佐藤泰生さん

横浜で佐藤泰生さんの個展があると知り、翌朝、時間を作って伺いました。
佐藤さんは私が2011年に夢中で読んでいた毎日新聞朝刊の連載小説「マルセル」（高樹のぶ子作）の挿絵を描いていらした洋画家の方です。連載当時、小説はもちろんすごく面白くて日々楽しみだったけれど、挿絵がまたまたとっても良くて印象に残っていました。新聞の時はモノクロで印刷されてしまっていたけれど、原画はもちろん色があり、それがまたとっても良かったことを後で知りました。

で、今回は「風と光と夢」という題で風景、情景、花々を描いていらっしゃるとのことで楽しみに出かけました。会場に入ると本当に光にあふれた絵がたくさん見えました。パリ、地中海、キューバ、敦煌そして馴染みのある湘南、逗子の風景が・・。なんとも明るい絵の数々を楽しみ、図録を購入し会計しているところに、まさかのご本人登場！

軽やかに、にこやかに入っていらして図録の包みを受け取っている私にまで「ありがとうございます」とおっしゃって下さったので、ちょっと勇気を出して今回の個展の事を教えて下さったピアノのＨ先生（佐藤さんとお知り合い）のお名前を出してみたら、喜んでくださってお話が弾みました。

音楽と録音、絵画と写真というようなお話をしたり、私にも身近な逗子のお話をして下さって一緒に写真も撮って頂き、すっかり舞い上がって帰宅しました。絵と同じように光あふれて温かいお人柄の方で、ますますファンになりました♪