ラフマニノフ前奏曲「鐘」 ハチャトリアン「仮面舞踏会」 浅田選手使用曲 フィギュアスケートと音楽Ⅰ

先週の高橋大輔選手の銅メダルに続き、今日も浅田真央選手のすばらしい演技。フィギュアスケートもどんどレベルが高くなる。
２００９～２０１０のフィギュアスケートに使われた曲の入ってるピアノ譜買いました。しかし、編曲者（会社ぐるみでやってるのかな）・作品番号もなし。全音楽譜出版・音楽之友社などしっかりした版を買うべきでした。

浅田選手「仮面舞踏会よりワルツ　ハチャトリアン　1903～1978 ソ連」「前奏曲嬰ハ短調　作品３－２　ラフマニノフ　1873～1943 ロシア」というロシア人コーチらしい選曲に対し、キム選手の「００７のテーマ　モンティー・ノーマン　1928～　イギリス」「ピアノ協奏曲へ調第３楽章　ガーシュイン　1898～1937　アメリカ」。００７の映画のまんまの東西対決。カナダ人コーチの洒落っ気？

ラフマニノフ前奏曲嬰ハ短調はピアノ曲。ピアノの先生なら弾いたことあるはず。一発初見で弾けてなんか変？と思ったら、簡単アレンジでした。前奏曲２４曲分の譜面はペータース版しかないのでこの機会に見やすい国内版を手に入れようと思います。
「鐘」というのはあだ名。辞典でラフマニノフ「鐘」を引くと合唱曲作品３５が出てきちゃいます。
オケ版はディズニーのファンタジアにも登場する指揮者ストコフスキー（1882～1977　アメリカ）編曲。

曲のアレンジ、今日のショートは００７の方が垢抜けてメリハリがある。ピアノで弾いても仮面舞踏会より００７の方が面白い。キム選手有利でした。
「仮面舞踏会」ハチャトリアンの劇付随音楽。これも曲名で辞典めくると、普通はヴェルディ（1813～1901 イタリア）のオペラが出てきます。グラズノフ（1865～1936　ロシア）・ニールセン（1865～1931　デンマーク）・パーシケッティ（1915～1985　アメリカ）などにも同名の曲あり。

ロシア音楽の重々しさ対英米音楽の軽やかさ。どうなるフリー？もちろん真央選手を応援します。

ベルリンの壁は崩れ、社会主義崩壊。資本主義もリーマンショックで脆さを露呈。「貧困大国アメリカⅡ　堤未果著　岩波新書」読んでます。こんな国を日本は追いかけてきたのかとゾッとすることばかり。
２１世紀はフィギアと同じアジアの時代。世界を豊かにしてくれるのは武器や戦争でなく文化。スポーツ・芸術が尊重されますように

他にもライサチェック選手の「シェヘラザード　リムスキー＝コルサコフ　1844～1908　ロシア」など気になる曲盛りだくさん。
高橋大輔選手フリーの曲「道　」ニーノ・ロータ（1911～1979　イタリア）。音が少ないのに初見で通せませんでした。譜面にもコードネームついてる。クラシックの音の並びじゃないんだ。やっぱりこれはトランペットの音色が合います。

続きはフリー演技終了後に。

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