみることにした。と言うのも、行きにサインを見逃して辿り着けなかったので、帰りに行く予定にしていたの。プエルト・リコの地図を見てもかなりの面積を占めているのに、全く道しるべがない!!!本当に標識も観光名所のサインも小さくてわかりにくい


さて、またもEl Yunqueのサインを見逃して通り過ぎ、Uターンをして街道を下りる。しかしサインの通りに行くと寂れた住宅地の細い道・・・本当にここで合っているのかしら???

またもだまされた気分で直進すること数メートル。次のサインが現れた。どうやら合っているらしい。プエルト・リコは道にだまされることが多いので、用心しないと危険。

何とか目的地に到着。先ず入ったのはEl Portal(エル・ポータル) という案内所。4:30に到着したのだけれど、案内所は5時に閉館だから入場料はいらないという。こういうルーズなところは嬉しいわ
この案内所、かなり立派な建物なのになんで道路に大きなサインが出てないのかなー・・・本当に不思議。

かなり暇そうな受付のおじさんにガイドツアーの話を聞いてみると、1日3回行っているそうだが、今日、明日はやらないことになっているそうだ。そうなの、ここって気分なのか気候なのか良くわからない理由で色々な事がキャンセルになるの。ラテンっぽい。いずれにしてもツアーは限られた物しかなくて、あとは自由に2時間くらいのトレイルを歩くらしい。やる気があれば10km~のトレイルを歩いて滝を見るのが上級者コースという。まあ、私たちはあまりやる気がないので、今後トレイルを歩くことはなかも・・・

このEl Portalからも熱帯雨林のさわりは見られるけれど、やっぱり物足りない。聞いて見れば6時までゲートが開いているというので、中に入ってみることに。

熱帯雨林は広いので、中は車で移動する。最初の滝とかタワーはたいしたことないので、ほとんど素通り。

一カ所、小道を下っていける入り口を発見したので、ミニミニトレイルを体験してみる。

木々の生い茂った小道をはどんどん下っていく。下の方には川が流れているような音が聞こえるし、周囲はお化けのようなシダや竹林が。すごーい!!!久々の森林浴気持ちよ~い

でもしばらく行くと、代わり映えのしない風景に早くも飽きてきた。こんな10-15分で飽きてたら、やっぱり10kmのトレイルなんて無理無理


プエルト・リコ旅日記3:穴場レストラン<Los Dos Mangos>

2007-01-29 | 旅:プエルト・リコ

3日目は島の中心部をドライブ。
ビーチ沿いよりも涼しいというので期待してみたけれど、あいかわらず日差しは強く、暑いのなんのって

Route 1を南下して、中心部の都市を回る。
島の南端に行く場合は52番のAutoRoad(有料高速道路)に乗るのが一番だけれど、所々町をみたい場合はRoute 1を使う。


でもこのRoute 1はくせ者で、市街地に入るとすぐになくなってしまうのだ。ヨーロッパの場合、街道は常に一本でそこから町に入る道があるのに、ここではRoute 1がそのまま町のセンターに通じてしまうため、常にRoute 1をフォローするのが非常に難しい。
こんな不親切な道路標識、ありえない・・・

特に、San Juanを出て最初の大きな町Caguas(カグアス)では大きな交差点のところでRoute 1が消える。同じ交差点を何度もぐるぐる回って、だいぶ時間をロスしてしまった。

もし行かれる方の為にひと言申し上げると、この辺はそんなに見る物はないので、素通りしても全く問題ない。


そんな事をしているうちにかなりおなかが空いてきた。
町はかなり山っぽくなってきて、ビーチ沿いとは全く違う表情。
道路も文字通り紆余曲折で、いろは坂が延々と続く感じ。

この辺は町がかなり小さくて寂れた感じ。ローカル色がかなり強い。町のはずれには必ず大きなショッピングモールがあり、WalgreenやBurger Kingなどのファーストフード店があるけれど、わざわざここまで来てそんな物は食べたくない。

かといって街中はかなりローカルでちょっと気が引ける・・・。
英語も通じるかどうか不安な感じ。
しかし町と町の間には時々お店が出ているので、この中から見つけるしかない。

ちょうどCidra(シードラ)からAibonito(アイボニート)に抜ける道を走っていて驚いた。
ここにはコカコーラやグラクソ・スミス・クラインなどの大企業が軒を並べているのだ。
おー。。。きっとこの近くには適当なレストランがあるに違いない!

とそこへローカルな食堂が!
結構人も並んでいるじゃない!!

意を決して車を停めて近づいてみる。
 
おお!ショーケースにはずらりと美味しそうなものが並んでいるではないの~

一気にアドレナリン全開 o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

肉やシチュー、ライス3種類にスープや揚げ物など、いずれもかなりグレードが高そう。

とそこへJoel(ジョエル)という英語の堪能なお兄ちゃんがやってきた。オーダーの仕方を聞いたら、とにかく好きな物をセレクトして良いと言う。まずプエルト・リコのローカルな飲み物だというアセロラジュースをオーダーし、イエローライスとビーンズ、ポークリブにバナナ・フライ、良くわからないけれどこれもプエルト・リコ独特のコロッケのような物をオーダーしてみる。

このお店は大正解!
何もかもが本当に素朴で美味しい!!

テイクアウトで買いに来るお客さんもひっきりなし。

Joelは非常に親切で色々話をしてくれたんだけど、実はこのお店"Los Dos Mangos"は有名らしく、旅行者も多く訪れるという。

こんな辺鄙なところなのにー??

聞けば、やはり観光客向けの高くて美味しくもないレストランにうんざりした旅行者に良く紹介されるんですって。

偶然出会った私たちはなんてラッキー!

またこの場所に来る事は非常に確率が低いけれど、ぜひ覚えておきたいお店でした。
ちなみに満腹食べて、2人で15ドルくらいとリーズナブル。
 

LOS DOS MANGOS (ロス・ドス・マンゴス)
Carr. #173 Km 11.9  
Salida para Aibonito , Cidra PR
Tel: 787-739-8619

至福の時(安上がりな私たち・・・)を終えて再出発。

また田舎町を通っていくんだけれど、それにしてもプエルト・リコには大きな謎がある。
それは、最新の高級車が多いこと

プエルト・リコの賃金レベルはそんなに高いとも思えないけれど、レストランはどこも高いし、しかも住民がみな高級車に乗っているの。

ポルシェやBMWにトヨタなど、いずれも新車でぴかぴか。

東京と負けず劣らずの高水準に我々は首をかしげるばかり・・・

さて、地図によると次のBarranquitas(バランキータス)という町の間にはCanion de San Cristobal(サン・クリストバル峡谷)があるらしい。

次なる目的地はそこに決定!


プエルト・リコ旅日記2:FajardoのWyndham El Conquistador

2007-01-28 | 旅:プエルト・リコ

昨日は時差ぼけに太刀打ちできず夕方に寝てしまったので、朝起きると腹ぺこ。ホテルの朝食サービスをテラスで頂き、忘れずに日焼け止めをしっかり塗る。


今日は島の東側へ行ってみようということに。
地図によると、San Juanからそのまま東に行った海岸沿いにFajardo(ファハルド)という町があり、途中にはEl Yunque(エル・ユンケ)という熱帯雨林保護地区もある。


ホテルには"Que Pasa!"という無料の観光情報誌があって、島を東西南北に分けて紹介している。日本にはプエルト・リコのガイドブックはほとんど売っていないので、事前学習ができなかったけれど、こういう便利な雑誌があるので現地入りしてからでも何とかなる。もちろん、Amazonや紀伊国屋書店で洋書のガイドブックを買うという手もある。特に日本でマイナーな旅行先に関しては、洋書を狙うのが一番。Fodor'sとかLonely Planetが有名だけど、日本式に写真が多いEyewitness Travel Guides(DK Publishing)が私のお気に入り。

San Juanから高速道路に入って小一時間。
"El Yunque"のサインを探すけどいっこうに出てこない!!!

もしや?と思わせるすっごく小さくて目立たないサインがあったけれど、次に大きいのが出てくるのかなー・・・と期待しているともう次の町に入ってしまう。

なんてこと?!

そう、プエルト・リコの最大の難関は、道路標識が乏しいこと。
特に観光名所の表示がほとんどないんです!
こんなに旅行客がいるのに不親切きわまりない。
このことは、絶対に後日投書しなくっちゃ。


El Yunqueは後で行くことに諦めて、Fajardo(ファハルド)の町に向かう。この辺は乗馬教室があるのか、至る所からいきなり馬が走ってくるので、気をつけないと危ない。

町を通り抜けて海岸の方に行けども、ビーチはほとんど見えず、船着き場やヨットハーバーのような物ばかり。
そして町そのものはかなり貧しそうで、車を降りて歩く気分にはなれない。
お昼をこの町で食べようと思ったのに期待はずれ・・・
どうしよう・・・

こうなったら、もう少し北上したところにあるWyndhan(ウィンダム)の高級リゾートホテル El Conquistador(エル・コンキスタドール)に行くしかない!
そもそもWyndhamには高級ホテルのイメージはなかったので、どんなものか気になっていたのでちょうど良い。
"Que Pasa!"の広告によると、"Self-Contained"(ホテル内に何もかも完備)が売りのリゾート型ホテルみたい。

町から北上してゆくと、街道沿いにホテルの大きなサインが。
ところが入口を入ってしばらく行けども、ホテルの建物は全く見えてこない。超広大な敷地面積。

すると右手にゴルフコースが登場。
一見誰もプレイしていないみたい。
空いていて、起伏もあって、好きな人にはたまらないんだろうな~。
でもこの暑さじゃね~・・・

その後にようやくパーキングが現れました。
どうやらここに停めて、シャトルバスでホテルへ行くらしい。
と言っても歩いて5分もかからない位の距離なんだけど。

ようやく現れたホテルは、まあ確かに巨大で普通にきれい。
南国らしいオープンな作りで、建物の中を通らずに正面入り口からテラスに行ける。そこがプールや海を見下ろせるカフェテリアになっていたので、そこでランチをすることに。

メニューはサラダ、パスタ、ピザなどのイタリアン風で、プエルト・リコの料理がひとつもない。ボリュームもあり、味も悪くはない。しかし、なんだかすっきりしない・・・

それにしてもこのホテル、ちょっと中国人みたいな人もいたけれど、基本的にアメリカ人しかいないの。しかも会社のミーティングで来ているのか、同じデザインのバッグを持った同僚グループがいーっぱい。

建物の中に入ってみると、チープな感じのカフェテリアや日本のスロット屋のような「カジノ」がある。なんかなー・・・

つまりここはアメリカ人にとっての楽園。

このエリアは敷地外はお店も観光地も何もない。
ホテルに1週間くらいバケーションや会議で缶詰になるアメリカ人専用の場所だ。食事も生活スタイルも、周りの人も、アメリカにいる時と同じ感覚で過ごせるということで、アメリカ人が安心できる環境なんだろうなあ。

せっかくバケーションに来たら、その土地の風土や文化に触れたいと思う人にはかなり不向きなホテルであることには間違いなし。

ということで全く興味も失せたので、部屋も見せてもらわずに帰ってきた。想像出来るしね・・・


帰り道は、北の海岸沿いの"Seven Seas"というビーチに寄る。

海や太陽が特別好きではない私たちだけど、1度くらいはビーチに行っておかなくちゃね、ということで久しぶりに海に入りました。

カリブ海に浮かぶ島と言っても、島の北側は大西洋で、南側に行かないとカリブ海は見られない。大西洋のビーチは砂が細かく白いので、海の色がとてもきれい。

でも意外と波が強く、突然深くなるので少し気をつけていないと危ないかも。


プエルト・リコ旅日記1:オールド・サン・ファン

2007-01-27 | 旅:プエルト・リコ

10年ぶりにプエルト・リコに行ってきました。
1月末とはいえ予報では平均気温が26~28度。
でもずっと雨模様だというし、意外と肌寒いのかしら・・・と慎重にパッキング。

成田からコンチネンタル航空でヒューストン経由San Juan(サン・ファン)へ。到着したのは夜遅くだったので風も出ており、生暖かいかな、という感じ。しかし建物の中はフリースを着ても寒いくらいに冷房がきいている。レンタカーを借りて空港から15分のCondado(コンダード)へ向かう。


明けて翌日。
どうやら雨は降っていないし暖かそうなので、半袖に羽織り物を持って出る。

この日はCondadoから10分ほど西へ行ったOld San Juan(オールド・サン・フアン)へ。

まず有名な観光地El Morro(エル・モロ)要塞へ向かう。
スペイン統治時代、海賊を撃退する為の要所だったそうで、ユネスコ世界遺産でもあるらしい。

のんびりしていて平和そのものだけど、その昔はPirates of Caribbeanみたいな海賊がいたのかしら???

石造りの要塞をバックに、青い空とそれ以上に真っ青な海そして一面に広がる草原。
地元の子供達が凧揚げをして遊んでいる。
本当に気持ちがよい。
子供達はこういうのびのびした環境で育つのが一番だ、と心から思うわ~。

歩きながら、10年前にもここに来たような記憶が蘇ってきた。
その時はハリケーンの直後で全く観光客がいなかったのよね。
母親と2人でこの草原に何時間も座って夕日を眺めていたっけ。
風が吹いていて、すっごく気持ちよかったな~・・・


ふと我に返るとものすごく暑い。
既に昼前で太陽は高く昇っていて、何も日光を遮る物がないので、知らないうちにかなり直射日光を浴びていたことに気がついた!

初日ですっかり油断していたけれど、日焼け止めを塗っていなかったので顔がひりひり痛い。
早速Walgreen(ウォルグリーン)に入ってサン・スクリーンを購入。

プエルト・リコには至る所にWalgreenがある。いわゆるドラッグストアなんだけど、飲み物やスナックなども売っていて便利。

そんなことをしているとお昼もとっくに過ぎていて、おなかが空いて来た。さっきまであんなにいっぱいあったレストランが探すと全然見つからない。ほとんど人が入っていないバーのようなところはあるが、ちょっと入りにくいし・・・。うーん、困ったなあ。

だんだん機嫌が悪くなってくる。

しばらく歩き回った末、ようやくにぎわった感じのカフェを発見。カフェと言ってもボリュームのある食事が出てきているようだ。とにかく選択の余地もないので、その"Cafe Puerto Rico"に入ることにした。2時前なのにすごく混んでいる。おいしいかしら?

超大柄な気の良い女性ウェイトレスが付いてくれた。
膨大なメニューにはすべてサイドディッシュが付いてくる。

えーと、Rice & Beans、あー、なんとなく覚えてる。。。
Mashed Potates ふむふむ

Fried Plantain....

ぷらんてーん?ってなんだ?

ウェイトレスに尋ねると「バナナよ!」と答えが。
おー、そうだったか。この辺の料理にはバナナフライとかが付いてくるんだ。バナナと言っても黄色い日本で見るやつじゃなくて、緑の大きなやつで甘味が弱いの。

どうしよっかな~・・・と悩んで結局南米でポピュラーなAlloz con Pollo(チキンライス)にビーンズを、夫はかに肉のシチュー(初耳!)にマッシュポテトをオーダーした。でもウェイトレスが「ちょっと食べてみたら!」と言って揚げバナナをサービスしてくれた。

運ばれてきた料理はスゴイボリューム。
ビーンズは、色々な豆を煮込んだもので、これをごはんにかけて食べる。健康的~。めちゃくちゃおいしいというわけではないけれど、空腹は満たされたし、ウェイトレスのお姉ちゃんの感じが良かったので満足して帰る。

ホテルに戻ったのは夕方4時過ぎだったけれど、時差ぼけと日差しのせいでかなり眠たい。

ふら~っとバスルームに入ってみると、さらされていた部分の肌が真っ赤になっているのにびっくり。

きゃ~やっぱり~・・・・p(≧□≦)q